【感想・ネタバレ】音楽という<真実>のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2020.02.17

音楽を愛し愛され「音楽しか知らない」と言われた新垣さん
この本から伝わる印象は、とても誠実な方
だからこそ、あのゴーストライター事件が起きたのだと思う。
真面目な方なので、思うことが多く、それがめぐりめぐって自身を苦しめていたと言う罪の告白のような本文の訴えは胸にくるものがあ
イメージチェンジをしたおっさん…佐村河内の会見ばかりが
思い起こされるが、新垣氏の背景を知った上だとあの外見こそ茶番だ。という見方もできてしまう

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2020年03月05日

Posted by ブクログ

自身全く音楽の分野については疎いが、知識の量に圧倒された。本当に心底、音楽というものが好きなんだと思う。また社会人としてビジネス感覚を一切持ち合わせなかったらこのようになるのかとも思った。本の体裁として自著の形態にはなっているが、おそらく殆どがインタビューだったのではないか。編集者としての技能が垣間見れた文体でもあった。

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2018年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

音楽が大好きで、ベートーヴェンに憧れて、作曲家になった新垣さん。ある日、もうひとりの『ベートーヴェン』に出会い、人生を狂わせられてしまったわけだが、うーん。新垣さんの断りきれない優しさ、弱さがゴースト生活を作ってしまったのだな、と思った。でも、会見をしたことで、重荷は軽くなったことでしょう。その後の新垣さん。これからの新垣さんに大いに期待したい。

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2016年08月12日

Posted by ブクログ

あの衝撃の記者会見と一連の騒動の後に出された本。
なんというか、自分を見つめなおしてみましたー…感たっぷりの筆致。
文章はそこそこ読みやすいです。

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2015年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最近バラエティでも活躍している新垣さん。
事件を振り返る本は果たして自著なのか、「チームライティング」なのかということが気になってしまった。
(取材・構成担当者がクレジットされ、あとがきでも「私の話をうまくまとめてくれた」とあったのでライターさんのはたらきがだいぶ大きいのでは勝手にと推測)

新垣さんから見た佐村河内の人物像とか当時のエピソードやそれに対するツッコミがやはり面白かった。
新垣さんのこれまでの人生や音楽観からは、現代日本のの音楽家や作曲家がどのようにして生まれるのかという点でも面白かった。

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2015年08月06日

Posted by ブクログ

タイトルと中身は関係ないようだが、半分以上は佐村河内守との過去の仕事ぶりを紹介する形をとっている。佐村河内氏はほとんど詐欺師のようなやり方だが、他人を説き伏せて仕事をもらってくるというのは、それはそれで能力があったのだろう。

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2019年01月31日

Posted by ブクログ

葛藤が感じられますが、ゴーストライターを止めるころができなかった、もうひとりの「ベートーヴェン」佐村河内氏をある意味利用していた(されていた)それが新垣さんの弱さだったのでしょうか…
巻末の本誌に登場する音楽家一覧に佐村河内氏が入っていないのが受けました(^^;

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2015年10月26日

Posted by ブクログ

彼の本職はピアニストなのか作曲家なのか、本書を読むまであまり詳しく知らなかったが、とにかく日本一有名なゴーストライターであることは間違いない新垣隆氏の著書。

内容としてはあの事件の一部始終はもちろん、新垣氏が音楽家を志す事となったきっかけや強く影響を受けた人々、そして彼の音楽に対する姿勢や音楽理論などが存分に語られていて、大変興味深いものがあった。

名声は欲しいが才能に恵まれなかった佐村河内氏と、純粋に自分が作曲した音楽を世に送り出したい新垣氏の利害が、かなり歪んだ形で一致してしまったのが今回の事件の顛末なのだと思う。

きっと佐村河内氏はプロデュース業に徹していれば、また違うの結末が待っていたのではないだろうか。そして新垣氏は派手な演出を好む佐村河内氏に対し、関係を断ち切りたいと思いながらも、心の片隅ではどこか憧れに近い感情もあったのではないだろうか。

出来れば新垣氏の音楽理論は改めて違う作品で読んでみたい、そして今回の事件に関しては佐村河内氏の反駁も聞いてみたい気がする。

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2015年08月23日

Posted by ブクログ

(15-53) 新垣氏は二人の関係を続けるのは限界なので終わらせたいが、方法としては佐村河内氏が耳がもっと悪くなったとして自然に止めることを希望していた。でもそれは現実的でないから世間にあのような形で公表したのだが。
「ペテン師と天才」は神山さんの視点で事件が書かれているので、それと比べると興味深い。本書では神山氏がかなり押して、新垣氏は押し切られるような感じであの会見にいたっている。その経過はまさに作曲することをまずいなと思いながら断りきれず、ずるずると佐村河内氏と関係を続けてきたことと同じだと感じた。
新垣氏だけだったら、関係を断つことは出来なかったと確信した。
四分の一程度で佐村河内氏と出会う前の半生が語られ、音楽家一家というわけではない家庭に生まれても、音楽が好きな子供を親が伸ばしてやれば音楽家になるんだと思った。

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2015年07月15日

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