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元ゴーストライターが語る音楽への愛。
2014年2月、佐村河内守氏の「ゴーストライター」であることを告白し、日本中に衝撃を与えた作曲家、新垣隆氏は、幼少のころから天才少年と呼ばれ、日本の現代音楽界で最も期待されてきた人物だ。クラシック、現代音楽、歌謡曲、ジャズ、アニメソングなど、さまざまな音楽を愛し、自分の糧としてきた新垣氏は、騒動の後も音楽の力を信じ、音楽に救われて新たな人生をスタートした。幼少期から現在までに出会ったさまざまな音楽と恩師や音楽仲間とのエピソードを紹介し、佐村河内事件の顛末を振り返りつつ、人間を救う「音楽」の力を語る。
Posted by ブクログ 2020年03月05日
2020.02.17
音楽を愛し愛され「音楽しか知らない」と言われた新垣さん
この本から伝わる印象は、とても誠実な方
だからこそ、あのゴーストライター事件が起きたのだと思う。
真面目な方なので、思うことが多く、それがめぐりめぐって自身を苦しめていたと言う罪の告白のような本文の訴えは胸にくるものがあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月18日
自身全く音楽の分野については疎いが、知識の量に圧倒された。本当に心底、音楽というものが好きなんだと思う。また社会人としてビジネス感覚を一切持ち合わせなかったらこのようになるのかとも思った。本の体裁として自著の形態にはなっているが、おそらく殆どがインタビューだったのではないか。編集者としての技能が垣間...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月23日
彼の本職はピアニストなのか作曲家なのか、本書を読むまであまり詳しく知らなかったが、とにかく日本一有名なゴーストライターであることは間違いない新垣隆氏の著書。
内容としてはあの事件の一部始終はもちろん、新垣氏が音楽家を志す事となったきっかけや強く影響を受けた人々、そして彼の音楽に対する姿勢や音楽理論...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月15日
(15-53) 新垣氏は二人の関係を続けるのは限界なので終わらせたいが、方法としては佐村河内氏が耳がもっと悪くなったとして自然に止めることを希望していた。でもそれは現実的でないから世間にあのような形で公表したのだが。
「ペテン師と天才」は神山さんの視点で事件が書かれているので、それと比べると興味深い...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月12日
音楽が大好きで、ベートーヴェンに憧れて、作曲家になった新垣さん。ある日、もうひとりの『ベートーヴェン』に出会い、人生を狂わせられてしまったわけだが、うーん。新垣さんの断りきれない優しさ、弱さがゴースト生活を作ってしまったのだな、と思った。でも、会見をしたことで、重荷は軽くなったことでしょう。その後の...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月06日
最近バラエティでも活躍している新垣さん。
事件を振り返る本は果たして自著なのか、「チームライティング」なのかということが気になってしまった。
(取材・構成担当者がクレジットされ、あとがきでも「私の話をうまくまとめてくれた」とあったのでライターさんのはたらきがだいぶ大きいのでは勝手にと推測)
新垣さ...続きを読む
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