異端と異質が躍る偽りの聖杯戦争!
願いを叶える聖杯を求め、魔術師が英霊を召喚して繰り広げる熾烈な争奪戦……本作はこの闘争を米国西部で強引に顕現させたという歪んだ舞台。
基本ルールさえ捻じ曲げられて英霊もマスターも異例だらけ、何もかもが予測不能の聖杯戦争が開幕します!
物語は群像劇ですが誰も彼もが癖のある人物で生温さを感じる章は一切皆無。
お気に入りのキャラがいれば「早くそのキャラの話を…!」と気が急くものなのに、どの章も見入ってしまい余所見する暇はありません。
何より面白いのは歪な舞台が故に「マジで!?」という驚きが絶えない展開……なのですが、そこが実にレビュー泣かせな所。
伝えたい感想は山程あるのに書くと悪辣なネタバレに……書くに書けないこのジレンマ……くそぅ……!
「こいつがサーヴァント!?」「お前がマスター!?」「まさかの○○登場ぉー!?」と、これでもかという程ファン心をくすぐった挙句に破壊力抜群のボディブローを放って来る成田先生の悪魔的テクニック。
原典を知っているほど熱くなる偽典。Fate好きなら読ねば大損です! ホント聖杯戦争は地獄だぜ フゥハハハーハァー!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これから後半戦…本当に?明確に脱落したサーヴァントいなくない?ギルは体があるし、最後のフラットも。 というかフラット、何者なんだ。魔術師でなく英霊でなく吸血種でない化け物、少なくとも人型ではないよな…アルケイデスの言い分から神由来でもない、吸血種も関わってるぽいし、分からん。 リチャードはZeroセイバーの聖杯問答とか見ても変わらずリチャードで安心。というか願いがアヴァロンに歌をって筋金入りだよ。
Posted by ブクログ
進んだような、進んでないような、進んだような…?
最後のも結局よくわからないし、次読むか…
zeroの再現とリチャードの解釈はかなり面白かった。彼とフラットが狂言回ししてくれるからこの話は成り立ってるよね。
ヴァン=フェムも設定から20年以上経ってようやく初登場。流石に27祖はこれだけだろうが。
…で、どう畳むつもりなの?
Posted by ブクログ
間隔が空き過ぎると背景や登場人物が分からなくなって・・(^^;
そもそも成田作品は登場人物が多過ぎる。デュラララやバッカーノでも混乱したものなぁ・・まぁ、覚えきれないのは年齢からのもので、多彩さを魅力と思う読者が主流でしょう。あと、陰険な悪役が気分悪くて・・これも全く好みで、そこが面白いという人も多そう。個人的にはユーモア作品の針山さんが気に入ってる{笑}
この作品はFateの公認スピンオフで、元をうまく生かしているし気に入ってるんだが・・欲張り過ぎだなぁ・・完結が見えない。