感情タグBEST3
無意識の固定観念
弟の夫というタイトルに不思議な印象を抱いてしまう時点で、知識としては持っていても感覚として浸透していない性の多様性の難しさを感じる。大切な人を失ったら哀しい、大切な人が送ってきた人生を知りたい、そういう当たり前の感情を目の当たりにし、同性カップルは別に時別な存在ではないと気付いていく姿がリアルで素敵。
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みんながあることをありのままに受け入れられる世の中になればいいなと数年前からずっと思っている。
思う前はわたしもこの弥一さんみたいな心情だったところはあるし、子どもの時から当たり前と教えられたことと違うことを「普通じゃないこと」と捉えるのは仕方ないのかもしれない。
でもいつかみんながこんな風に当たり前に、人と人同士として生きていける世の中になればいいなあ。こういうことを思ったり言ったりしなくてもいい世の中になればいいな。
当たり前になっていく過程が優しく描かれててめちゃくちゃ泣きました。。。
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前にNHKで佐藤隆太と把瑠都のドラマを観て買ってしまった原作漫画
ゲイエロティックアーティストの田亀源五郎さんのことは全く知らなかったけれど
この作品大好きです
最初の方のヤイチの心の声が
素直(?)でリアル。
結局ジェンダーやらなんやらは関係なくて、大事なのはその人その人の人柄だよね
LGBTの人と接するヘテロとしての困惑やぎこちなさ・偏見を持つ自分を恥じる気持ち、
また、親として子にどうやって伝えるのかという葛藤を描いてくれた作品は貴重だなと思います。
あとがきにこの漫画を連載できるとは…というコメントが載っていましたが、作品を描いて伝えてもらうことはとてもありがたいなぁと感じました。
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子どもの頃から、セクシャリティーとかジェンダーとか強い関心を持ってきました。ブックパスの中でたまたま「弟の夫」を見つけたのですが、すぐハマりました。
とてもおもしろく、これがもう何年も前に発表されていて、NHKでドラマ化もされていたというのに、全然知らなかったことになんだか落ち込んでしまったくらいです。
田亀源五郎さんは、オカマルト等で調べたところでは結構ハードなゲイ・アートがメインみたいで、あの男性同士の緊縛ものと本作が同じ作者によるものとは俄かには信じがたいくらいです。
本作でまず感じたことは、作者の温かさと誠実さです。押し付けず、真摯に向き合う弥一やマイクの姿に素直に感動しました。
でも私が一番気になったのは、弥一と夏樹の離婚です。私が今まさに離婚協議中であり、今月中にも私は夫だけでなく小学生の娘を置いて、家を出ることが決まっているからです。現在のマンションから徒歩5分くらいのところに、ワンルーム・マンションを借ります。
作者はなぜ、離婚家庭を描き、しかも世の中では珍しい、母親が家を出るタイプの離婚家庭を選んだのでしょう。この点はある意味、離婚業界のマイノリティーです。きっと何かしら思惑があったことでしょう。
どなたか、この理由をご存知の方がいらしたら、教えてください。
私は、いつか作者に会えるかもしれないと期待して、また二丁目に遊びに行きますー。
いい漫画だけど
面白い漫画だと思いました
ただ一巻しか読んでないけど娘が二次性徴もない子どもだから
厳しくいうと逃げ道を作ってくれてるけど
この子が女性としての体の成長や生理とか女としての性欲とか苦しみに直面する年頃になってきた時この父親とかマイクはどうフォローしていくのかな?
真面目に描いてる漫画だからこそ作者が男だけで女を育てるというのはどう描写するのかまで知りたいですね
そういところまで踏み込んで欲しい
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この3人のやりとりに興味津々でした。
BLはもともと好きなんですが、BLともまた違った雰囲気というか(本物というか)ここまでのからだのゴツさも不慣れゾーンなので、新鮮な気持ちで読みました。
続きがとても楽しみです。面白かったです。
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渋谷区の同性婚ニュースの記憶残る、タイミングよい発刊。田亀作品を一般マンガ誌で読める時代になったことがなによりだ。ヘテロであっても、小学生の女の子の視点を通すことで、人間の営みを考えるキッカケになる。
着替えシーン、シャワーシーンも好奇心があったことは否めないけれど、作者の意図をさぐりながら堪能していきたい。一巻は啓蒙的、この先どうふりきっていくのか大注目!
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弟がカナダで結婚した相手、マイクが日本へやってくる。娘の夏菜はカナダ人の叔父さんに大喜びですぐに順応するも、弥一は戸惑い、カナの反応から学ぶことも多い。
ゲイの話だが、うるっとくる…
夏菜ちゃんのようでありたい
LGBTQに関しては頭では分かっていても生理的に受け付けなかったりするので、本当に自分はダメだなと思う。これも日本の社会や教育のせいだと思う。
当たり前なんて人間が作ったものだから当たり前が変われば何てことないことだと思う。
「好き」に性別なんて関係のないことなわけだし。夏菜ちゃんがどうか偏見のない、真っ直ぐな子のまま成長して欲しいと切に願う。
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自分の双子の弟は家を飛び出てずっと海外で暮らし、現地で同性婚をして、そして亡くなり、その「夫」が日本にやって来ることになった…
今時のジェンダーに対する意識とそういったものにどう接していいか分からずにいる主人公の葛藤の描き方、LGBTを考える根底としてこういう作品が(良い意味で)一般の人の目に触れる機会がもっとあるべきだなと思う
Posted by ブクログ
LGBTをテーマにしたホームドラマ。
気になっていた作品で、NHKプレミアムでドラマ化するっていうので一気に読んでみました。
原作読んで改めてチェックしてみると、ドラマのキャスティングが絶妙ですね。ビジュアルはかなりの納得感。特にマイク…!
Posted by ブクログ
想定外の良作
ゲイである双子の弟がカナダで亡くなったが
その夫が訪ねてくる。それに主人公がどう向き合うかを
丁寧にまとめられている
主人公自体、妻と別れて子供と二人暮しなので、
どちらかというとマイノリティである点や、
娘がこの状況を楽しむのも、ゲイ云々よりも自分に
カナダ人の親類ができたと言う驚きが勝ったなど、
受け入れやすさを細かく設定している
1巻では主人公がなかなかこの自体を受け入れられないが
父親としてどう振る舞うかを真剣に考えて、徐々に考え
をシフトしていくなど、実に心地良い流れだ
主人公が鏡に映るシーンも多いのは、暗に弟を暗示して
るのだろう
唯一納得できないのは、こんな生活であんなマッチョに
なれるわけがないという点だけである
Posted by ブクログ
もちろん察していましたが、普段読むようなBLとは全く違いました
今のところ大きな展開はありませんでしたが、二巻以降も機会があれば読みたいです
マイクの笑顔がso cute
Posted by ブクログ
現実を反映させながら、事実と偏見をひっくるめて真正面からゲイを描いた作品。子どもの反応含めて、少しずつ分かり合っていく様がほんわかとした日常ドラマの中で描かれる。この真摯なバランスは作者ならでは、ってことなのかな。
Posted by ブクログ
借り本:2016/01/22 1、2巻一気読み。
同性愛の問題だけでなく国際結婚による文化の違いや父子家庭のことなども含めてとても考えさせられる内容でした。
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最初のハグシーンは以前友人(女性)のムキマッチョな彼氏を紹介された時に同様にハグされて頭の中真っ白になったこと思い出しました(ちょっとトラウマ)。文化の違いとか以前に、目線が同じ位ならともかく、いきなり上からガバっとこられると身の危険を感じてしまうかと。
Posted by ブクログ
田亀先生のゲイコミックを読んでいる読者としては、むせ返るようなエロスはマイクのシャワーシーンくらいだが、とても、とても勉強になる。今の日本のリアルがこうなんだろうなぁ、と。
Posted by ブクログ
田亀先生の健全な漫画…!肉体がこんなにもエッチに描かれてるのに内容がどこまでも健全なのすごい。
主人公ヤイチの、内心と裏腹の“当たり障りない対応”がどこかリアル。両親も弟も事故で亡くしているという不幸体質のせいかちょっと無気力無感動に見える彼がマイクの来訪により少しずつ変わっていくのかな。
それから、「ふたりともハズバンド」という表現を見て、必ずどちらかが男役でどちらかが女役ということを描くいわゆる「BL」も、実は男女の枠組みに捕らわれているのかもしれないと思った。
Posted by ブクログ
以前ドラマ化されていて、見たいなと思っているうちに見そびれて終わってしまったので、まずは原作からと手に取ってみた。
思った以上に生々しく、自分が恋愛対象ではない性別の相手の見え方って男性はこうなんだなと考えさせられた。
男性作家がこういうテーマを描くこと自体珍しいと思うし、この作者の作風だけではなく切り取り方や感じ方、嫌悪感みたいなものが女性とは違うのかもしれないと感じた。
正直女性側からすると、恋愛対象が女性でない男性は、普通の男性より安全な感じがする。
痴漢や性被害が頻繁にあるような世界で、対女性のそういう犯罪は正当に裁かれないと感じることも多い状況で、女性に性欲が向かない相手を安全だと感じる女性は私だけではないと思う。
男性が男性から(しかも自分より力が強そうな)、自分が希望しなくても一方的に好かれてしまったらということを想像して恐怖を感じるという体験はそうないだろうし、そういう視点でも生々しく感じてしまって続巻を読むのをちょっとお休みしている。
この作品は純粋に同性同士の恋愛に接した異性恋愛の世界の人の話で、素直に楽しめばいいと思うのだけれど。
割りとゆったり進んでいく話で、す〜〜っと読める感じ。
同性愛をテーマにしているのかもしれないけど、そんなに固く考えないで、ただ人間ドラマを見る感覚で読める。
Posted by ブクログ
いい歳こいて親の遺産で喰ってるようなもんだし… 近代以降、世界で初めて同性同士の結婚が合法になったのは、2001年のオランダ。 グロサリー…ああ食料品店か チーズアンドマカロニ ハズバンド夫…旦那さんってことだ ちょっと整理_してみよう_つまり俺は_結婚とかカップルとかいうものを_無意識のうちに_男と女という関係を基準に考えていた_…ってことだ_当たり前のようにそう思いこみ_全てをそこに当て嵌めていた ピンク色の逆三角形=ピンク・トライアングル=ゲイプライドやゲイライツ運動のシンボル 第二次世界大戦時、ナチス・ドイツによるホロコーストでは、ユダヤ人と同様に多くのゲイが、強制収容所に送られました。
Posted by ブクログ
同性愛を扱う作品は様々な切り口で描かれているものがあるが、本作はいわゆるガチムチ系の直球派であり、耐性のない方にはおすすめしにくいきらいがある。
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ガチむちな男性二人が表紙をかざっていて、どんな物語になるのかーと思ったが、同性愛者本人の悩みやその人に関わる人の思いなど真面目にストーリーが続いていく。
かなちゃんが無邪気にマイクに質問するのがいい。
どっちが奥さんなの?と聞いて、マイクは、そんなのはなく二人とも旦那さんなんだよ。と答える。
男と女が愛し合って結婚することが当たり前のように考えてしまっている自分がいることに気づきました。
Posted by ブクログ
201607/1・2巻まとめて。趣味の範疇ではないけど読んでみたら、普通に面白かった。一般紙連載とはいえ、各描写が濃厚(おさえてるだろうけど)なのは田亀源五郎ならでは。2人ともハズバンド、というのはいいね。
Posted by ブクログ
ゲイ専門誌の作家さんが一般誌で連載した本。
BLと呼ばれる分野では 美少年が絡み合うのが殆どですが
こちらはゴツい男性の 現実にありそうな人物の話
テレビに出てる女装しているオカマ?さんは 女性のように振る舞い 相手や見てる人に
女性になりたかったのよ、な雰囲気ですが
こちらは普通の男性。
ただ、女性より男性に惹かれる。
亡くなった双子の弟の結婚相手がカナダ人。
日本にやってきた
普通に接すればいい、と思いながらついつい考えてしまう弟との関係。
普通にありえそうで面白い。
続きが楽しみです
BLよりこちらのがいいですね。
あとは、きのう何食べた?ですよね〜(笑)
Posted by ブクログ
ゲイ・エロティック・アーティスト、田亀源五郎先生の初の一般紙連載漫画!と聞いて購入しました。内容は突然カナダから訪問してきた弟の夫、マイクを通じて一般人の目線からゲイ文化へ切り込んでいく…というような作りになっているんだけれども、一般漫画としてはサービスシーンが多すぎるのではないか?!と勝手にハラハラ…!!娘の夏菜ちゃんはもちろん、弥一パパがこれからマイクをどう受け入れていくのか、ゆっくり見守りたいです。ただ、少し動きやコマ割りが固いと思うのはエロシーンがないからでしょうか。