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本作品シリーズは、久々に表れた所謂ヒロイック・ファンタジーだ。バルド・ローエンこそ英雄で有りその持つ剣も魔法の剣と言っても良い。異世界の物語でありSFでもある。ヒロイック・ファンタジーの要素全てが詰め込まれている。RPG要素もある、言わば新時代の「ネオ・ヒロイック・ファンタジー」だ。ラノベ好きにも楽しく読めると思う。
旅路は続く、人は往く
個人的には、ファンタジーが実はSFだったと言うのは萎えるのだけど、本書は終始どこかあっけらかんとした空気があり、地の文章も乾き気味なので、それほど気にせず読みきれた。
最後まであくまでも旅と美食に尽くした主人公達のおかげだ。
老人の冒険譚がどれほどかと読み始めたら、すっかり虜にされてしまった。
ややくどいエピローグも、本書にはよく似合う。
Posted by ブクログ
あああ、終わっちゃったなあ。こんな面白い物語はないぜ。生涯の一冊だな。わりとしっかりとほのめかされていたのだが、悪霊の正体が他星からの移民者で、ロボットや宇宙船の内部みたいなものが出てくるのはちょっと違和感があったけどね。デュマ風騎士道物語を貫いたほうがよかったのか、いやこういう世界の真相もあってもいい?魔獣や精霊、いろいろな亜人や種族が出てくるファンタジーの要素もあったし、新味があってよかったかな。バルドは最後は神の領域までいっちゃったなあ。融通無碍の温かい神様だ。バルドの周りのたくさんの人物の物語も面白かった。最後にいろいろ決着を着けた感じだ。カーズの話やジュルチャガの最後も涙なしでは読めないぜ。おっと、バルドの息子がいきなり出てきたのもご愛敬かな。魔剣スタボロスを渡したねえ。
老いは、終わりじゃない
一巻を試しに買い、面白さに残りもすぐに購入&一気読みでした。
バルド・ローエンの老いてなお学び、深まり、周りを援ける姿が印象に残る爽やかなファンタジーです。
この作品を読んで、真っ先に思い出したのはグイン・サーガです。
私は栗本薫先生著の部分までしか読めていないのですが、なんといいますか、グイン・サーガで「一体どうなるんだ……!?」と思っていた部分が
この作品で少し昇華された思いもあります。駆け足とは思わない、良いラストでした。
また、世界観や文化がしっかり作られていて、うんちく?も交えた食レポが楽しかったです。
そういう意味では架空の歴史小説を読んでいる気にもなりました。
鵯越に似たくだりもニヤッとします。
ほかの作品もいつか読んでみようと思います。
良い作品をありがとうございました。
面白かった~~❗
面白かった~~❗を、何べんでも言いたい❗泣いたし、笑ったし、お腹空いた(笑)出てくる料理が、とっても美味しそう。
久々に、読みごたえの有る本に出合えた❗
もう、終わってしまったのかっていう、今は、喪失感で、いっぱい……バルトロス……
一人一人の登場人物が、とても魅力的だし、各々の話が、とても深い。
SFファンタジーだけど、どこかの国?世界?の歴史書のようでもあり、昔々……って、ずっと語り継がれている過去の偉人達のお話のような……
各々の子供達は、どんな人生を歩むんだろう……知りたいような、知りたくないような……(笑)
とにかく、この作者の他の作品も、読んでみなくては❗
完結
この物語がまさかもう終わってしまうとは思わず、終わりを感じ始めて、寂しさから読むペースを落としました。
情緒に溢れ、キャラクターひとりひとりに深みのある設定も好ましく感じました。
多くの伏線も繋がりあたたかみのある最後にジーンとしました。素敵な作品をありがとうございました。
大傑作
遂に読み終わってしまった。
冒頭少々を読んだところで漂い出した終わりの匂い。
大事にじっくり噛み締めて読んだ。
バルドは幸せだったんだろうか?
みんな先にいってしまった。
作品としてはとてもきれいにおわっている。
大傑作。
以外にSF
分かってはいたが、途中思ったよりもSFだった。島が吹っ飛んだ後星船はどうなるのかとか今までと違う方向へ意識が持っていかれそうになったが なが~いなが~いエピローグ(?)のジュルチャガのおかげでまた最初の世界観に戻ってこられて 一応満足。それにしても皆様の名前が長くて「こいつ誰だっけ?」満載の作品だったが、1巻から最後まで一気読みできる面白さ。