【感想・ネタバレ】夜のピクニックのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

久々に素晴らしい本と出会えました。
読む手が止まらずに久々に一気読みでした。
主人公たちの心理的描写と死や異世界を連想させる書き方がとても良かったです。
学生時代を思い出してすごく懐かしい気分になり、
私も仲の良い人と夜通し歩いたり、朝誰も起きてない時間に走りたくなりました。
おかげで少し早起き出来るようになりました。
もっと若い時に読めていたらとものすごく後悔です。(一部抜粋)

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

ザ・青春小説。
面白かった。
24時間耐久ピクニックと称して、80kmの道程を夜通し歩く学校行事。
過酷で「やってらんねぇ」と思ってしまう行事なんだけど、極限まで疲れてるからこそ出る本音とか素顔があって、景色に感動する瞬間があって、何か発見があるかもしれない。
歩いてるだけだから特別な事が起きるわけではないんだけど、もはやその時間そのものが特別なものなんだなあと。
自分もこんな時間を過ごしたかったなあと思ったし、こんな仲間に出会いたかったなあと思った。

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2024年04月25日

Posted by ブクログ

読む前はこの本を分厚く感じていましたが、読み進めていくとあっという間でした。学生時代の、お互い未熟者同士の気まずい空気感が伝わってくるようで、懐かしい気持ちになりました。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

若い時に読んでいたらどう感じだんだろうと思いながら素敵な時間が流れていました。
自分には薄れてしまっている様な感情を思いながら優しい気持ちになれました。読後感も最高です!
この作品に出会えた事に感謝します!

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2024年04月20日

青春

読んでいると、自分までそこに混じって歩いているような気持ちになれました。
懐かしい気持ちとか新鮮な気持ちとかを自分の中に感じれて、とても楽しく読めました。

#癒やされる

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2024年04月11日

Posted by ブクログ

歩行祭という変わった学校行事を通して、二人の生徒の難しい関係が描かれる。青春であり、人生の一部であり、もし自分が彼等の立場だったらどうするだろうなぁと思いながら、気がつけば読み進めていた。二人の明るい未来を感じさせる結末で良かった。
著者の「蜜蜂と遠雷」が面白すぎて、今更ながら代表作であるこの作品を手に取ったが、やはり巧みな文章と表現力で流石だなと感じた。

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2024年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実際の高校生よりずっと大人っぽい。
作者の時代は高校生ってこんなだったの?
私が幼かっただけか…??

友人たちとのおしゃべり(セリフ)と心の声(地の文)のバランスが良い。そのせいで大人っぽく感じるのかも。

戸田くんの気持ちが分かっちゃうところ、「あるよなぁ」って読む度に思う。きっと戸田くんを好きな子だって自分は「ないんだなぁ」って気づいてるんだ。

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

なかなかドロドロした関係の話ですが、歩行祭という独特な状況と周りの友人たちの性格、そして終わり方の綺麗さとが相まって後味の良い作品でした。後日談が読みたくなります。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

私の高校にも夜通しではないけれど、歩行祭的な行事があってとても懐かしく高校生の頃に戻った気持ちになりました。
歩行祭を通して移りゆく登場人物達の心情の変化がとても見事だと思います。

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2024年03月02日

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2005年、本屋大賞受賞作。

夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校の伝統行事の「歩行祭」のストーリー。
生徒たちは親しい友人と歩きながら噂話、恋愛話、将来の話などをしたり、自分の心の声に向き合いながら、一夜を過ごす。
高三の貴子は、一つの賭けを胸に秘めてこの行事に挑んでいた。三年間わだかまった想いを清算するために⸺。
今まで、誰にも話したことのない重苦しい秘密を抱えている辛さに、積み重なる疲労と共に、気もちばかりが焦る中、ゴールまでひたすら歩き続けていく……

高校生達が、ただただ、歩くだけのお話なのに、どんどん引き込まれて先が気になり一気読みした。
それは細やかな感情の動き、心の機微が鮮やかに描き出されているのは勿論のこと、登場人物達のどんどん疲労が増していく様子や、周りの景色の描写もリアルに、そして美しく描かれていて、もしかしたら恩田先生は実際に歩いてみたのではないかしら……⁉と思える程で…。

深刻な悩み事を抱えている主人公達に寄り添い歩く友達や仲間の存在に、友情の素晴らしさを感じた。

私の高校時代にも想いを馳せてみた…。
共学でなくて女子高だったし、
平凡な毎日を過ごしてしまったし…
印象的なイベントも思い出もあんまり、無かったかなと…今更ながら感じてしまった。

でもそれなりに私なりに…ちょっとは、少しは、あったのかもしれないな……と。
そうことにしようと。この本を読んで、決めた(笑)
 
「みんなで夜歩く、ただそれだけのことが
どうしてこんなに特別なんだろう」……☆彡

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2024年05月10日

匿名

購入済み

夜のピクニック

タイトルに惹かれ購入。学校行事として夜道を全校生徒が歩く。学生時代は夜に友達に会うだけで特別な世界だったのを思い出す。そこにいろいろなことが起こるのだからおもしろくないわけがない。

#エモい

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2023年02月03日

購入済み

夜のピクニック

ネットのおすすめに出てきたので読みましたが、とても面白かったです。

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2020年10月31日

購入済み

爽やかな青春を満喫

以前から気になっていて、やっと読みました!
恋愛ものと思っていたけど友情だったり、青春真っ只中の複雑な気持ちだったり、どれも興味がわいて続きが気になりあっという間に読んでしまいました。
ただ、登場人物ひとりひとりが素晴らしい人間で、輝いていて…現実はそううまくいかないぞとも思いましたね。素晴らしい友達に囲まれ、青春時代を過ごしている貴子は幸せですね。

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2016年05月13日

Posted by ブクログ

自分が年齢を重ねて、青春ものは合わないと思っていたけれど、読み始めると違和感なく小説に入り込めた。
無駄なことだと思っていても、その無駄なこともその時代にしか感じられない、味わえないこと。今しか味わえない感情を大切にしたい。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

全校生徒が夜を徹して80㌔を歩き通す北高の伝統的な行事歩行祭、貴子は密かな誓いを胸に抱いて最後の歩行祭にのぞむ、学校生活の思い出、卒業後の夢を語りながら親友たちと歩く永遠の青春小説。 

読んで良かった。苦行のような学校行事で修学旅行の代わりだなんて不満はないのかと最初思っていたが読みすすめていくうちに自分も経験してみたかったなぁと思った。

文章も好き、ゆっくりと変わっていく風景、優しく流れる時間、それに高校生である登場人物たちの繊細な描写は読んでいるだけで一緒に歩いているのような気持ちになって引き込まれました。

登場人物たちもみんな好き、だけど1番は忍、飄々としている反面友情に熱く親友の融のことを思う熱い部分もありこれこそ青春、これこそ高校生だと思い読んでいて同じように熱くなった。

一番好きなシーンはやっぱり融と貴子のラストずっと抱えていた罪悪感や嫌悪感が言葉を交わすことで吹っ切れ当たり前のように話すシーンは爽やかさがあって読み終わった後もその頁をめくりかえしてしまうほど好きでした。

ダブル主人公で本をあまり読まない人には今誰一人称かと混乱してしまうかもしれないが2人の心情がよくわかり自分はとても好きな文章構成なので誰かにおすすめしたいと思える良本です。映画化もされているのでどこかのタイミングで見てみようと思いました。

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2024年05月18日

Posted by ブクログ

西脇融と甲田貴子が自然に喋れるようなるまでに多くの年月が必要だった。透にとって不倫相手の子供の貴子は目にしたくない存在で,貴子にとって融は罪悪感を覚えてしまう存在だった。歩行祭の貴子の賭けがうまくいったのは、融の心境の変化が大きい。最後の大きな学校行事でお互いに自分の気持ちにけりをつけられて良かった。そんな機会に恵まれた2人はとても運が良い。学生生活には沢山のイベントがある。そのようなイベントは卒業すると,ほとんど無くなる。自分にけりをつけられなかった大人は人生にあやふやなまま浮くように生きていくのだろうか。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者が意図したかわからないが、死を意識させる描写の多さ、日の入、日の出の描写からの彼岸。雪国のトンネル…所々に異世界と現実の狭間、生と死の狭間、卒業という子供と大人になる狭間、テーマである人と人の関係性と重なって面白かった。
少し銀河鉄道の夜との繋がりも感じた。

名前にも「榊」神にお供えする葉や「西脇」西の脇 日の入の位置、「甲田」甲乙の甲で片割れ。ヒントが隠されており、面白かった。
完全に自己解釈ではあるが…

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ずっと読もうと思ってて、やっと読んだ一冊。とても良かった。私も夜通し歩いて、お友達とか家族といろんな話したいな。

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

全校生徒が24時間かけて80kmを歩く高校の伝統行事「歩行祭」。3年生の甲田貴子は、最後の歩行祭、1年に1度の特別なこの日に、自分の中で賭けをした。それは、クラスメイトの西脇融に声を掛けるということ。貴子は、恋心とは違うある理由から西脇を意識していたが、一度も話をしたことがなかった。しかし、ふたりの不自然な様子をクラスメイトは誤解して…。
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24時間の行事の始まりから終わりまで。
大部分が心の描写でここまで惹きつけるのすごいなと思った。
相変わらず名前が覚えられないから友達がたくさん出てきて誰が誰やら。。となった笑

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

何か物足りない
良いストーリーだしキャラもしっかりしてるんだけど
そんな感じの話
よんで先が気になるし面白いんだけどね

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2024年04月26日

Posted by ブクログ

ただ一つの学校行事を切り取っているだけなのに、ドラマチックで爽快感溢れる、まさに青春小説。一人一人の感情の動きや思考が繊細に描かれていて、それぞれのキャラクターが愛おしくなった。
作中でも言及されていたが、日々の生活は、意外と小刻みなスケジュールで区切られている。予定を詰め込んだ状態では、ただそれらをこなすことに意識が向き、深く考えることなく過ごしてしまうというのは、まさにその通りだと思った。その点で、「歩行祭」という行事は、ただひたすらに歩き続けるという単純さゆえに、長時間連続して思考し続ける時間をもたらし、さまざまな変化や気づきを促す。さらに、心身が疲弊し、取り繕う気力もなく、ただ歩き、周りと会話を繰り広げる中で、他者とそして自分自身と、いわば向き合わざるを得ない機会になるのだなと感じられた。
貴子も融も本当に友達に恵まれていると思った。2人のように、学生時代にお互いのことを理解し、想い合える友達に出会えるのはとても素敵なことだと思う。「近くにいなければ忘れられる。忘れられれば、存在しないのと同じ。」という文章から、今は疎遠になってしまった学生時代の友人たちが思い出された。貴子が、遠く離れたところに住む杏奈の存在を近くに感じていたように、大事にしたい人とはなるべく「近く」にいられるようにしようと思った。

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2024年04月19日

Posted by ブクログ

高校3年生の最後の行事で登場人物が色々な思いをもって過ごします。

読み心地の良い本でした。
読書初心者でも最後までスラスラ読めました。
青春っていいなぁ、友達っていいなぁと思える本でした。
どデカい衝撃や感動は無いけど、このゆったりした感じがこの本の味だと思います。
読後感も良かったです。
娘や嫁にもいつか勧めてみたいと思います!

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2024年04月08日

Posted by ブクログ

場面の断片が少しずつ残り、全体の印象が定まる。思い出すのは事実の映像でなく、印象
ススキの原っぱ、友人と転がった川べり、ふとした瞬間。青春の揺らぎ、煌めき。若さの影。
読むと青春のあの頃が思い出され、心がざわめく。未成熟だったけど煌めいていた。

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2024年03月26日

Posted by ブクログ

歩行祭という青春を体現するイベント。貴子と融の異母兄弟という設定。それに気づいていた貴子と親しい杏奈と美和子。それに気づかずに恋人だと勘違いしていた融と親しい忍。また、それぞれが抱えるストーリーが面白く、歩行祭を通してそれぞれの登場人物が高校生という虚構の、最後のファンタジーを無事演じ切れた様子が窺える。

高校の青春を思い出させてくれる作品。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

24時間歩くのにタイトルはなぜ夜のピクニックなんだろう?と思いながら読んだが、夜に事件は起きなかった。でも、夜通し歩いたからこその奇跡のような出来事が起きたんだろうなぁ。修学旅行の代わりに歩行祭なる行事が存在していることも知らなくて驚いた。修学旅行よりも充実感が味わえそうで、自分も体力のあるうちにやってみたいと思ってしまった。24時間ただ歩くだけで何が起こるんだろう?と想像するとワクワクする。読後感がスッキリ満足できるストーリーでした。

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

面白い小説を読んだ時、面白いと思うより先に、よく出来た話だなあ!と感心してしまうことがある。この本がそれだった。
よくできた話には、登場人物たちに余すことのない役割があるので、無駄がない。合理的という意味じゃなく、無駄なく面白いというか。青春すぎて身が焦げるかと思ったが、読めて良かった。
戸田忍、本当に良いやつだな…

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2024年02月26日

Posted by ブクログ


歩行祭いいなわたしも歩いてみたい
大人になると友達とずーっと歩いて喋ったり
疲れた後半にずっと自分と自問自答したりとか
そう言うことって出来なくなるから

何かしようとする時の胸の苦しさとか
あまりの長さへの絶望とか
布団に飛び込みたい気持ちとか描写が鮮やかで素敵だった

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

高校か大学のときに読んだ本を今再読。やっぱり年を重ねて、そのときの瑞々しい感覚や憧れのようなものは感じず、父親や母親目線になって感じ方が変わったのが個人的におもしろかった

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

一風変わった学校行事の設定もおもしろく、遠足中の会話や人間関係模様、遠足自体がやや体力的にしんどそうなところなども、自分の小中高くらいの頃を思い出したりして懐かしくおもしろかった

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歩行祭を舞台に、高校生がただひたすら歩くと言うお話!!1冊ずっと歩いてる!!んだけど読み続けてく上で心情が変わっていったり、色々な登場人物が出てきたり…
主人公2人がこの夜行祭を通して、お話できてよかったなあ〜なかなかドロドロした設定ではあるんだけど、そんなことを感じさせない心温まる物語でした。

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2024年03月21日

Posted by ブクログ

学生時代から気になってたのに何故かずっと読まずにいた本

学生生活特有の、適当でちょっと気怠げでいつも少し物足りなさを感じているような雰囲気を描くのが上手い。自分が高校生の頃に実際こんな会話してたな〜と思う

年々、いわゆる青春小説というものに入り込めなくなっている
歳を重ねているから当たり前なんだけど

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

ひたすら高校生達が歩き続けているストーリー。こんな展開の物語と出会ったことがなくて、退屈に感じることもあったがそれさえも臨場感があって楽しめたと思う。自分も学生時代に戻って歩行祭の中に紛れ込み、そばで登場人物たちのやり取りや心情に直に触れている気分だった。

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2024年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

夜通し歩きながら、言えないままでいた気持ちを伝え合うことをするというストーリーでしたが、アップもダウンもなく読み進めるのに時間がかかってしまった。
ただ、人間の心情や青春時代にこういう感覚あったなーと誰しもが感じられる、共感できる本だと思った。
でもこんな腹違いの子がうまく綺麗に仲良くなるものなのかな、とちょっとファンタジーさは残る本だった

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2024年03月06日

Posted by ブクログ

途中までだるかった、長い!
甲田の誕生日はいつだったっけ、融が思ったその言葉にゾッとした、吐き気もする
とんでもない状況におかれた高校生2人
自分たちは全く悪くないのにとても苦しんでいる
若さで乗り越えて行けそうな
でも家に遊びに行くのはどうなんだろなと
2人のわだかまりがなくなったのは良かったけど
心の中の方がざわざわとします
甲田母子はやはり強い
融のお母さん大丈夫かな
読んだ後の感想は、とてもしんどい、です

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2024年03月06日

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