感情タグBEST3
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ようやく晏嬰の物語が始まった。礼が重んじられた春秋時代において、自分の礼に則った行いがどのように大衆や諸国に支持されるのかを理解しているのだと感じた。決して勇名をはせることを目的としているわけではないが、そのように支持を得られているからこそ、時の宰相や国王を勇めたとしても、無事であったのだろうと思った。礼をつくしているからこそ、さらにおおきな活動ができているのだと物事の連なりを感じる。最終巻も楽しみ。
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何度目かの再読。
ー荘公にとっての真の臣下は、晏嬰しかいない。かなしいかな、荘公はほんとうに自分を敬愛してくれるものをみぬけない。
哀しみと感動で読み進める第3巻。
社稷の臣とはこうあるべきだと語られる一方、崔杼の悲しみが胸を締めつける。
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意外にも、ほとんど崔杼の視点で話が進む。
そうして読んでいくうちに、妙に崔杼に肩入れしている自分がいた。
ただただ崔杼の計略の成功を祈るばかり。
しかし、宮城谷作品において陰謀の黒幕が終わりを全うした例がないような…
これは急ぎ四巻を買わねばなるまい…
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宮城谷昌光さんとの出会いの一冊です。
それ以来、夢中になりました。
そんなこともあり、新鮮さも手伝い、思い出の一冊です。
どの本から入っても、面白いと思います。
天空の舟、重耳、晏子が私のベスト3です。
詳しい歴史観
時代背景の詳細、詳しい歴史観が実に生々しく描写されており、その地域、国の特徴までよく理解できます。正に中国の歴史を学ぶ上で大いに役立ちそうです。
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1巻2巻に比べると格段に退屈だった。理由は明快。主人公晏子である子・晏嬰が、父・晏弱の喪に服すといって、3年間たてこもっている次期の物語だからだ。つまり晏子の痛快な戦略や説法、心意気といったものがなく、単に晏子以外の人々の政治勢力抗争が繰り広げられるだけだった巻である。次の最終巻に期待!
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晏子〈全3巻〉 (新潮文庫)
紀元前500年 斉の国を晏弱、晏嬰の父子が他の豪族達から守っていく。斉の公、国民からも愛されていた人物 崔氏の滅亡も理解しやすい