【感想・ネタバレ】改訂完全版 異邦の騎士のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月12日

御手洗潔最初の事件。最後を読むと発表順に読んでおけば良かったと後悔。それでもサスペンス展開で話は面白い。
記憶喪失な主人公が見つけた亡き妻の日記を読んだあたりで感情が揺らぐのも上手く計算されているように思う。トリックもスッキリした意外性もあるし人間ドラマとしても印象に残った。個人的には傑作。

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Posted by ブクログ 2023年12月03日

御手洗潔、かっこいい!最高!
推理小説ではなかったけど、一つの小説としてとても面白くて、泣けた。
後書きを読んで知ったけど、作者の私小説的もあったとのこと。こんなにセンチメンタルな作品に仕上がっているのも納得という感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月02日

初読2014/01
再読2022/10
驚愕の真相を秘めたミステリであり、悲恋物語であり、傑作である。記憶喪失の主人公が、記憶を取り戻す過程を、一人称代名詞が、俺→自分→私へと切り替わっていくことで表現しているのが見事。

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Posted by ブクログ 2023年08月26日

御手洗潔シリーズ4作目。
トリックが特別にすごいなどというわけではないが、御手洗潔シリーズとして読むと面白さが跳ね上がる作品。
状況が二転三転するので引き込まれた。
御手洗がバイクに乗って駆けつける場面や、今作主人公の本名が明かされる場面などが良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月27日

⚪︎全451p
⚪︎御手洗潔シリーズ最初の事件

⚫︎叙述トリックなどの騙される話が好みだが、今回はジャンルに関係なく心打たれた。今後多くの推理小説を読んでも、この作品を忘れることはないと思う。
⚫︎序盤でこの先どうなるのか!?とわくわく読み進め、中盤のノートを読むあたりで心底胸糞悪くなりながらも自...続きを読む分の家族を愛する気持ちが湧き、終盤の種明かしで安堵と悲しみと感心に包まれる。そんな最初から最後まで飽きることなく読み続けられる程の面白さ
⚫︎普段なら泣かないのだが、良子の手紙では不覚にも嗚咽が出るほど泣き、鼻がツンとした程。それだけ没入感を味わっていた
⚫︎初めて読んだ島田荘司の著書だが大変読み易く、先の気になる様な読ませる文だった為、中盤以降は手を止めることなく読み終えてしまった
⚫︎唯一心残りがあるとすれば、事前に読む順番を調べておくべきだったかも…ということ。積読に斜め屋敷が控えている。ひとまず占星術殺人事件を購入してこよう。

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Posted by ブクログ 2023年04月06日

『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』に続く御手洗潔シリーズの長編第3作目。

必ず占星術▶︎斜め屋敷▶︎異邦の騎士の順番で読むように。
短編集もダメだ。あとレビューも見るな。
でないとラストの感動は半減してしまう。

勿論ミステリーとしても逸品。
所謂"異邦の騎士"がいなければ完...続きを読む全犯罪となっていただろう。

島田荘司の圧倒的気な筆力,熱量を思う存分堪能して欲しい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月17日

『占星術殺人事件』と並ぶ島田荘司の代表作。らしい。

目覚めるとベンチの上だった。
そして「俺」は自分が記憶を失っていることに気が付く。
そこが高円寺であることは分かったが、それ以上は何も分からなかった。
とある事から石川良子と名乗る若い女性と出会い、暮らし始める。名前も覚えていなかったため「石川敬...続きを読む介」と名乗り菊名の工場で勤め始め、平穏で幸福な毎日が続くが。。。

個人的には『占星術殺人事件』よりも断然この作品が好きである。
恐らくはトリックやwho done itといったことを超え、作品そのものがしっかりとした「物語」であるからだろう。

記憶喪失となった主人公の苦しみ、ささやかな幸せ、過去を知った時の驚愕、真実を知らされた時の喪失感。
全てが心に残る。
非常に感情移入して読んでいたようだ。

全体を通すととても哀しい物語であったが、御手洗が空気を和ませてくれる。
そして終盤の御手洗の活躍も本当に見事であるし、主人公の正体も驚いた。
こんな形で繋がるとは…。

益子秀司があまりにも天才過ぎ(というか先読み出来過ぎ)なのと、文体がやはり古めかしく感じるのが少し気になるが、それを差し引いても面白さは満点。
万人におススメ。

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Posted by ブクログ 2022年10月22日

傑作。
御手洗潔シリーズの中で群を抜いて一位と思えた作品です。

序盤から登場人物に惹かれ、途中良子のヒステリックな行動などもあり不穏だなと思いました。その矢先、怒涛のどんでん返し。

シリーズを読み返して、また帰って来たいです。

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Posted by ブクログ 2022年05月26日

皆さんが書いているとおり、先に占星術殺人事件と斜め屋敷の犯罪を読んでいて良かったと、心底思えました。
私には、十角館の殺人の“あの一行“に匹敵する衝撃でした。これ以上は何を書いてもネタバレになりそうです。
これからお読みになる方、是非順番通りに読んで下さい。不用意にレビュー読むのも危険です。

久し...続きを読むぶりに鳥肌がたちました。
いやぁ、小説って本当にいいもんですね~ (金曜ロードショーの水野晴郎さん風に)



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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月06日

免許証を見て御手洗さんが本名を呼んでくれた時はとても感慨深いものがあったし、グッときた。
20代は誰もが辛い時期を過ごすという島田荘司さんのあとがきも本編と同じくらいよかった。

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Posted by ブクログ 2022年02月20日

御手洗潔、最初の事件。記憶をなくした男が巻き込まれた事件とは。何を話してもネタバレになるんだけど、とりあえず御手洗シリーズ読むならコレは外せない。そしてタイトルの意味よ!そういう意味かーってなった。御手洗キレッキレ。最強。面白かった!!

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購入済み

面白い

2021年07月14日

気がつけば、記憶喪失の男。それが、結構長く記憶喪失のままで、だんだん話しが進んでいって、一体どうなるのかと。完全に騙されてました。作者らしい面白さでした。

#ドキドキハラハラ

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最高傑作

2021年05月26日

御手洗シリーズの最高傑作。
それは今後出る作品を含めても変わらないと思う。
前情報なしで初読で読んだ高校生時代の衝撃は忘れない。
あとがきも。

#カッコいい #ドキドキハラハラ #感動する

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月13日

御手洗と石岡の出会いと絆が生まれるエピソード0の物語。御手洗のどんな行動にもついていく石岡の理由が分かり、改めて御手洗と石岡の関係が好きになりました。
これは、御手洗シリーズを読んだり人絶対読むべき作品です!

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Posted by ブクログ 2024年01月31日

御手洗潔シリーズ最初の事件
(実際は占星術殺人事件の発行の方が早いため実際の時系列とは異なるが)

読後は余韻を充分に浸れる非常に良い作品
序中盤辺りまでは正にドラマを見ているような感覚。悪く言えば盛り上がりに欠ける部分があったが、ある展開をきっかけに物語が180度変化していく

そこからは怒涛の展...続きを読む開でラストは非常に切ない...

そして後の作品へと繋がっていくんだなぁと

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Posted by ブクログ 2024年01月18日

島田荘司が生み出した探偵・御手洗潔最初の事件。失った過去の記憶が蘇り、その記憶に翻弄され、迷える男の前に颯爽と現れた騎士こそ、御手洗潔だった。壮絶な真実に立ち向かう男たちがとにかく強くて格好良く、そして優しい。読む度に泣きます。

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Posted by ブクログ 2023年11月21日

記憶障害の主人公が石岡であることに驚きました。『占星術殺人事件』『斜め屋敷の殺人』を読んで御手洗潔シリーズを地道に読もうと思っていましたが、下調べをしていなかったため、驚愕しました。むしろ、下調べをしていなかったことを良かったと思います。御手洗の助手が記憶障害であり、悲しい因果の末、愛する人をなくし...続きを読むてしまったという過去を持っているのはビックリでした。
この『異邦の騎士』が御手洗潔シリーズをより良くしていると思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月08日

御手洗潔シリーズの主要メンバーである石岡くんとの出会いのお話。占星術殺人事件から当たり前のように出てくる石岡くんとの出会いが詳細に描かれています。
物語自体は推理小説というよりサスペンスに近い感じ。占星術殺人事件が印象に残っているだけに好みが別れそうな気がしますが、あとがきを読んでみて納得。ここから...続きを読む御手洗潔シリーズが始まった!

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Posted by ブクログ 2023年07月12日

自分的にはホワイダニットを含めた作品のように感ずる。何が面白いかって?それはそうそう、一つ一つの行動に、主人公でも副主人公でもいいけど、意味があるっことよ。これは小説の中でしか味わえないね。小説の人間は現実の人間とは異なっていてこういう特徴がある。なんでかは想像できるけど、そういう性格なんだろうね。...続きを読む実際のところ人間は。でもそう思うと現実の人間にもこのきらいがあるわけだが、さっき言ったように異なっているってところに問題があるかもね。とても感情がこもる読み方?になったと思う。こういうのって不確定要素があるからできないように感じたけど、なんか小説だけ。好きなところは最後の表現とかいちいちがおもろしい。想像できる。うん!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月12日

直前まで「事情全部説明して止めればよくない?」と思っていたのに、最後の良子の手紙で自然と涙が溢れて止まらなくなってしまった。
小説中の「女は皆…」「男なんか…」みたいな文章が気になったけど、性別関係なく人間みんな良子のように醜い面と美しい面があるってことでいいですか?

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Posted by ブクログ 2022年12月25日

御手洗潔シリーズを語る上では、避けて通れない一冊。
「占星術殺人事件」、「斜め屋敷の犯罪」、「御手洗潔の挨拶」と、順番に読んでいくことが大切。そうしないと、この物語の面白さが存分には味わえないからね。

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Posted by ブクログ 2022年12月04日

これは今までの御手洗潔シリーズを読んでないと面白さは半減する。
暗くて悲しいお話。
でも御手洗と出会えたことが彼の幸せ。

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Posted by ブクログ 2022年08月30日

面白かった!!レビューでよくある(必ず順番に読んでくださいね〜)の意図は途中で気づいてしまってニヤニヤ。著者の処女作とのことだが、トリックにおおきく振りかぶったこれまでのシリーズの流れからすると、かなり主人公の内面に焦点を当てたストーリー展開で、思わずこちらが感情移入してしまった。御手洗潔の人柄も伝...続きを読むわってくる。しかし病院のシーン(これ以上は控えます)はほんとにあれで良かったのか??と疑問符が消えないので星4つ。

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Posted by ブクログ 2022年08月19日

ノベルスで読んで以来、久しぶりに
読んだ。
筆者の後書きを読んで、この作品が
処女作とは思えない筆力
昭和の時代の描写が何とも言えない

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Posted by ブクログ 2022年05月15日

前半はあまり面白味を感じなかったが、後半にかけてのたたみかけが凄まじく、あっという間にこの世界に没頭した。久しぶりに小説を読んで、心を動かされた。

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Posted by ブクログ 2022年03月30日

再読。悲しい、哀しい物語。中盤の日記、手記以降の流れは圧巻。完全に内容を忘れていたので、主人公の男のように自分が記憶喪失なのかと思ってしまった。御手洗シリーズをコツコツ読み直そう。チック・コリアの「浪漫の騎士」を聴きながら余韻に浸ろう。名作です。

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Posted by ブクログ 2022年03月04日

★4.0
普通にミステリーとしても大変面白い。その上、御手洗ファンならさらに面白い。この作品を読んでしまったら、御手洗シリーズ全部読みたくなる。

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ネタバレ購入済み

島田荘司、真のデビュー作!!

2019年11月14日

御手洗潔シリーズが大好きで、ずっと読み続けています。
「異邦の騎士」はシリーズ長編としては3番目ですが、時系列的にはそれより前のお話し。
実際の執筆も最初に書かれたので、文章も若々しく感じますね。
何度か読み返してますけど「主人公、石岡君だったの!!!」っていう驚きが味わえるのは初見だけなのが...続きを読む残念(笑)

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購入済み

読み物としての御手洗潔

2014年12月23日

御手洗潔シリーズの中では異色な、トリックよりもストーリーに重きが置かれた作品とおもう。
他のシリーズと比べて「やられた!」って感じは少ない。読者への挑戦状もないし。
主人公に感情移入しているだけに、ストーリーが強く印象に残る。意外性だけが読者に衝撃を与える訳じゃないんだなと思わせる。いい小説だと思う...続きを読む
でも、まずは「占星術~」あたりを読んでから、こっちに来てほしいかな。おはお話が御手洗潔の本流と思われるのはなんかちがう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月04日

最後に星1つ上がったと言う感じ. 斜め屋敷での腹立たしさからもう読まないと決めていた(?)が読んで良かった. ノルウェイの森を直前に読んでいたためか、序盤は少しきつかった(本職はミステリだろうから仕方なし).そもそも解決するべき事件がなく、本質的に解決しないのでモヤモヤしている上に、倫理と道理(?)...続きを読むどっちかにしてくれとはなる. モヤモヤするし、作者への信用という問題が...

追記: 自分も鏡恐怖症であるという立場(?)からして、自分の顔がわからなくなるというのは流石に嘘だと思った. 無理やりの道具付けという感じがするね(それはそう

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Posted by ブクログ 2024年01月21日

はじめ、ちょっと無駄な描写が多いように感じ、なかなか入り込めませんでした。免許証が出てきた辺りから一気に物語が展開し始め、目が離せなくなった。最後の巻き返しはテンポも良く、爽快でした。どうやら、シリーズ物(?)らしいので、他も読んでみたいのですが、順番が分からず悩み中…

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月14日

全て読み終わった後、なるほどなぁ……!とよくできた物語のつくりに感嘆しました。

まさか良子とその家族が事件を仕組んだ真相だと知った時は、とても驚いた。ただの復讐劇に終わらず、主人公と良子が確かな愛情を育んでいたのも良かった。特に主人公にとって、その後の人生を生きる上での大切な記憶になったに違いない...続きを読むと思います。

御手洗のキャラクターが凄く良かった。
タイトルの異邦の騎士とは、まさに彼のことだったのだと全てを読んでから気付きました。面白かったです。

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Posted by ブクログ 2023年11月16日

読んだ本 異邦の騎士 島田荘司 20231116

 本作は、誰が犯人か、どんなトリックかを当てる内容じゃありませんでした。なんと。肩透かし感大きかったな。
 記憶喪失の男が、過去に囚われて破滅に向かおうとするのに、御手洗潔が手を差し伸べるといったお話し。うーん、やっぱり事件が起きてから解きに来てほ...続きを読むしかったな。それでも、ひょっとしてっていう想像が1/10くらいは当たってたかな。

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Posted by ブクログ 2022年10月22日

なんか…びっくりするトリックだった。人を信じられなくなりそう。こんなに悪意を持って他人を騙すことがあるのか…御手洗さん、さすがです。

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