感情タグBEST3
良質なファンタジーというか
ある種の寓話、でしょうね。
飛び降り自殺？の巻き添えを喰らったような大学生がその相手と共に冥界に行きかけるところで猶予を貰うんですが、1週間後にはどちらかが死ぬ、というもので……一定の距離より近くないといけないし、お互いの感情もかなり共有してしまうため、勝手な行動は取れない中、何とか話し合おう、となる作品です。
以前はマガジンポケットで通読しただけですが、今回は単行本で読んでいますので、最初の投稿作と今回の連載版の違いも比較されていて、作画等は良くなっていても、根っこのテーマとかは一緒のままと分かりますね。
投稿佳作入選作をリライトし、さらに連載で、先を考えながら描かれたようですし、それだけの年月をかけた内容に相応しい作品になっていますね。
ちょっと今より、コントラストの強い作画も印象的でした。
リメイク
瀬尾公治さんの応募作品のセルフリメイクだけど、
個人的には、リメイク版の方が"らしさ"を感じる良作だと思う。
生業としてからの作品は、ちょっと尺が長過ぎてダレるけど、
2巻で完結するくらいの量は読み易いし、繰り返し何度も読めるので心に残る。
作者の熱量を感じられるのは、どんな秀作を作る作者でも初期作品の方が良い。
降ってきた美少女
物語はよく見るようで見ない展開から始まった。空から降ってくる美少女にぶつかって死んでしまう主人公。7日後にどちらが死ぬか決めなければいけない。続きが気になりすぐに続巻を買ってしまいました！
Posted by ブクログ
読み切り作品を改訂した作品になります。
瀬尾さんの作品は短編の方が面白い気がします。
長編になると最終的にグデグデになって収拾がつかず後味が悪くなる印象が強いので(笑)
期待値こめて☆5つにしました。このまま綺麗な形で終わらせて頂きたいものです。
この作者にしてはシリアス
明るい青春ものを長々と書くこの作者にしては、引き締まったシリアスな作品。
登場人物を可愛く書く画力は安定して発揮されているので、安心して読めると同時にストーリーと妙にミスマッチなところもある。
一般論としてコミックも数巻程度にまとめた方がよい作品になるケースが多いと思う。
Posted by ブクログ
初出は18年前で、これはいわゆるVer.3というイメージみたいですが、読むと、作者が何回も設定とかを変えながら書き続ける理由が分かる気がする。
なかなかに面白くて続きが楽しみ。テーマは暗い方の話ではありますが…
シリーズ作品レビュー
