【感想・ネタバレ】バイロケーションのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

榮はなんだかんだでいい奴なのだろうと予想していたから、最後は驚いた。本当に忍たちのことを研究対象としてしか見ていなかったんだろうな。飯塚は被害者たちの気持ちを汲み取れない、ただの残念な男だが、榮はそれらを理解した上で立ち回ってる。本作一番の邪悪だった。

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2023年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【第17回日本ホラー小説大賞 長編賞】
最後は、飯塚さんの作戦ミスだなあ。


忍が最終的にあの選択をしてしまったのは、わかる。


自分より恵まれている偽物なんて、その存在に耐えられないよなぁ。しかも、自分がオリジナルのはずなのに偽物の代役なんて…。

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2012年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジャンルはミステリ寄りのホラーだけど別に怖くはない。実際にバイロケーションが出たら恐ろしいとは思うが、うまく共生できれば二馬力になるかも…と思ったり。
結局バイロケってなんなのかとか、警察はどうなったのかとか、飯塚の立場とかよくわからないまま終わった部分も多い。オチの展開も早々に読めてしまう。加納が殺された辺りが盛り上がりのピークだった。飯塚に護衛をつけられた辺りの忍は、見張られているというストレスはわかるものの、守ってもらって?もいるのに不満ばかりで、自分ではなにもしないくせに当たり散らして見ていていらっとしてしまった。最後まで本物の忍はいいとこなしだったし。

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2017年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 ネタバレどーんとあるので気をつけてください。
 まず始めに、えええええええそんなのありかよおおおおお!????
 いやね、ミスリードは重要ですよ勿論、じつはこんなんでしたーとかよくあることじゃありませんか。ラストも納得が行くけど哀しいというか、映画の宣伝文句である、本物を必ず殺す、というアオリはあながち間違いでもなかったのだなあ、と。
簡単に言うと、所謂ドッペルゲンガーみたいな自分と瓜二つの存在をバイロケーションというのだけれども、そのバイロケーションはオリジナルの記憶も引継ぎ現れる時間もアトランダムで私生活がぐちゃみそになっちゃうんですよ、さあどうしましょう?というお話です。
 んでもって主人公は結婚して画家じみたことをしてまったり暮らしているのですが、ある日バイロケーションに出会ってしまって、どうすべと奔走するのです。
 そしてその中で、主人公自体がバイロケーションであり、本物は結婚したこともなく処女のままで画家としてのレベルは主人公に及びもしない哀しい哀しい人間で、とりあえずゴミクズじみたものになっちゃってて、ことの真相を知らされて、すり変わりゃ万事解決なんすよどーすか!?と言われて、ふざけんなあたしよりなによりも上にいきくさった人間に屈しろとかあたしである必要性なんかねーじゃねえか!とブチ切れて自殺しちゃいました。オリジナルが死んだので勿論バイロケーションも死にます。旦那はなにひとつ知らないまま、いきなりいなくなったバイロケーションを呼び続けるのです。
 むなしー。
 そりゃ、旦那はなにも知らないのだから、バイロケーションの代わりになればどうにでもなるのかもしれないが、それはオリジナルがなにひとつ関与してないものであって、それの代わりをしろったってしたいわけがねーよ。しかも入賞とかなーんにもとったことがなく決死の思いで送った作品が実のところバイロケーションが描いたものが入賞し自分の作品は一次予選ですっ転んでたなんて、そりゃープライドはズタボロ、自分の存在価値はズタボロ、死ぬことしかえらべないに決まってるべや。

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2014年03月03日

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