秘境の大穴「アビス」で消息を絶った有名探検家である母親に会うために主人公の「リコ」が記憶を失ったロボット「レグ」とアビスの底を目指して旅するというお話です。
アニメ化もした本作品、とてもかわいい絵柄なのですが、その雰囲気に呑まれて舐めて読んでしまうとダークなストーリーに良い意味で期待を裏切られてしまいます!!
二人のアビスでの旅路には、原生生物や他の探検家、過酷な環境など、命を脅かす危険がたくさん存在していて、それらの敵との命のやり取りがあり非常にショッキングです!
しかし一度読んでしまったら、予断を許さない展開の連続で、目を瞑りたくなうような展開が続いても、読むことをやめられません!
骨太のダークファンタジーが読みたい方に是非おすすめです!
感情タグBEST3
面白い
初めは暇つぶしに読んでみるかと思って読んでいたが気がつけば8巻まで全部読んでいた。作り込まれた世界観に引き込まれ実際にそんな所があるんじゃないかと思った。所々理不尽なところもあるが、周りの人におすすめできる作品だった。
匿名
願望の仕合わせと罪
本作のエピソードの中でもトップクラスで読む者の印象に残るお話ではないかと思います。
得られなかった生きる場所を求めて、決死の思いで冒険をしてきたのに、辿り着いたのは地獄の底の地獄…そんな感じです。
願わずにはいられないのに、願ってしまったがために、何より大事なものを失わなければならない。なぜなら願うことは罪だからだ。とアビスが言ってるかのような残酷なエピソードです。
村の始まりは、苦しみから。
まさか、みんなが過ごしていた村が、厳しい経過を経ていたなんて。
虐待、性暴力、差別。
人間の黒いものを背負った人達が、考え、悩みながら辿りついてしまったもの。
これで、黒い塊達や、ファプタの存在が分かる。
苦しみから、開放されるのを願う。
Posted by ブクログ
闇に目を凝らすのだ
誰も見つけたことのない光は
真の闇の中にしかない
自分は光を見つけたがっていた
だが闇の中で
ようやく見つけ触れ合ったものは
やはり闇だった
けどなんて
なんて温かい闇なのだろう
狂えもせず 死ねもせず
何一つ選べなかった
地獄でもヒトは生きてゆく
祈りも 嘘も
そのためにある
ただあの子のことを忘れたくないだけ
メイドインアビスという作品の持つ、
類まれなるその文学性。
成れ果ての成れ果てによる成れ果ての為の芸術。
この物語が描くのは、「光よりまばゆい闇」を求める旅路なのだ。
壮大な…
なれはての村の成り立ちが明かされた。壮大な話だなぁ。これは一つの村にしか過ぎないのだけれど、この階層の謎とは別の物語なので、こんな物語が他にもあるのだろうか。しかし、どれもこれも悲しくて悲痛なストーリーだ。どうしてこんな話が作れるのか、この話はどこに行こうとしてるのか。早く続きがみたい。
Posted by ブクログ
なるほど、ワズキャンはもともとぶっ飛んでんだな。
ヴエコがどれぐらい幽閉されてたのかわからんけど、
潜れば潜るほど時間の流れが遅くなる説あり得そうな感じするね。
成れ果て村
ヴエコによる成れ果て村の成り立ちが語られる。
おそらく今よりもずっと昔、黄金郷を求めてアビスに潜る人間たちがいた。
現在で言う深界六層、ショウロウ層まで幸運にもやって来られた探索隊は六層で抗えない未知の生命に遭遇するが、幼い少女を犠牲にして生き残る。
壮絶だった。
遺物というものは計り知れない力を秘めていて、人間が扱うには難しすぎるようだ。干渉器も遺物もどのようなルーツなのかますます気になる。
しかし成れ果て村内の価値のやりとりはイルミューイが判断してるってことになるのかな。
とうとう村の謎が分かる!
今回でとうとう村の成り立ちが明かされることになる、思えば最初村に来た時は、何かの生物の死骸にも見えるな、とレグが言っていることから、伏線になったいたんだなと……
ひたすら度し難い一巻。
ますます面白くなる!
ここに来て、今までの謎が少しずつ明らかになっていきます。
しかし、以前にも増してかなりの度し難い内容ですが、生理的に無理だ、となはらず、もっと知りたいという欲求が高まってきます。
この不思議な魅力はなかなか味わえないでしょう。次巻に期待は膨らむばかりです。
成れ果て村の成り立ち
が惨いの一言。
でも生きていくためには仕方なかった部分もあり、あの状況では「残酷だから」「可哀想だから」という優しさや偽善を通せる余裕はどこにもなかった。
その残酷だけど、ご都合主義な展開で善意が通ることがないところがメイドインアビスの面白さなんですよね
ヴエコの壮絶半生
幽閉されてる時点で薄幸そうなキャラだとは思ったが 度し難い不幸体質である 村の過去が語られるも伏線回収は一部しか進まない
作者は謎は謎のまま作品世界を広げる余白として解明してくれない気がしてきた せめて表紙採用の”ヤドネ”の生態については解説が欲しい
6層の凶悪生態系であんな”カワイイ”だけの奴は却って怪しすぎる・・・ 飯が旨いのに地獄というこの漫画内では嘗てない深刻な事態が進行
シリアス味を薄めるため巻末裏表紙でレグ成分とナナチ&祝福ミーティの甘味成分が加えられている
作者の色
ネタバレはしたくないので触れない。
今まで抑えられてきた作者の色が徐々に解放されてきたように思う。
美しくも残酷な世界の表現として、避ける方が不自然な問題をうまく処理していると思った。
個人的には、物語は折り返し地点を越えたかなと感じる。
人気があるからと、ダラダラ引き伸ばしたりせず、綺麗な完結に期待する。
べラフがイケメン
なんとなくべラフは女性のような気がしていましたが…
村の成り立ちが一気にわかる8巻
リコたちには動きなし
作者の想像力と変態性に驚かされる一方で
相変わらずのグロさにオエエとなりつつ
なんとか最後まで読みました。
普段買う漫画のほとんどは、新刊が出るころには前の刊の内容をほぼ忘れてしまっていますが
これは待ちすぎて再読しすぎて丸暗記状態です。
アビスの謎はだんだんと解けてきましたね。きっとリコの母親は…で、枢機卿は…の…でしょう。しかし、その予想が大きく裏切られることを望んでいます。
次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
web連載版をすでに読読んでいるが、改めてまとめて読むとすごくショッキングなストーリー展開の連続でメンタルゴリッゴリ削られる。メインのリコたちの出番はほぼ無いにもかかわらず面白いのはさすが。