【感想・ネタバレ】はねバド!(16)のレビュー

めちゃくちゃアツい青春バドミントン漫画がここに!

アニメ放送により、大盛り上がりな「はねバド!」。
魅力は、ヒロイン・綾乃が”ヒロインらしからぬ風貌”を醸し出していることなのでは。
一見すると普通のかわいい女子高生なのですが、ラケットを持つとラスボスの風貌に。
そんな綾乃との試合では、苦しんだり、息が荒くなったり、メンタルが崩されてしまうことまで─。
ただ、そこに立ち向かっていく、美しく汗を流す女子たち!!とってもまぶしい!!

綾乃と同レベルの強さを持つ部長・なぎさの男らしすぎる名言の数々にもぜひ注目頂きたい。
また、なぎさだけではなく綾乃を取り囲むキャラクターたちの個性は、
一人ひとり本当に際立っています。キャラクター性が高いのも、この作品の魅力の一つです。

読めば”好きだった気持ち”を思い出す、私にとって宝物のような作品です。

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最高でした

決勝戦の戦いが1ゲーム目から手に汗握る展開でとても最高でした!
今回で最終巻ですが番外編等が出てくれるととても嬉しいです。

0
2019年11月25日

Posted by ブクログ

前巻を読み終わった際に予想したとおり、清々しくもありながら壮絶な戦いが披露されたはねバド最終巻
色々な事が起こった本作も遂に終わってしまうのか……


綾乃とコニーの二人の間には言葉では言い表せないほどの因縁があるし、二人がこのコートに立つまでに背負った因業も深いものばかり
それでも二人の対決は悲惨なものにはならない。まるで子供がバトミントンで遊んでいるかのような気持ちいい表情でプレイをしている。だというのにその対決は超高校生級と表現するに相応しいほどの頂上決戦
そのアンバランスさはバドミントンに掛ける綾乃とコニーの本質をこれでもかと表しているように思える

バドミントンという行為そのものが会話のような二人にとって、決勝戦の舞台で交わされるのは単純な力比べではなく、互いの理解を深める行為なのかもしれない
だからか、コニーは対決中に何度も綾乃との繋がりを見出そうとする。対して綾乃は対決を通して自身の天才性を証明しようとする
二人がバドミントンの中に見出そうとするものは違うけれど、その違いがいわばバドミントンスタイルの違いにも繋がり決勝戦をより華やかにしているように思えた
そしてその会話模様は同じようにバドミントンに生涯を捧げた有千夏にも通じるわけで。この決勝戦は二人が母親に自分たちの成長を捧げる試合でも有ったのか

試合結果については……驚きの一言。これまでも綾乃の怪物的なバドミントンセンスは描かれてきたけどコニーを超えるほどのものだったのかと今更ながら実感


戦いの後に描かれる日常模様は白熱したバドミントン模様とはかけ離れたもの。でもよくよく考えれば彼女たちはまだまだ高校生なわけで。全国大会が終わったからって人生が終わるわけではなく、決勝戦の先には様々なスクールライフが待っている
そういった背景を端的に描いているように思えた

だからそれに続く最終話も「それからの日々」となる。
まだまだ終わりそうにない綾乃の無双っぷりには引いてしまうが、それくらいの強さがなければ三強の時代を終わらせたり、世界レベルのコニーに勝つなんて不可能か
そんな綾乃に必死に食らいつこうとする薫子の様子は微笑ましいものだったけど

「私バドミントンに出会えて本当によかった……」とのセリフで終わる本作。バドミントンによって人生を狂わされたかに思えた綾乃がこのような台詞を発して物語は終わる。
それを思うとこれまでに描かれた幾つもの試合で交わされた熱量を思い出してしまい感慨深い気持ちになるね

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2019年12月01日

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