【感想・ネタバレ】はねバド!(12)のレビュー

めちゃくちゃアツい青春バドミントン漫画がここに!

アニメ放送により、大盛り上がりな「はねバド!」。
魅力は、ヒロイン・綾乃が”ヒロインらしからぬ風貌”を醸し出していることなのでは。
一見すると普通のかわいい女子高生なのですが、ラケットを持つとラスボスの風貌に。
そんな綾乃との試合では、苦しんだり、息が荒くなったり、メンタルが崩されてしまうことまで─。
ただ、そこに立ち向かっていく、美しく汗を流す女子たち!!とってもまぶしい!!

綾乃と同レベルの強さを持つ部長・なぎさの男らしすぎる名言の数々にもぜひ注目頂きたい。
また、なぎさだけではなく綾乃を取り囲むキャラクターたちの個性は、
一人ひとり本当に際立っています。キャラクター性が高いのも、この作品の魅力の一つです。

読めば”好きだった気持ち”を思い出す、私にとって宝物のような作品です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

丸々1巻掛けても2試合を描き切るには全くページ数が足りていない。だというのに助長と感じることなく作品に没頭できるのはそれだけ描かれる試合の様子が素晴らしいから

羽咲綾乃と益子泪の試合。泪は綾乃の上位互換と言われ前巻では綾乃が上回る瞬間は有っても泪は更にそれを上回ってきた。それが12巻ではむしろ綾乃優勢なシーンばかりで進む。小学校時代は一強で今は三強と言われながらも無敵の泪にとって綾乃は確かな壁と呼べる程の強敵。だからこそがむしゃらになって戦う必要があり、それが泪に溢れるばかりの涙を流させる理由になる
綾乃はバドミントンを通して泪を理解する道を探していた。途中から遣り方を変えて泪を圧倒し始めたことで当初の目的とは異なる結果になったのだろうけど、それが泪の敗北を招き本当の泪を取り戻すきっかけになるのは印象的
ロビーで幼子のように拗ねる泪は本当に可愛らしい

そしてもう一方のなぎさとコニーの試合。こちらはこちらで熱量が素晴らしい
本作の序盤から圧倒的な才能を持っていると明言されてきたコニー。そんなコニーに膝に不安を抱えるなぎさが勝つなんて有り得ないと思いながら読んでいたけど、試合の中で次々と成長し新たな境地を開いていくなぎさの姿は本当に熱く奇跡も在り得るのではと思わせる程だった
それだけに終盤から本領発揮しあっという間になぎさを追い込んでいくコニーが強すぎて恐ろしい。
このままなぎさは負けてしまうのか、それともここから更なる成長を遂げるのか、次巻でどのような決着が見られるのか非常に気になってしまう。そしてあの告白は果たして届いていたのだろうか?

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2018年04月13日

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