【感想・ネタバレ】空の彼方のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2011年11月27日

ファンタジーなんだけど、戦う方じゃなくて、待つ方の視点。他の物語じゃ一瞬の描写かもしれない、書かれないかもしれないけど、だからこそ、本物のファンタジーなんだなぁ、って思います。
 防具屋の主ソラの視点と、そのお店で人々が思い出しながら語る冒険は、瞬間のスリルこそ少ないけど、より考えや気持ちがこもって...続きを読むて読み応えがあります。

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購入済み

心が温まります。

2023年11月21日

とても温かい気持ちになりました。
命がけの冒険譚も、無事帰還した人の口から語られるものなので安心感があります。でも、結構ハラハラします。
最後にシリーズのタイトル、そして防具屋シャイニーテラスの名前の意味も分かります。
これは本当におすすめです。読んでいただければ分かると思うので、ぜひ読んで欲しいで...続きを読むす!

#癒やされる #泣ける #感動する

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Posted by ブクログ 2014年08月12日

私としては、これ、すごい王道なファンタジーに感じました!
なんか、ファンタジーといったらコレ!みたいな小説です!RPGっぽいです!!

どこかブレイブストーリーを彷彿とさせます!!

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Posted by ブクログ 2011年03月14日

アルフォンスやソラたち、登場人物一人一人の心情の描写が細かく丁寧に描かれているので、自然と心の中に何かあたたかなものが残り、沁み入ってくる、そんな優しい物語だと感じます。
とても大好きな作品の一つです!

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Posted by ブクログ 2010年12月19日

主人公は一歩も店の外に出なくて、主に客である登場人物たちの回想を聞かせるという体で物語は進んでいく。設定がまず新しかった。

それでいて読みやすくて心温まるふんわりとしたファンタジーになっていた。これはすごくいい作品。

この物語で重要な言葉が「いってらっしゃい」・「おかえりなさい」。帰ってくる場所...続きを読むがあるっていいね。

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Posted by ブクログ 2012年03月29日

陽の光に満ち溢れているような、綺麗で優しい物語。読後感がとても良いです。最初は短編集の集まりのような印象を受けましたが、だんだんそれぞれの目線から語られる話が繋がってくるところが面白い。自由を手に入れる、とはどういうことなのか。自由とは何なのかを考えさせられる作品でもあります。
でも結局のところ「い...続きを読むってらっしゃい」から始まり「おかえりなさい」で完結する。この言葉がこの物語の全てなんだと思う。

個人的には菜花さんのイラストが空の彼方の世界観のイメージそのものです。菜花さんのイラストからも世界が素敵に色付けられていると思うのです。

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Posted by ブクログ 2015年10月23日

「いってらっしゃい」という言葉は、「おかえりなさい」と
セットで初めて完結する。小さな防具屋「シャイニーテラス」の主人ソラと、そのお客様達による少し淋しくて暖かいお話。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年11月20日

日光に弱く外に出ることのできない防具屋の女主人と、旅の話をするお客たちの話。
元貴族の用兵、弟が処刑されたハンター、女騎士の話を進めながら、それぞれの行動がひとつの事件に絡み合う。行方不明の幼馴染の死が明かされ、防具のみが帰還する話。
やさしい雰囲気に乗れて、よい。

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Posted by ブクログ 2014年09月23日

綾崎隼さんの吐息雪色の中で読まれている、と綾崎さんが話されていたのが気になり購入。
(綾崎さんもオススメされてました)

RPGで遊んだ経験があるせいもあり、
なんだか読みやすく、
戦闘シーン等もなく、ただただ待つことしかできない視点は面白かったと思います!

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Posted by ブクログ 2013年08月31日

小さな路地にある、誰かに紹介でもされない限り分からない防具屋。
そこの客となるには、主人との約束を了承せねばならない、という決まり。

プロローグは、過去と、初めてのお客さんと店主と
店のルールについて。
そこからは連続短編集のように、3人の人物が
店にやってきて話していく。

少年と軍人の繋がりは...続きを読むうっすらと分かったのですが
冤罪で捕まっていた彼については、どう繋がるのか。
首を傾げていたら、きれいに繋がりました。
だからなのか、と。
ヒントはあったのに、まったく気が付かないのは
どうなのでしょう?w

当人にとっては緊迫感のある状態が続いた事でしょう。
しかし体験した本人の口から語られているので
確実に帰宅できた、という終点のおかげで
ゆっくりと聴く事ができました。
物語なのですが…なんだかこう、童話に近いものを読んだような?

鳥かごにいる少女。
ドアから外に出るか、中のままでいるか。
選ぶのも自由、というのに頷けます。

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Posted by ブクログ 2012年09月28日

全体を通して透明感があり、好きな雰囲気でした。でもソラの容貌の表現が毎回あって少ししつこかったかも。
想像通りのラストでしたがまとまりはきれいでした。上手くまとまりすぎて続編はいらないんじゃないかな。

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Posted by ブクログ 2012年09月05日

心洗われるファンタジー。こんなにも温かくて優しくて美しいお話。
「いってらっしゃい」は、「おかえりなさい」で完結する。
帰る場所があるということ、待っていてくれる人がいるということ。
それはとても幸せなこと。
待つ人は、帰って来てくれる人がいることがとても幸せ。
「おかえりなさい」と言えることが幸せ...続きを読む。例え、本人に直接でなくとも……。

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Posted by ブクログ 2012年05月05日

一人の防具屋の女主人と、貴族という身分を捨てた青年の物語。
とても後味が良く、何度も読みたくなる一作。

誤字が多いのが、少し残念かも。。

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Posted by ブクログ 2012年04月24日

優しいお話。

傭兵とか防具とか出てくるけど、血生臭い生々しい感じは一切なし。


疲れたときに、読みやすく、優しい気持ちになれる☆

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Posted by ブクログ 2011年09月07日

なんだかやわらかい雰囲気のファンタジー。激しい場面とかはあんまり絵が描かれていないからかも。これで終わりかと思いきや、続きがあるらしい。
2011/9/6

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Posted by ブクログ 2011年07月28日

「空」買い

異世界ファンタジー

とある城下町で防具屋「シャイニーテラス」を営む女主人ソラと
鳥籠生活が嫌で家を飛び出し、傭兵となった有力貴族の子息アルフォンス

一つ一つ手作りされた防具を売る際、ソラは
客にある約束事を示す。

「生きて帰り、旅の出来事を自分に話すこと」

その縛りは、生への道...続きを読むしるべ。
店から出ることができないソラは、確かな「防具」と「帰る場所」でもって
彼方の旅人を守るのだ・・・。

いつか昔、自分はギルドに所属していたんじゃないか?と思えるくらい
ギルドという語に深い郷愁を覚えます。
たぶん前世は冒険者だったんだろう。

そんな胸がどきどきする冒険の空気は確かに漂っているけれど
あまり戦闘には重きが置かれていない印象

しかも、旅の内容は冒険者が「生きて」帰ってきて
ソラに語っている、というのが殆どなので
妙な安心感もありつつ、わくわくは残すという
素晴らしいバランスを保っていると思う。

雰囲気良

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Posted by ブクログ 2011年03月21日

自由を望みながら、自由を拒む人々。一歩・・・たった一歩でも踏み出すことができたとき、その先にはきっと広い世界が広がっている。
他のファンタジーのように、魔法を使うわけでも、派手に怪物を倒すわけでもない。でも、なぜか引き付けられてしまう。やさしいファンタジー。

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Posted by ブクログ 2010年11月07日

防具屋の主人ソラと、店の客が織り成すファンタジー。
派手なファンタジーではないけれど、どこかホッとして心温まる作品です。

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Posted by ブクログ 2010年11月05日

これはいい。
全ての人にやさしいということはなくても、ご都合主義と言えなくはなくとも、すごく私好みの話だった。ソラの「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」の言葉が身に沁みる。待っていることはつらいのだけど、待っている人がいるというのは嬉しいことだよなあ、と思う。私だったら待っていてくれただけで、そ...続きを読むれでおかえりと言われたならとても嬉しいな。

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Posted by ブクログ 2010年10月30日

ヒーローを故郷で待ち続るヒロインが「お帰りなさい」を言うまでの物語。優しさが雪のように静かに降り注ぐようで。

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Posted by ブクログ 2010年08月17日

■不思議な防具屋を舞台にした優しいファンタジー。

王都レーギスの中心部からはずれた路地に、隠れるようにある防具屋[シャイニーテラス]。陽の光が差し込まない暗い店内に佇むのは、女主人ソラ。彼女の店には、訪れる客と必ずある約束をかわすルールがある。それは、生きて帰り、旅の出来事を彼女に語るというもの。...続きを読むある日、自由を求め貴族の身分を捨てた青年アルが店を訪れる。彼との出会いが、止まっていたソラの時間を動かすことになり――。これは、不思議な防具屋を舞台にした心洗われるファンタジー。

第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年11月27日

武器屋、防具屋、薬屋、魔法屋、旅人向けの無骨な店が目立つトラマンテ通りの狭い裏路地を進むと、見逃しそうな細い下り階段がある。
「防具全般取扱店 シャイニーテラス」
薄い色彩の華奢で小柄な女性、ソラの防具の店。
この店には3つのルールがある。
・この街に住み、帰ってくると決めていること
・生きて帰るた...続きを読むめ、最大限の努力をすること
・帰ってきたら旅の出来事を話してくれること
貴族社会を飛び出した若者、弟を失った素材屋、女性騎士、それぞれがソラの防具を身に纏い旅に出る。

ソラは防具屋からは一歩も出ないのに、いつの間にか話の中心に彼女がいる。
彼の最後の呟きに熱いものが込み上げてしまう。
チクショー!みんな男前すぎー!

私は、何も変わらない。私は、この店[シャイニーテラス]の主人。この店で大陸中で戦う防具を作り、旅人に「いってらっしゃい」を言う。
そして「おかえりなさい」と言い続ける。籠から出られないからではなく、自分の意思で。
これからも、私は旅人の帰りを待ち続ける。
待ち続けたいと願っているの。

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Posted by ブクログ 2015年04月11日

 防具屋シャイニーテラスの女主人、ソラとシャイニーテラスに訪れる兵士たちの姿を描くファンタジー。

 世界観はRPGゲームに近いものの、基本的にソラとそのお客たちの会話が中心となるのでファンタジー色はそこまで濃くないです。

 とある理由により店の外に出ることのできないソラ。そのため彼女は防具を売っ...続きを読むた客にある約束を交わし、そして「いってらっしゃい」と声をかけます。

 この「いってらっしゃい」という言葉と防具が結び付くのがこの本です。「いってらっしゃい」はそれ単体だと宙ぶらりんの言葉だと作中であります。「いってらっしゃい」があり「おかえりなさい」という言葉があってこそ、この言葉は成立するのです。

 そしてもちろん、おかえりなさいためには帰ってくる必要があります。無事に帰ってきてほしいからこそ、ソラはそれぞれにあった命を守る防具を売るのです。

 世界観に文章、そして登場人物たちの思いの優しさが温かい小説でした。

第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞

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Posted by ブクログ 2013年01月07日

ネタはすごくいい。雰囲気も好き。
ただちょっと、作者の癖なのか、それとも単に未熟なのか文章が下手というか何と言うか…今見たら二巻以降もあるようなので、縁があれば読みたいとは思う。

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Posted by ブクログ 2012年07月05日

小さな路地裏に隠れるようにある防具屋「シャイニーテラス」。
その防具屋の主人ソラとお客さんとある約束をかわす。
生きて帰り、旅の出来事を語ってもらうこと。

読んでいて心がほっこりします。
だけど、メディアワークス文庫の弱点というかなんというか挿絵が一枚もないのでちょっと情景が思い浮かんでこない。...続きを読む
特に世界観は日本でないし、現代でもないので挿絵をはさめば店の情景や登場人物へ深く入り込めるような感じがした。

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Posted by ブクログ 2012年02月14日

あとがきがわりと面白かったです。私は本編だけじゃなくって、あとがきまで楽しめると得した気分になります。

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Posted by ブクログ 2012年02月09日

なかなかに面白かった。
シャイニーテラスというお店を中心にそこに出入りする人たちの連作短編集、といったところでしょうか。
短編小説って人物設定というか、性格設定が読み切れないときが多いけど(つまり登場人物が魅力的でない)、この小説はそんなこともなく面白かった。
アルフォンスとソラの心地よい距離感が好...続きを読むき。

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Posted by ブクログ 2011年12月29日

何だか心の温まるお話でした。お店のルールが素敵です。まったく関係のない人たちがソラの店の客というだけでソラの願いの為に動く姿はよかった。やや文章は荒削りな気もするけれどぐっとくる台詞もたくさん。衝動買いでしたが後悔はしてません。

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Posted by ブクログ 2011年11月23日

「誰か」の帰りを待ち続ける防具屋の女店主と、その店を訪れるお客たちの物語。ソードワールド的な正統派のファンタジーワールドにノスタルジアを刺激されました。

物語のほとんどは防具屋の店の中で展開されるんだけど、外から物語を持って帰ってくるお客たちの語り口が生き生きとしていて全然狭い印象は受けませんでし...続きを読むた。お店と女店主の独特の雰囲気が、待つことしか出来ないものの悲しみとか自由への憧れを表現していて切なかった。

ところどころ誤字や推敲ミス? と思えるところがあったり、文章的には若干商業としては物足りないところもあったけど、それを補ってあまりある世界観でした。ラストシーンの描写がすごく好きです。

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Posted by ブクログ 2011年07月20日

防具屋シャイニーテラスでは、客と店主がある約束を交わさなければならない。「生きて帰ること」「道中を店主に話すこと」「店の防具を着ている者同士が助け合うこと」。店主の少女ソラは外へ出歩けない体質の持ち主だったが、そうして幼馴染の行方を捜していた。そんなある日、元貴族の青年アルが店を訪れ…。
殺伐とした...続きを読む世界観ながら、終始漂う和やかな雰囲気が癒されました。
ツンデレ店主のソラに、お坊ちゃんだけどちょっとひねてるアル。傭兵隊の先輩や凛とした女性騎士など、店を取り巻く人々も個性的で、一人一人に甘くて酸っぱいストーリーがあります。
安心して読める本でした。紅茶を飲みながらどうぞ。

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Posted by ブクログ 2011年03月09日

なんていうか、雰囲気というか舞台設定というか、その世界観が好き。待つことしか出来ないソラのいじらしい事。すっかり感情移入してしまった。ただ文章が単調で寂しい。その分読みやすいんだけど、盛り上がりに欠ける。もう一歩だと思う。けど、純粋にシリーズ化して欲しいと思った。

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