【感想・ネタバレ】昭和史1926-1945のレビュー

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Posted by ブクログ

歴史から学ぶことはたくさんあって大切なことは反省した後にちゃんと行動にうつすことだと思いました。著者が既に亡くなってしまっていると知りとても残念ですがこのような本を残してくれていてとてもありがたいと思いました。

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2024年04月10日

Posted by ブクログ

曽祖父が海兵として過ごしたその時代、なぜこんなにも愚かな戦争をしなければいけなかったのか、知りたいので読み始めました。

むすびの章に書いてある「歴史に学べ」は、今においても耳痛。

約80年前に事実起こった戦争、なんとなく今の日本で口にすると右っぽく、変わり者と思われるような…この風潮…うーん!

歴史おもろし!

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2024年03月25日

Posted by ブクログ

呆れ、怒り、悲しみ、そして怒り‥
負の感情しか湧き起こらない。

以前父に読んでみるといいよと渡されたものの、昭和の歴史はつらくて苦しくてつい避けていたけれど、じっくり時間があるので向き合ってみました。
半藤一利さんの優しい語り口で、読みやすく終戦までの昭和を考えることができました。

これほど多くの犠牲を払って、日本は、私たちは、ちゃんと学んで正しい道へ進めているのかな?

「でも残念ながら、日本人は歴史に何も学ばなかった。いや、今も学ぼうとはしていない。」 .

「つまり時代の渦中にいる人間というものは、まったく時代の実像を理解できないのではないか、という嘆きでもあるのです。」

「これは何もあの時代にかぎらないのかもしれません。今だってそうなんじゃないか。」

今のこの世界で、この状況で、
半藤さんの言葉が響きます。

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

どういう流れで、日本が戦争に突入していったかがよく分かった。二・二六事件がその後の意思決定に与えた大きさ。また(力ある)個人の考え、主張で日本の方針がどんどん変わっていくのがよく分かった
現在にも通じる教訓がたくさんあった。

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2024年02月19日

Posted by ブクログ

日本史、特に近代日本の主要な歴史的事件や重要人物について不勉強のため、この機会に一読。
明治維新は攘夷運動という内乱を誘発しながらも、最終的には海外との国交をひらき、西洋から近代的な合理性を学ぶにいたる。しかし、日露戦争以降、日本は急速的に軍国化の風向きを帯び始める。
著者の提示する40年区切りはとても覚えやすく身になった。
原爆のカタストロフィについて大体把握していたが、それに加えて、大東亜戦争による「南進」が生み出した東南アジア諸国でのおびただしい数の死者、家を奪われた人々、また大戦末期における沖縄戦での兵士たち、一般市民等の悲惨すぎる死の数々には相当面食らった。

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2024年01月29日

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正直、この時代の通史を初めて学びました。戦国時代や明治維新も良いとは思いますが、この時代こそ、今、我々が真に学ばなければならない時代だと思いました。全員合唱は危険。むすびの章にあるように、無責任の嵐、空気で決まる、反省(過去からの学び)をしない、独りよがり、抽象概念を声高に言う、世界情勢把握の欠如、都合悪いことは起きないと信じる、、、。確か、カエサルは「人は見たいものしか見ない」と言っていたと思いますが、人間・社会というものはなかなか変わりませんね。だからこそ歴史を学ぶことは大事だなぁ、と痛感しました。

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2023年09月23日

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多読の第一歩として選んだ本。
理由は、歴史というものを今までことごとく避けてきたために恥ずかしいくらい無知なのだが、いよいよ無知のままではいけないという気持ちの方が強くなってきていたため。

まず厚みがあるので、読後の達成感が強い。
そして、日本人として終戦までの流れを知らなかったことを恥じ、また、知った上で日本が行ってきたことに対して更に恥ずかしくなった。

これを読んだからといって、議論できるほどまだ自分の中で消化されてないけど、まずはこの程度でいいのかなと。昭和史にまつわる本は山ほどあるのだから、読み増やしていく中で、徐々に自分の意見が出来たらいいなあと思う。

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2023年06月30日

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驕りにより客観的に自分や世界の状況を見ることが出来なくなり、あらぬ方向に進んでしまうことは現代に生きる自分にも戒めとして刻まなければいけないことだと思う。大局を見据え、かつ現実を直視することこそ本当に必要なことだと改めて感じた。

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2023年04月01日

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「半藤一利」が、昭和史を解説した作品『昭和史 1926-1945』を読みました。

平成最後の年に昭和の勉強です… 「澤地久枝」のノンフィクション作品『妻たちの二・二六事件【新装版】』を読んで、昭和の歴史について、少し学ぼうと思ったんですよね、、、

「半藤一利」作品は、昨年の8月に読んだ『あの戦争と日本人』以来なので半年振りですね。

-----story-------------
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。
日本人はなぜ戦争を繰り返したのか―。
すべての大事件の前には必ず小事件が起こるもの。
国民的熱狂の危険、抽象的観念論への傾倒など、本書に記された5つの教訓は、現在もなお生きている。
毎日出版文化賞特別賞を受賞したシリーズ、待望のライブラリー版。
過ちを繰り返さない日本へ、今こそ読み直す一べき1冊。
巻末に講演録『ノモンハン事件から学ぶもの』(28ページ)を増補。
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歴史探偵「半藤一利」が、スタッフを相手に寺子屋的に行った昭和史の講義を編集した作品です。 

 ■はじめの章 昭和史の根底には“赤い夕陽の満州”があった
  ― 日露戦争に勝った意味
 ■第一章 昭和は“陰謀”と“魔法の杖”で開幕した
  ― 張作霖爆殺と統帥権干犯
 ■第二章 昭和がダメになったスタートの満州事変
  ― 関東軍の野望、満州国の建国
 ■第三章 満州国は日本を“栄光ある孤立”に導いた
  ― 五・一五事件から国際連盟脱退まで
 ■第四章 軍国主義への道はかく整備されていく
  ― 陸軍の派閥争い、天皇機関説
 ■第五章 二・二六事件の眼目は「宮城占拠計画」にあった
  ― 大股で戦争体制へ
 ■第六章 日中戦争・旗行列提灯行列の波は続いたが…
  ― 盧溝橋事件、南京事件
 ■第七章 政府も軍部も強気一点張り、そしてノモンハン
  ― 軍縮脱退、国家総動員法
 ■第八章 第二次大戦の勃発があらゆる問題を吹き飛ばした
  ― 米英との対立、ドイツへの接近
 ■第九章 なぜ海軍は三国同盟をイエスと言ったか
  ― ひた走る軍事国家への道
 ■第十章 独ソの政略に振り回されるなか、南進論の大合唱
  ― ドイツのソ連進攻
 ■第十一章 四つの御前会議、かくて戦争は決断された
  ― 太平洋戦争開戦前夜
 ■第十二章 栄光から悲惨へ、その逆転はあまりにも早かった
  ― つかの間の「連勝」
 ■第十三章 大日本帝国にもはや勝機がなくなって…
  ― ガダルカナル、インパール、サイパンの悲劇から特攻隊出撃へ
 ■第十四章 日本降伏を前に、駆け引きに狂奔する米国とソ連
  ― ヤルタ会談、東京大空襲、沖縄本島決戦、そしてドイツ降伏
 ■第十五章 「堪ヘ難キヲ堪ヘ、忍ビ難キヲ忍ビ…」
  ― ポツダム宣言受諾、終戦
 ■むすびの章 三百十万の死者が語りかけてくれるものは?
  ― 昭和史二十年の教訓
 ■こぼればなし ノモンハン事件から学ぶもの
 ■関連年表
 ■あとがき
 ■平凡社ライブラリー版 あとがき
 ■参考文献

さすが昭和史の語り部ですね… 学校では、ほとんど習うことのなかった昭和史について、わかりやすく、そして読みやすくまとめてまります、、、

約550ページの大作ですが… 昭和の開戦にいたる歴史の流れ・ポイントを知ることができる良書ですね。

「君側の奸」であるとか、「統帥権干犯」、「立憲君主制」等、何となくしか理解できていなかった言葉も、優しく具体的に説明があったので、随分と理解できました… これらの言葉は、日本が第二次世界大戦に向かって暴走する流れを理解するうえでは、とても重要なキーワードなんだということを改めて感じましたね。

そんな中で、

1865年(慶応元年)に朝廷が開国を決断して国をつくり始め、
1905年(明治38年)に日露戦争に辛うじて勝利して近代国家として認められ、
1945年(昭和20年)に第二次世界大戦の敗戦で国を滅ぼし、
1985年(昭和60年)にバブル期を迎える、

偶然なんでしょうが、40年周期で国をつくって、国を滅ぼすという繰り返し… というのが妙に印象に残りました。

次の40年は2025年(新元号の7年)ですよね… あと6年後に、国が滅びるようなことがないように何ができるのか、一人ひとりが考えなきゃいけないなと思うのですが、有権者の政治への関心の低さはちょっと不安ですよね、、、

日中戦争が始まる際に「永井荷風」が、

「日本現代の禍根は政党の腐敗と軍人の過激思想と国民の自覚なき事の三事なり。
 政党の腐敗も軍人の暴行も、これを要するに一般国民の自覚の乏しきに起因するなり。」

と言っていて、国民が上の言うとおりにただ流されていること、それは根本的には国民の自覚のなさに起因すると指摘しているんですよね… なんだか、現代社会に通じるものを感じますよね。

そして、当時の指導者層や軍上層部の、起きると困るようなことは起きないという根拠なき自己過信と、情報を軽視した驕慢な無知、失敗しても責任を問われなという底知れぬ無責任、歴史(過去)を学ばない姿勢は、これまた、現代の政治家を見ているようで、40年周期説に信憑性を感じてしまいますね。

最後に「半藤一利」が語る、昭和史の20年間からの教訓を紹介しておきます、、、

 1.国民的熱狂をつくってはいけない。(国民的熱狂に流されてはいけない)
 2.最大の危機において抽象的な観念論を非常に好み、具体的な理性的な方法論をまったく検討しようとしない。
 3.日本型のタコツボ社会のおける小集団エリート主義の弊害。
 4.国際的常識の理解不足。(ポツダム宣言の受諾は意思の表明でしかなく、終戦は降伏文書の調印による)
 5.対症療法的な、すぐに成果を求める短兵急な発想。

うーん… 仕事にも活かせそうな教訓ですね。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

確かに口語体で歴史の授業の様に流れがよく分かる内容でした。歴史というのは後から評価する人の主観で事実がかなり歪められてしまうのが常だが説得力ある記述で事実に近づけようと書かれた力作ですね。

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

勉強はしたけど、それだけの昭和史…さらに言えば、もっと昔の歴史と違って苦手意識というか面白さは感じられなかった昭和史。
半藤さんのフェアが組まれていたのをきっかけに買ってみて、読み終わるまでにとても時間がかかってしまった。とてもわかりやすくて親しみやすい語り口だけど、少し避けてしまう気持ちもあった。
やっぱり戦争があるから、他人事に面白いと思っていた歴史とは違って苦々しい思いがするけれど、避けずに学ばなければならない部分だと思う。

無知、思い込み、失敗を認めない、熱狂に流される。
思えば、今の時代でもそういうところがたくさんある。
時代がそうだから自分もそうする、最初は否定的だったのに、いつのまにか周りに流されて良く見えてくる……
自分って現金だなと思いつつ、そう思ったことも忘れて過ごしている。それで良いこともあるけれど、そんな自分を客観視すること、違和感を置いてけぼりにしないこと、大事にしなきゃいけないと思う。

そしてもう一つ思うのは、結局、人なんだなということ。
良識をもっている人がいなくなると、組織の良識もなくなってしまう。強硬派の人はいつまで経っても変わらないし、さらには集まって力を持ってしまうし。
良識をもつ人間ではいたいけど、この人は信頼できる、この人なら大丈夫って感覚も組織にいるなら大事な気がする。

2022年中にって思っていたから読み切れて良かったです(本編までは2022年中に読んだ)。 

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2023年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歴史録である以上、内容については著書を読むしかないが、最終章にある教訓が肝要であろう。以下にメモしておく。第二次世界大戦の関連書(失敗の本質、など)との併読がよいかもしれない。

①国民的熱狂を作ってはいけない

②日本人は特に抽象的な観念論を好み、具体的で理性的な方法論まで考えることを避ける傾向があることを認識する

③日本型のタコツボ社会、小集団主義の弊害

④主観的思考による独善が横行

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2022年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

年表で見るだけでは分からない裏側を見るような本だった。歴史だけれど読み物として秀逸で、引き込まれる上に飽きずに頭に入ってくる。
その時代を生きていた著者だからこそ書けることもあるのだろう。
軍人や政治家や昭和天皇の言葉が引用されているのがまた興味深く、そして恐ろしくもあった。空気に流される日本人の悪いところが出ていて、誰も大きな絵を描いていなくて、何故か都合よく勝てると思い込んでいて、兵士たちはただただ死にに行ったのが明確に分かってとても辛い。
国家や国民のことを真に考えているとは思えない一部の権力者が、無謀な選択をした。歩兵銃の銃弾の話や脆い戦車の話なんかは、今も変わらないことをやってるように思えて仕方がない。なるべく多くの日本人が知り、理解すべき歴史のひとつだと思った。
そして死者数の羅列を見て本当に心が痛む。相手国も含め莫大な犠牲だ。戦争はやってはいけない。
驕慢なる無知と過信は現在の日本にも多く潜んでいると思う。これが日本人の性質なんだろうか?この本には多く学ぶことがあった。

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2022年10月05日

Posted by ブクログ

オーディブルで18個に分かれていたものを全部聞いた。
とても分かり易く、率直に日露戦争から太平洋戦争敗戦に至る昭和史を語った本。
年表的な歴史の授業では、満州事変、大政翼賛会、226事件、真珠湾攻撃などと一直線に戦争に向かった印象だったが、丁寧に紐解くことで、要所要所で決定的に判断を誤ったポイントがあったこと、その場で可能な限り抗おうとした人がいたことなど、よく理解できた。

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2022年06月12日

Posted by ブクログ

過度に日本を貶めず、かと言って賛美もしない良い距離感の昭和史。だから戦争になったのか、これからも絶対に戦争が起きない保証はないなと思えてしまう。日本人の特性が今なお生きているからこそ、危うさも感じる。一度読んだだけでは、腹落ちできたか自信はないけれど、良い読書になった。

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2022年05月26日

Posted by ブクログ

なぜ日本は戦争に向かっていったのか。

歴史を作っていった個人レベルにまでフォーカスしつつ、それぞれの人物が意思決定をした背景にあった思想や組織の力学などにも触れて語られている。

陸軍は陸軍、海軍は海軍の論理があり、政府だけではうまく動かない政体に。更にその上には絶対的な天皇もいながら、天皇をある種騙しながら各組織が日本という国を動かしていく。
縦割りの組織の限界のもと、誰かしらの独断を含みながら誰も臨まない中庸の意思決定の元戦争に突き進んでいくプロセスはとても興味深い。

歴史に興味がある方はもちろん。組織についての学びもたくさん得られる一冊だった。

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2022年03月25日

Posted by ブクログ

再読。再読ではあるが、最初に読んだのが2007年、今から15年前のことなので、新たに読むのと同じ感覚で読んだ。
昭和時代である、1926年から1989年が2冊に分けて書かれている。本書はその上巻で、1926年、昭和元年から、1945年、すなわち太平洋戦争終結までを描いている。何故、このような無謀な戦争に突入し、作戦的にも過ちを繰り返し、かつ、悲惨な状態になるまで戦争を辞められなかったのか、ということが主題である。
少し前に、「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」というNHKが取材し何冊かに分けて書かれた同じテーマの本を読んだ。「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」の方が、その理由を分析的に書いているのに対して、本書は実際に起きたことを読みやすく整理して書いてくれているところに違いがある。
筆者の半藤一利は、「それにしても何とアホな戦争をしたものか」という一語があるのみ、と書いている。本書を読むと、その言葉の実際に意味するところが非常によく分かる。
あえて、という形で教訓を探すとすればとして、下記の5つを挙げている。
1)国民的熱狂をつくってはいけない。その国民的熱狂に流されてしまってはいけない。
2)最大の危機において日本人は抽象的な観念論を非常に好み、具体的な理性的な方法論をまったく検討しようとしない。
3)日本型のタコツボ社会における小集団主義の弊害
4)国際的常識を日本人はまったく理解していなかったこと。国際社会の中の日本の位置づけを客観的に把握していなかったこと。
5)何かことが起こった時に、対症療法的な、すぐに成果を求める短兵急な発想

そして、ここまでの昭和史を通しての結論は、「政治的指導者も軍事的指導者も、日本をリードしてきた人びとは、なんと根拠なき自己過信に陥っていたことか」と結んでいる。
これは、バブル熱狂からバブル崩壊、その後の日本の経済的低迷状態の記述としてもあてはまる部分があるような気もする。

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2022年02月22日

Posted by ブクログ

昭和の歴史がとてもわかりやすく説明されている。海軍と陸軍の暴走、それを後押しした新聞、新聞に煽られて戦争に熱狂していく国民。そしてその時代の指導者たちのリーダーシップのなさ。自分が見たいように現実を見て、自惚れやの傲慢ちきな性格、これじゃあ国が滅びそうになることがよくわかります。

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2022年02月16日

Posted by ブクログ

とにかく昭和史は「起きてほしくないことは起きない」と都合よく思い込んでしまったことが次々に起こった歴史で、アメリカは攻めてこないだろう、ドイツは勝つだろう、ソ連は和平を仲介してくれるだろう、、と全部甘い期待で結局大失敗を繰り返している。もっと歴史から学びましょうというメッセージで終わる。

現代に至っても、原発は安全だ、コロナは大丈夫だと、楽観的過ぎる見通しですべて失敗していて、この国は何も歴史から学んでないんやなあ。とこれはワタシの感想。

とにかくアホという言葉がたびたび出てくる。百田尚樹もびっくりです。

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2021年11月20日

Posted by ブクログ

太平洋戦争が何故起きたのかがとてもよくわかる本。こういうのを読むと、人間ってバカだなと思うし、自分も同じ様にバカな事をしたに違いないと思う。

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2021年10月17日

購入済み

ページ数は多いが、講演会的な語り口で非常に読みやすい。日本人全員が自分ごととして読むべき本だと思う。軍部の驕慢と暴走はもちろん許されるべきことがないが、それを煽ったメディアと、現実を見つめずに安易にメディアの論調にのっかった国民全員にも責任があるのだと思う。その反省を忘れて同じような失敗をしないようにしなければならない。

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2020年12月14日

Posted by ブクログ

人々が何を誤り、いかに狂乱したか
昭和という激動の時代を学び直すにあたって
良書だと感じた。
あまり語られることのない
戦争の裏側にある人間模様が実に興味深い。

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2023年02月13日

Posted by ブクログ

無茶苦茶読み応えがあり、勉強不足で少し調べたりしながら読まなければならない箇所もあった。そして著者は歴史を語りながら昭和史から現代日本人が学ぶべきことを明確に示しており、またそれが耳が痛くとても重たい。特に、日本人がどこかに持ってしまっている特性に、起きてほしくないことには目をつぶり、また抽象的な概念論でもって納得してしまい、具体的理性的な検討を怠って都合よく判断しまうことがあると言う点、頭の何処かにおいておくべきだと思う。

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2022年09月19日

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昭和史はもちろんだが、日本人の気質とそれが間違った方向に進むときどう悪さをするのか、それがどれほどの被害へと繋がるのか、それを一番学んだ。

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2022年06月22日

Posted by ブクログ

2004年に購入した本誌を再び読み直してみました。愚かなリーダーが建てた愚かな策によって満州事変から太平洋戦争敗戦まで時系列に語られている。
大きな事件の前に小さな事件や出来事が必ずあり、ある人間の小さな判断が大きく間違った方向に進んでいく事も。それを語らずに大きな出来事だけ語っても歴史を学んだ事にはならない。
17年たって改めて読むと、より深く感じます。

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2022年05月08日

Posted by ブクログ

一度通読しただけでは理解が浅い。
それでも長い昭和という時代の、まさに戦争へと至る流れは多少追えたかもしれない。
現実に沿った判断の出来ない意思決定者と、国民感情を煽るだけ煽ったメディア、そしてそれに踊らされるように突き進んでいった国民。
押し戻すことの出来ない時代の趨勢。その基盤となった日清日露戦争での戦勝と神国日本の神話。
それらがない混ぜになって着実に戦争に進んでいったのだと思う。
今またロシアは同様に、狂信的なプーチンの元、メディアは言論統制により画一的な情報のみを自国に流布し、国民の8割は指導者を支持しているという。
戦争へと至り、戦時を過ごすあり方は、やはり似ているものだと言える。
人々の命を大切に思い、より現実に沿った判断をし、メディアはより多様な事実を公平にかつ倫理的に報道し、国民は何が正しいか考える。
そうした小さなひとつひとつの実践こそが、平和を辛うじて維持していくために必要なことなのかも知れない。

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2022年04月10日

Posted by ブクログ

司馬遼太郎氏の「昭和という国家」を 補足して、わかりやすくした感じの本

司馬遼太郎氏の戦前昭和史の2つのキーワード「独裁者なき独裁」「統帥権」を 具体的に 史実とともに検証しているように 感じる

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2022年03月27日

Posted by ブクログ

昭和全体を大きく理解できる
この本を読んでから、戦争直前や戦後を読むと理解が進む
日本史の授業で学ぶことだけが日本の歴史ではないと思わされる

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2023年12月26日

Posted by ブクログ

今の日本がどのような経緯で戦争を始め、敗戦したのか、その時何が起こっていたのか、決して明るい話題ではないのに軽快な語り口でスイスイ読めてしまう。この本を読んで昭和史学ぶのを必修にして良いレベル。

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2021年06月12日

Posted by ブクログ

漫画の原作ということで読み始める。
やはり、あの漫画の原作だな〜と感じる箇所が多かった。
歴史は、聞いたことがある単語は多いのだが、それに至るまでの過程を知らない事が多い。
この本では、そういう経緯があってアレが起こる訳なんだなと思う事が多々あった。しかし、すぐに忘れてしまうのが問題だ。

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

平易な語り口でスイスイ読めるが、時系列が前後したりする部分もあり、しっかり読まないとわかった気になってしまう所もある。

それにつけても終戦までの日本の昭和史が、今のロシアの状況になんと似ていることか。もっとも日本に独裁者はいなかったが・・

ロシア国内の状況が本当のところはどうなっているかよく分からないが、プーチンもロシア国民も過去の日本の歴史に学び、無謀で独りよがりの侵略戦争はペイしないことを理解して、一刻も早く戦争をやめてほしい。

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2022年04月14日

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