【感想・ネタバレ】とらドラ9!のレビュー

本作はタイトルにある「とら×ドラ」のお話です。
これは「虎×竜」を意味しています。
ただし、本物の虎と竜が戦うようなバトルものではありません。
甘酸っぱい学園青春ラブコメディです。ええ、甘酸っぱいです。
高校生の恋愛のあるある、人として当たり前のように抱えそうな葛藤、読んでいて思わず「うんうんあるある...」となってしまう。
それ故に物語に引き込まれます。
恋愛の難しさだけでなく、人と付き合うことの難しさ、しかし難しいがゆえの楽しさというものを本作から学ぶことができると思います。
今恋愛してる、あるいは周囲に恋愛している・悩んでいる友達がいるという紳士淑女の皆様、騙されたと思って本作を手に取ってみてください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

なんだよ、これ!もう目が離せない。

真正面からぶつかって傷つけあって、血を流して前へ進めなくて立ち止まって置いていかれて。親の愛情とか諸々に縛られて思い出があって好きも嫌いも進む道も自分で決めなければいけなくって、誰も代わりに決めてはくれないし、責任もとれない。自分の道を決められるのは自分だけだし、否定されて傷ついて分かっててもらえなくって泣いて。大切な人が傷つくのを見てられなくってでも傷つくのは自分のためで、大切だからこそ自分のために傷ついて欲しくないのに。

物語のテーマのうち大きなウェイトを占めていた親との関係がついに表に出る。優しい竜ちゃん、いい子の竜ちゃん、大丈夫だと言われて安心して、反抗なんかしたことがない優しい竜ちゃん。大河と竜児の二人の行き先はどこか。傷つかないでいられる場所なんてこの世にはないのかもしれないけれど、それでも、二人の行き先に希望の灯火が、宿ることを祈る。

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2014年10月25日

Posted by ブクログ

この巻はもう「ジャイアントさらば」しかないでしょう。
いやいいシーンだなーっつーよりも、ええええ!?このいいシーンで「ジャイアントさらば」っすか!?み、みのりん(つーか竹宮先生)流石っすー!!的な意味で。
なんで「覚悟のススメ」よ!!って読みながら突っ込む勢いで。

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2013年09月04日

Posted by ブクログ

ついに。ついに。けれどやっぱりそんな簡単にこの二人が結ばれるはずもなく。竜児と大河の関係は、「恋」というにはあまりに深刻で、「愛」と呼ぶにはあまりにも痛すぎて、「竜児と大河」としか言い表せないなぁ。

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2013年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いよいよ佳境、起承転結の結らしい展開の、バレンタインまでの9巻。
大河ちゃんの本当の気持ちを知った竜児くんはどう動く?
自分が想いを語ってしまったことを知らない大河ちゃんは、というところで、なかなか苦しい展開が続く。
そしてついにみのりんの、亜美ちゃんの、それぞれの想いが明かされることになるんだけども。

みのりんは本当に、本当にかっこよくて強くていい子なんだぁと。みのりんと竜児くんの想いは繋がらなかったけど(これはみのりんが大河ちゃんのことを大好きすぎて、竜児くんとくっつけなかったんだろうと想像はつく)大河ちゃんを挟んで、揺るぎない友達関係を構築できた時点で、2人の関係はある意味ハッピーエンドなのかもしれないと思った。

亜美ちゃんに関しては・・・自分がおせっかいをしたから皆が上手くいかなくなった、本当はみのりんとも仲直りしたい、タイガーともみんなとも友達で居たい、と泣く亜美ちゃんがかわいそうでなぁ。
中盤での何を考えてるか分からない亜美ちゃんの行動原理がこれだったのかあとやっと腑に落ちた。
恋愛という舞台には上がらなかった印象だけど、亜美ちゃんってほんと魅力的だなぁ。性悪チワワだけど、その実おせっかいで皆を放って置けない、そんな亜美ちゃんが好きだなぁとしみじみ思ったのでした。

そしてバレンタイン、大河ちゃんの気持ちを暴露したのはみのりんで、ここから怒涛のラストへ!この後10巻も一気読みしました(笑)。

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2012年07月22日

Posted by ブクログ

ひょんなことから大河の本当の気持ちを知ってしまい、戸惑う竜児。そんな中、泰子と進路でまっこうから対立。
そんな中、竜児はついに自分の気持ちを決め、どこに向かうのかを決心。実乃梨に背中を押されながら自分で進んでいく。
しかし、思いを確かめようとした二人にある出来事が待ち受けていた・・・。



今回、竜児が大きく成長していた。今までの煮え切らない態度からようやく決心し、自分の足で歩き始めていてよかった。
亜美は今までの孤独な気持ちを竜児にぶつけたり、実乃梨は自分の気持ちにケリをつけ、かっこいいほどの行動をする。

三者三様の成長をみることができるこの巻は、非常によい。次回いよいよ最終巻。

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2010年04月14日

Posted by ブクログ

それぞれの思いに決着が・・・・・・!
大河の本当の気持ちを知ってしまい戸惑う竜児、落ち着かない日々を送る中、進路を巡って泰子と対立してしまいます。
一方今まで密かにみんなのために頑張っていた亜美の本音が爆発!彼女の底なしの孤独が明かされます。
精神的に追い詰められながらも自分の気持ちにケリをつけた竜児、憧れの存在であったみのりんの強さの理由を知り背中を押されたことで前に進み始めます。
竜児と大河、やっと幸せを掴もうとした二人に最大の試練が待っていました。
続きが待ちきれなくなるラストです!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 せっかくハマったのに次巻で完結ってマジか!そして3月10日までやきもきしなきゃならんのかぁあああ!
 竜児が好きすぎてやばい!これはみんな惚れるわ!なんていうか、真中的な?「なんでお前があんな美少女たちに!」感が皆無!どうしたって幸せになって欲しいんだよぅ!
 やっちゃんの気持ちはわかるけど、竜児はそこよりも一歩踏み込んだところで苦しんでる。早くそれに気づいて、「絶対にそんなことない、大丈夫」って言ってあげて欲し・・・とか言ってる間にあのエンドかぁぁぁあああ!あと20日強、どうやって過ごそう・・・。

気になっちゃうからいっそ忘れてたいのに、ちょくちょくアニメあるから忘れてらんねーっw

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2009年10月04日

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それぞれのキャラの心理描写が丁寧に描かれ、物語がついに最終局面へ向かっていった。
前回のもやもやが晴らされた巻でもあった。
みんなは竜児と大河の恋愛を応援してくれているのだということが分かり、大河ともそのままうまくいくかというところで今度は大河の母親が登場。
進路のこと、大河のこと、竜児がどのような結論に至るのか最終巻で確認しようと思う。

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2013年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大河のことを意識しだす竜児、孤立していく亜美の心境、進路を巡って高須家親子の軋轢などなどがバレンタインに向けて収束していく。亜美の本心が垣間見えた場面と校内追っかけっこの場面がよかった

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2012年04月07日

Posted by ブクログ

ぁ~あ、竜児とみのりんが切れちゃったぁ~

みのりんが可哀想だ…

大河がいなかったらみのりんが竜児を好きになることはなかったし
大河がいたから竜児はみのりんより大河を選んじゃった…


竜児がみのりんに抱いてたのは恋じゃなくて憧れで、恋と錯覚したからみのりんを傷つけたように見える。
結局みのりんを一人にしちゃったじゃん…
一人なのは大河もあ~みんもみのりんも変わらない気がするんだけどな。
大河には親らしい親がいないってことだけじゃん。

竜児は弱い者に同情してるだけな気がする。
みんな同じくらい弱いのに…
それに気づかない竜児はやっぱり馬鹿なんだろう。


駆け落ちしちゃった二人。
後は今まで無駄に反発してた二人がくっつくだけなんだよね。
落ち着くところにやっと落ち着いたんだなぁ~

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2011年02月28日

Posted by ブクログ

修学旅行の冬の雪山で思いがけず大河の本当の気持ちを知ってしまった竜児。大河はそのとき事故によって意識朦朧となっており、しゃべってしまったことを覚えていなかった。そんな大河を前に竜児は態度を決めかねるが…。そして高校二年も残りわずかとなり、竜児は進路をめぐって泰子と衝突。なにかと先の見えない五里霧中の竜児に、一方では実乃梨と亜美が本当のところを見せはじめる―。超弩級ラブコメもいよいよ佳境に突入。

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2009年12月20日

Posted by ブクログ

竜児と実乃梨、そして大河の関係に一応の決着がつくこの巻。
しかし一難去ってまた一難とはまさにこのこと、といった展開で、最終巻まで全く目が離せません。
とりあえず実乃梨が格好良かったです。
そして漏らされるあーみんの本音がもう、ね・・・。
あーみん派はとらドラP!で報われるしか(以下略)。

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2009年12月15日

Posted by ブクログ

大河の本当の気持ちを知ってしまった竜児は、彼女との関係に悩み、その場に立ち尽くすほかなすすべがありません。

その一方、3年生への進級を目前に控える彼らは進路調査の提出を求められますが、それぞれの家庭の事情をかかえる竜児と大河は、提出期限がすぎても進路調査を担任に提出することを拒んでいました。そんななか、竜児の大学進学を後押しする母の泰子が病に臥せってしまうという事件が起こり、竜児は自分がなにをするべきなのか悩みます。

前回は、大河の気持ちが竜児に知られてしまったところで終わったため、てっきり今回で亜美のフラグを回収し、最終巻で締めくくりという運びになるのかと予想していたのですが、思いがけず竜児や大河の家族をめぐる問題がいっきょに噴出してきました。これだけとっ散らかってしまって本当に最終巻できれいな結末を迎えることができるのか、すこし心配ではありますが、著者の手腕に期待したいところです。

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2018年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついにとらドラ互いの気持ちが向き合いましたね。
1、2巻あたりはバリバリのコメディでしたが、気づけばしっかり青春恋愛群像劇に昇華していて。読みごたえたっぷりで、ありきたりですが甘酸っぱくもほろ苦い世界に引き込まれました。
こちらの方が先発ですが、物語のテンションの推移が俺ガイルと少しにているかも?かるーいラブコメと見せかけておいて、徐々に登場人物みんなに感情移入させられてしまう。
竜児、大河、亜美、北村、実乃梨、みんな未熟で、悩んで、迷って、それでも決めなくてはいけなくて、選ばなくてはならなくて。
次巻、最終巻でみんながどのように居場所をみつけるのか。しっかり見届けたいと思います。

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2016年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大河の本当の気持ちを知ってしまった竜児。
健康優良高校生男児が、いくらエキセントリックとはいえ美少女に恋を告白されて意識しない訳がありません。ましてや、相手が成り行きとはいえ夕食を一緒に食べるのが当たり前になっていた相手であれば、いわんやをや。
しかし、亜美の荒療治がようやく効果を現しましたね。
れだけ時間がかかったのは、亜美がその分だけ大人の視点で見ることができていたからか。精神的成長が早い分、亜美が損な役回りなのが不憫でなりません。

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2013年03月01日

Posted by ブクログ

クライマックスに向けいろいろと動かしまくっている内容でした。

ちょっと全体的に流れが悪いかなという気もしなくはないですが、竜児が自分で決めるということを重点において、ストーリーを展開させているのは悪くないですね。

ただ感情の変化については正直よくわからないです。こういう形で展開させたいからこういう感情にしておきましたよという部分も多少はあるのかもしれません。

最終巻への助走と考えれば十分かとも思うのですが、もう少し高いレベルを期待していたのも確かですね。

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2010年07月15日

Posted by ブクログ

今回も8巻に引き続きとても苦い話。
カバー絵になっている亜美はさほど出番があった訳ではないのだけれど;;

大河は自分の想いを隠しつつ(当の竜児には知られてるんだけれど)、竜児を助けようとする。
実乃梨は自分の進む道を決め、ひたすらにその道を進もうとする。
亜美は本音を吐き出し、後悔の念で去ろうとする。
竜児は奇しくも知ってしまった大河の本心を忘れようとするが、忘れることが出来ず、何が良くて何が悪いのか悩みに悩んでどこへ進んでいいか分からなくなってしまう。

後半はまさしく「怒濤の展開」。
実乃梨と竜児の関係は、当初竜児の希望していた恋は実ることはなかったが、その次に芽生えた「絆」という場所にたどり着いて、ひとまずの決着。

で、最後の最後に「超展開」。
実乃梨関連だけでも十分びっくりな展開ではあったのだが、最後にも。
本当はうまくいっていなかった大河と本当の母親との関係。大河を父親側から強制的に引き取ろうとしてて、それに反対してた大河。
エゴでいい母親でいようとする泰子に対し初めて爆発する竜児。
同じ母親だが全く正反対の母親から、手を取って逃げ出す大河と竜児。

次の巻が気になって仕方がない。

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2010年07月10日

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