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Posted by ブクログ
河合隼雄と吉本ばななの対談集「なるほどの対話」を読んで、読みたくなった本のうちのひとつ。
どの短編も好きだったけど、特に好きだったのは、というか、グッとくる表現があったのは、「最後の日」だった。
私がこわいのは、いつも人間の心の働きであり、運命とか自然の脅威のほうではなかった。(P44)
もう一度あの気持ちがやってくるなら、嬉しいと思う。(P51)
その光景に、胸がしめつけられた。(P56)
それぞれとても短くて、詳しいことは書かれてない文章なんだけど…なんでだろう。
その場面でそんなこと感じちゃうの?という意外性もあるんだけど、妙に共感できてしまう感じもするのが不思議。
あと、最後の一文も。
そして、幼い日には想像もつかなかったそんなことで、この年のこの日この夜、胸がしめつけられることが私の人生に生まれていたことが、ただとても嬉しく思えた。(P56)
これからどんな困難なことに出会っても、こんな風に感じられる人間になれたら、もう、無敵な気がした。そして、今まで起きた辛いことも、こんな風に捉えられたら、前向きに生きていけそうな気がした。
Posted by ブクログ
久々に吉本ばななさん。
しかも南米・アルゼンチンが舞台だなんて!
合間に写真も結構載ってていいかんじ♪
Mr.Bookmanで見つけて購入ー満足02♪
旅行記としても、小説としても楽しめる!
実際に足を運んで経験したことが書かれてると、
吉本ばななさんがこんな体験したんやなーとか
こういうふうに見て感じてきたんやーとか思って読めて面白い☆
南米(ペルーやけど)行ったことあるから、
何となく分かったふうに想像して読んだw
でもほんと写真もあるし、その風景が頭に描ける。
小説としても好き。
心地良い瞬間の中で、あー今死んでもいい、って思える。
・・・なんとなく分かる。そりゃあ死にたくはないけれど、
もし突発的に死んじゃうならそれはしょーがない。
日々の中のふとした心地良い瞬間。
イチノセの畑で藁をかき集めて燃やす。
煙から避難して、しばし陰でこの本片手に休憩。
お父さんは藁を運びに行ってまだ帰って来ない。
暑すぎない秋の空。雲。稲。赤とんぼ。
そんな心地良い瞬間。
あーーーアルゼンチン行きたい!!
Buenos Aires!!イグアスの滝!!のどかな町!ホットチョコレート!
いつか絶対行く!!!!!
2009年夏休み.実家にて.