【感想・ネタバレ】オイレンシュピーゲル壱 Black & Red & Whiteのレビュー

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面白かった。これまでの作品とは人が変わったようなラノベで驚いた。クランチ文体とラノベがこんなに相性良かったとは…

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

近未来のオーストリアを舞台に児童福祉政策により四肢を機械化された少女たちの戦闘の日々を描くバイオレンスアクション。
最初聞いた時は「それ何てガンスリ?」だったんですがガンスリとは大分イメージ違います、ある意味対極です。二番煎じの心配なし。

三人娘の中でも一番純粋純情で熱血肌の黒犬・涼月、
狙撃の名手にしてクール&ニヒルな赤犬・陽炎、
いつもお気楽極楽な鼻歌を絶やさないムードメイカーの白犬・夕霧。

拳が唸り銃弾飛び交いワイヤー舞う過激なアクションとキャラクター同士のユーモラスな掛け合い(副長いびり、もとい三者三様の副長いじりに注目)が絶妙のテンポを生み最後まで読者をぐいぐい引き付けて離さない。

犯罪が多発し悪党どもが闊歩し策謀が蠢く壊れかけの街で、絶望と背中合わせになりながらも仲間とともに死線をくぐりぬけていく少女たちの苛烈にして鮮烈な生き様に惹き込まれる。

不安定な心の揺れを抱えた少女たちをサポートする大人たちもとても魅力的に描かれている。
陽炎の「この人なんだかんだ言いつつ最後まで聞いてくれるんだな」の雑感が端的に表しているように、やりたい放題の三人娘に振り回され時に多大な損害を被りながらも、胸の内では彼女らの身を真摯に案じ、部下が喪心した際は本名を呼んで叱咤する副長の人間臭さは絶品。
こんな上司がいたらいいなあ。最前線すぎるのはどうかと思うけど(笑)

「スクランブル」や「ヴェロシティ」が好きな方ならハマると思います。

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2017年08月25日

Posted by ブクログ

とりあえずシリーズは全巻持ってる。
対テロの秘密兵器が戦闘用の義手義足をつけた十代の少女で、
と言うわりかしえげつない設定だけど面白い。
こっちは皆主人公の少女の名前が駆逐艦。

オイレンシュピーゲルの方を先に知ったけど、
このシリーズはオイレンとスプライトどっちも面白いし、
どっちも本編なのでやっぱりどっちも交互に読んでるといい気がした。

好みで言うと生活感と普通グレてもおかしくない環境で普通に斜に構えてるけど根が曲がりきれない涼月さんがいるのでこっち。

ミハエル隊長早く陽炎娶って引退しちゃえよ!幸せになっちゃえよ!

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2009年12月07日

Posted by ブクログ

ラノベというほどにライトでもなかった。キャラ設定やある程度定型化したやりとりを続けるあたりはラノベっぽい。しかし、子供が闘う話はやはりどこか痛さを感じる。

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2017年07月14日

Posted by ブクログ

近未来のオーストリアを舞台に、3人の少女たちが織り成すSFアクション。1巻はキャラクター紹介でストーリーが大きく展開するのは2巻からです。表紙とライトノベルというジャンルとは裏腹に、内容はストーリーが進むごとに凄くハードです。

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2011年02月20日

Posted by ブクログ

かつて「ウィーン」と呼ばれた街――2016年の国際都市ミリオポリス。その治安を守るMPB遊撃小隊<ケルベロス>の三人の特甲少女たちが機械の躰と最強の武器を手にして、凶悪な犯罪者たちへ襲いかかる!

「文化委託」された日本の『漢字名』を名乗る3人の少女――涼月・陽炎・夕霧、3人のそれぞれを主役とした短編集。
『マルドゥック・ヴェロシティ』のような"/"や"="を多用した文体で、アクションシーンを疾走感全開で書き上げたエンターテイメント/シリーズ第一作。

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2010年06月20日

Posted by ブクログ

文章のリズムが掴みにくいSF小説。

記号を使った文章は読みにくく、過多な体言止めにもうんざりだった。内容も、各話、目立った山場がなく退屈なところも多々あった。
これは、次巻以降のためのキャラクター紹介なのかもしれない。

正直、読み方、楽しみ方がわからなかった。

次巻も読もうと思うが、スプライトシュピーゲルにも期待。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

近未来のオーストリアを舞台に、警察組織・MPBの飼い犬たる3人の特甲少女たちが、銃弾吹き荒れる街を駆け抜ける。独特の文章構成は慣れるまでちょっと大変ですが、個性的な少女達の物語にハラハラドキドキ。併せて富士見の『スプライトシュピーゲル』もどうぞ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

活字野郎の新作です。ちょっと過激にでも優しい少女達が世界を救っちゃうお話しです。メカ少女、アクション好きにはお薦めです。合わせてスプライトシュピーゲルも読むと面白さ2倍ですw

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1巻は、もう一つの話と同じくキャラ紹介。

 なんか荒んでる。
  もう一つの3人とは違う悲惨さ。

 コマーショル用に前面に出ていてコスプレがビジュアル的にいいけど、ストーリーはスプラッターで画面的に無理かも。

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2012年09月10日

Posted by ブクログ

心に深い傷を負った可愛くも凶暴な三人の機械化少女たちの物語。
文体が"/(スラッシュ)"を多用した実験的な試みで、少々読みにくかった。
何度も「あとどのくらいで終わりかな?」と残りのページの厚さを確認するくらい。
読みにくいというよりは、文章を感じ取りにくいというべきかな。
やっぱり記号は記号。脳内にそう意識付いてしまっている気がする。

表層的にはキュートでポップだけど、中身はへヴィーで悲劇的。
彼女たちの感情には見るものはあるけれど
社会的な問題をただ片っ端からばら撒いて安売りしている感は否めませんでした。

ただ、聖書と引っかけてあるのに意味はあるのか。
それが気になるので続きも読んでみようと思います。

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2012年09月02日

Posted by ブクログ

ごろのいい文が結構いい。
話自体はラノベっぽいけど、主人公達が悲惨すぎる気がする。
まぁ、結構面白かったしいいか。

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2012年06月23日

Posted by ブクログ

スプライトシュピーゲルを読んだのでこちらも。スプライトとは別の色彩を帯びているけれど、世界観と根幹は同質。真実と闇により近そうなこの作品が、次巻のリンク部分をどう描いて展開されていくか楽しみです。

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2011年04月27日

Posted by ブクログ

体を機械化された美少女警察官3人組の近未来チックな物語。
サクサクした文体で、最初から映像化を意識して書かれてるような気がします。
白犬ちゃんが無邪気で狂暴で好きかな~。

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2010年08月01日

Posted by ブクログ

漫画を少し見て原作を知り、これは小説のほうが面白いだろうと手を出してみた。
冲方の小説は初めて。独特すぎる文体に最初かなり戸惑う。でもすぐ慣れた。
映像の脳内補完がやりやすいので、これはこれでありかと。
近未来のどうしようもない感じや、それぞれのキャラの魅力全開で面白かった。
続きも読もう。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

冲方さん・犬・機械化のキーワードに惹かれていたこの本、やっと読みました。
相変わらずの言葉遊びが面白かったです。

最初慣れるまでは、箇条書きっぽい文章に苦戦したけど、慣れたらその独特リズムが逆に読みやすくてサラッと読めました。

この巻、第1巻は主人公の少女3人それぞれにスポットを当てた短編が3つ入っています。
なので、まだ序章の登場人物紹介といった感じ。
世界感も登場人物も好みだし、絵も綺麗なので次の巻も読んでみたくなりました。
第2巻から長編になるみたいなので楽しみ。

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2011年10月30日

Posted by ブクログ

硝煙と流血。ビミョーにソフティケイトされているとはいえ、よくライトノベルレーベルでこういう作品が出せたもんだ(苦笑)。それ自体が作者自身によるオイレンシュピーゲル(悪ふざけ)なのか。

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2009年10月04日

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