感情タグBEST3
おもしろい
センゴクのスピンアウトのストーリー。今川家の勃興が描かれてます。歴史が好きじゃない人々からは評価の低い今川ですが、実はすごかったことがよくわかります。おもしろいです。
絵もストーリーも全力投球
馬鹿殿ではない今川義元が実に生き生きと描かれている。
そのほかの登場人物も過剰なまでに個性たっぷりに描き出されている。
織田信長デビュー前の歴史背景を知る勉強にもなる。
視点が新鮮
惹かれたのは(その歴史的な真実性・妥当性はともかく)、ストーリーの視点の新鮮さであり、歴史もの愛好家としては一気に全巻読まされたと言ってよい。今川義元の捉え方、織田信長の捉え方、桶狭間へつながる時間的な経緯とその必然性等、この作品で展開されたストーリーを全面的に信じるものではないが、「さもありなん」と思わせる話の運びに乗せられる。
Posted by ブクログ
センゴクではいつも戦国時代に関する新たな視点が用意されている。今回は、「戦国時代」の定義そのものが新しい。通説の応仁の乱で下剋上の社会が現出したのではなく、気候として「小氷河期」だったことが大飢饉を引き起こし、大飢饉がかつてない動乱を生み出したという仮説を提示している。
そして本巻では、今川義元&雪斉コンビと織田信秀の三河争奪合戦をスリリングに描いている。
雪斉の指導の元、今川義元が幼児から真の戦国大名に成長する様が描かれ、一方、敵方の織田信秀の時代を先駆けた合理的な国家運営の成功事例が描かれ、義元はその信秀を恐れ、惹かれていきながら、やがて互角の戦いをするに至る。
信秀が津島経済とともに発展する様子や義元の「今川仮名目録追加」は斬新で非常に興味深かった。
信秀の以下の発言が楽市楽座など信長の戦国の大変革につながるんだろうなあと思いました。
「爺、津島商人を見習えぃ。彼奴らは皆が憩い遊ぶ祭りのときほどよう働く。祭日に遊べば一貫文が減り働かば一貫文が増える。即ち二貫文の得。それが商人の考え方じゃ。」
Posted by ブクログ
「こんな義元見たことない!」
というくらい今川義元の認識を改められた作品です、というかこの戦国時代初期の時代認識を改めました。人の支配の観点から既存の統治方法を大きく昇華させた今川義元と、新しい価値観である貨幣と商人のエネルギーを原動力とした織田信長の戦いを、時代の移り変わりとシンクロさせてダイナミックに描いています。
個人的に信長の親父さんが好きです。貨幣と商人の価値にいち早く気づいたとこと、あと食わせ物なキャラクターがよかったです。
Posted by ブクログ
戦国時代は戦国ランスと戦国BASARAでしか知らないけどたのしめました!
今川義元に萌ゆる日がくるとは思いませんでした。いままで雑魚キャラとしか認識してなくてごめんね。
Posted by ブクログ
良い。これは買ってホント良かった。
今まで抱いてきた『今川義元』像が一気に崩れた。
カッコイイ。
義元だけじゃなく、雪斎もカッコイイ。この二人のコンビは素敵過ぎて危険です。
これ読んだ後に無双やると、なんかガッカリする…笑
Posted by ブクログ
今までとは違った今川義元観に圧倒されました。
また信長ではなく、あえて父親の信秀にフォーカスを当てるあたり、戦国好きにはたまらない内容です。
本編のセンゴクも然りですが、今まで歴史書で語られることがなかった経済的な側面を捉えているところがこれまでの凡百の歴史漫画とは一線を画する部分ではないかと思います。
Posted by ブクログ
いわゆる「マロ」キャラだと一般的に思われている、今川義元ですが、全然そんなことはないのです!
彼の類い稀なる才覚と、雪斎の鬼謀が炸裂するはずです、これから(!)
なかなか描かれることに少ない、信長の父、信秀の方面も相当気になっています。早く新刊出て欲しいです!!
Posted by ブクログ
今川義元は従来描かれてきたような公家風のバカ殿ではなく、相当に先進的な名戦国大名だったという研究もあるそうです(”その時歴史が動いた”だっけかな?^^;)
それだけに義元がどのように敗れるのかどのように描かれるのか楽しみです♪
Posted by ブクログ
桶狭間合戦に至るまでの今川・織田両雄の足取りを描く第一巻。今川義元・雪斎師弟を軸に、小氷河期による飢饉と銭の力の台頭を背景とした戦国大名の姿、特に今川と織田および間に挟まれた松平の国造りと抗争を描いていく。
今川の師弟コンビが生き生きとしていて良い。そして国家・社会論の視点からも見どころあり。
Posted by ブクログ
戦国大名なるシステムとはなにか
如何にして乱世を牽引する当主が選ばれるのか
それは合戦なるプロセスを経ずして継承できるような
生易しいものではない
津島商人を見習えい
彼奴らは皆が憩い遊ぶ祭りのときほどよう働く
祭日に遊べが一貫文が減り、働かば一貫文が増える
即ち二貫文の得・・それが商人の考え方じゃ