【感想・ネタバレ】Twelve Y.O.のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

福井晴敏の1・5作目。
初読みの『人類資金』(未完)の魅力にヤラれて…。

専門用語が飛び交う世界観の複雑さが多少苦しくはあったが、手に汗握る(←と書くのも陳腐に感じてしまう程)リアリティとスピード感溢れる戦闘描写の虜になった。

硬質で、いちいち長文で、一見読みづらい『地の文』も、不思議な魅力をもって心地よさを感じさせてくれる……。

基本的には興味の無いジャンルである軍事・防諜モノにここまで心奪われることになろうとは思ってもみなかった。福井晴敏、イイ!!!


……物語について……
“そして誰もいなくなった”という結末にならなかった点に胸を撫で下ろした(笑)。若い2人が、爆風吹き荒れる地下での一時をどうやり過ごしたのかの描写もあれば嬉しかったけれど……。

★4つ、9ポイント。
2013.11.27.図。

巻末解説文が大沢在昌平。
よくある「あらすじを追うのに紙面の大半を費やす」ような解説文と違うのが、好印象。

コレがデビュー作と知り驚愕……、受章前年に選考から漏れたという『川の深さは』も、是非読みたくなった。出版されているのだろうか……?

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2015年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 これってヱヴァンゲリヲンやんけ。同じテーマと言うか構造を持っている。私怨というか私欲を大義名分で正当化し、親子喧嘩に世界を巻き込み、これって変! と言いたくなるところは同じ。登場人物のキャラクタも似通っている。違うのはヱヴァンゲリヲンは私怨、私欲を最後まで貫き通したたが、本作では言い訳を用意していて潔くない。

 実は二回目。無敵の少女が出てきたところで二回目であることを思い出した。大義名分の説明が、どこかの新聞の社説の用で退屈。アクションシーンはマニアックで迫力あるんだけどな。退屈なモノ語りが中だるみした。

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2024年01月19日

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TWELVE Y.O./福井晴敏:第44回大賞受賞。1998年。W受賞。

Y.O.って何?
自衛隊の話。戦後アメリカに守られてる日本。
戦後、ふと出会った日本人娘と米兵。子ができる。米兵、アメリカに去る。娘村八分状態。息子青い目のせいでトラブル。母没後、父に会いに行く。父、驚くほど出世してた。息子の存在を知り、暗躍する人々。
ウルマ。
いきなり沖縄出てくる。
この国は12歳で止まっている。Y.Oはyears old
もうさ、ねぇ、推理小説ではないよ。話を追うのも登場人物覚えるのも大変。
ノルマのように読み進めているだけ。活字中毒だからできるけれど。

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2018年11月24日

Posted by ブクログ

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ローレライとイージスは以前読んだことあったけど、この作品は初。

福井さんの作品は面白いけど重い!っていうイメージが有るんだけど、この作品はあまり重くなく、内容もそこそこという感じで少し印象が薄いかな。


果たして今の日本は12Y.O.から成長できているのだろうか?

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2014年03月31日

Posted by ブクログ

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だめです。失敗作かな。いつまでたっても12歳のままで大人になれない日本に活を入れるため、テロリストとなって沖縄に眠る毒ガス兵器を使おうという話。

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2013年04月29日

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