【感想・ネタバレ】「アベノミクス」の真相のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私は、浜先生の斜に構えが厳しい口調が、好きな時もあればそうでないときもあります。

本書では、ちょっと毒づいているなぁ、というのが正直な感想です。けれども、本書は、アベノミクスやリフレ政策のデメリットを知りたい、一般の方向けの入門書だと思います。経済にあまり詳しくない方でも読みやすいのではないでしょうか。

ただし、参考のためにアベノミクス推進派の方の著書も数冊読んで頂きたいなと思います。

浜先生の著書は、過去の歴史を紐解いて、今回の事象に当てはめて説明して下さる点で、とてもわかりやすいです。また、今日に至る経緯も分かりやすいです。

発刊時に比べて少しずつ環境の変化はあるものの、まだ資産バブルと実物デフレは見られます。資産バブルに目を向けて「脱デフレ」と判断するような、誤った方向にだけは進んで欲しくありません。

貿易赤字も恒常化しつつあり、通貨安が必ずしも喜ばしくなくなってきています。浜先生のおっしゃるように、過度の円安信仰は危険なにおいがします。

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2013年11月27日

Posted by ブクログ

現在の安倍政権の進める政策アベノミクスに対して、
著者なりの視点から、警鐘を鳴らす内容。
3本の矢毎に整理されており、大変分かりやすい。

個人的には色々な考え方・見方があって良いと思う。
大事なのはこうした本を読んで、自分でどう考えるのか?ということ。

今後の日本に求められるキーワードとして「分配」が挙げられている。
分配の是非はともかく、日本が変わらなければならないことは事実。
何を変える必要があり、何を変える必要はないのか?
このことについては、関心を持って政治情勢を注視していきたい。

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2014年07月17日

Posted by ブクログ

アベノミクスという何の根拠もない俗論に惑わされることなくその実相を見極めようというもの。日銀が狙うのはバブルによるデフレ退治。いわば自らがバブル製造装置となり毒をもって毒を制するもの。今のところ株高、円安を演出しながら長期国債を封じ込んでいるようだが、不安材料は数知れず。世界一の債権大国としての責任の放棄。バラマキ政治への回帰・・・・。山高ければ谷深し。株高の先にあるものをしっかりと見据えた行動が求められる。

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2014年03月20日

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