感情タグBEST3
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思った以上に読みやすい作品でした。上巻が終わった瞬間に下巻が読みたくて仕方なくなりました。
かなり昭和の感じがする時代背景ですが、男女の駆け引きから主人公の女性がどんどん悪女になっていくのが面白い。そして政治がらみが出てくると、そんなに古い時代とは感じなくなりました。今も同じような感じが残っているのでは・・・と。
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主人公は中風のろくでなしの夫を持つ妻。夫とはホステス時代に出会って結婚。その中風の夫を放火で殺害。中居として務めていた料亭で出会ったホテル支配人の仲介で中居を辞め、高齢の大物のもとで仕えることに。しかし、仕えた高齢男性も寝たきりの中風だった。放火に不信を持った刑事の思惑も主人公に接近。
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私も、けもの道に紛れ込んだんじゃないかって…考えさせられる本です。
しばらく、呆然としてしまい、余韻が中々消えなかったです。
こわい、こわい。
楽しめる作品だった
ドラマも見ずの初見。「こいつが黒幕か?」など予想しながら楽しめる作品だった。最後に残った者を見て「クックッ」とほくそ笑んだ。
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夫「昔に映像も本も鑑賞済みだったが、改めて面白いと思った」
妻「かなりグロテスクだよね。民子の夫といい、鬼頭といい・・・」
夫「登場人物の一人一人がもれなく個性的。というか癖が強いよね。すごくイヤなキャラだが久垣刑事がとても人間臭く、悪寒が走ります」
妻「民子を詰問してるはずが襲いかかったときはオイオイって思ったよ・・・。よくあるミステリーの刑事さんとは一線を画してるよね。容疑者側と同じくらいヤバい」
夫「後編に期待」
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人間とは強欲な生き物であるということがありありと描かれている。
貧しい環境、豊かな環境、それぞれ置かれた環境内で欲望が高まる。
特に主人公の民子の小滝への執着は寛次と過ごしていた旅館で働いていた頃の面影もなくなっていく。
環境が変わったから、強欲になっていたのか、それとも貧しい環境で覆われていた本性が現れたのか。。。
秦野の「女はとにかく浮気の相手をひとりに決めたがる」という科白は、いつの時代も変わらない気がする。
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久恒刑事のせこい悪人ぷりに、いたく共感。
一般市民のできる悪党とは、こんな感じでしょう。
政界の黒幕、それをとりまく巨悪を描きつつ
こういうキャラクタ(巨悪からしてみれば消しカスのレベル)を配置しているところが、とても惹かれるところ。
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やっと上巻を手に入れて。笑
上巻は面白かった。
けど、下巻に向けて自分の中では面白さが下降気味のような。
歴史的背景とかが弱いからかな・・・
でも実際にはなかなか体験できない世界をのぞくのは面白いです。
(08/07/28)
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病気の夫を抱えながら、旅館の女中として働く民子。
そこに現れた一人の謎の紳士によってガラリと運命が変わる。
誰もが一歩道を間違えれば踏み入れてしまう道。それがけものみちだという。
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身分を変え夫を殺し、別の人生を読むことにした民子隠居した大物の世話をしながら、 ホテルオーナーの小滝に惹かれていく。
上巻ではあまり印象深いシーンがなかった。
下巻に期待。
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今読むと、背景に多少古臭さを感じるのも否めないが、それでもやっぱり松本清張はおもしろい。
最後、余韻を残さない(私だけがそう思った?)終わり方がよかった!
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米倉涼子が主演してテレビドラマ化されましたが、ラストは原作と大きく違っていましたね。
でも、個人的には原作本来の終わり方こそ、この物語にはふさわしい気がします。
こういう「男を食いモノにしてるつもりで結局のところ食いモノにされ、落ちるとこまで落ちていく」汚れ役は米倉涼子みたいないかにも愛人顔の女じゃなくて、松嶋奈々子みたいな正統派の女優さんに演じてほしい。
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無性に、松本清張が読みたくなって未読なこれを読んで見ました~。
超長編。
本当はもろ殺人事件バリバリの本を期待してたんだよね~。
これはこれで面白かったけど、半ばあたりで、じじぃと民子とかのシーンが出てくると「またかよ~」とうんざりした箇所もちらほらあったな~。
でも、政治の裏のカラクリは、やっぱり昔も今もこういう感じで変わらないのよね~。
話自体は結構、先が読めるような感じなんだけど、こんなに長編をスラスラ読めるのは、やっぱり松本清張だからだよね~。
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脳軟化症の夫を放火で葬った旅館の女中である主人公は、ふとしたきっかけで政財界の黒幕の愛人としての第二の人生を始めることになる。夫殺しの疑いで執拗に付きまとう刑事、黒幕の二の腕、ホテルの支配人など、登場人物が次々と不幸な目に遭う展開。「黒革の手帖」や「わるいやつら」のようにあまり救いようのないストーリーなので、気分の落ち込んでいる時に読まない方がいいかも。
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割烹旅館で働く31歳の民子は、病気で回復の寝たきりの夫に縛られた暮らしから逃れるべく、知り合ったホテル支配人・小滝と共謀し夫を焼殺した。民子は小滝に思いを寄せつつも、政財界の大物・鬼頭の女になっていた。
一方、火事に不信を抱き民子を疑う刑事・久恒。物語は政財界を巻き込みどろどろに・・・。
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完全に昼ドラのドロドロ展開。
どん底から這い上がろうとする女性のイメージは
どこか白夜行を彷彿とさせる感じ。
全員が全員腹の探りをしている状態で終わり。
下巻はちょっと休憩してから読みます。
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病で床に伏せながら妻への異常な束縛心を募らせる夫。
そんな彼を養うためだけに生きる妻、女中の民子。
自分の人生を浪費しているとしか思えない日々を送る民子の前に現れたホテルマネージャーの小滝。
ふとしたことがきっかけでほんの一歩を踏み出してしまう。
境界線を越えてしまう。誰にでもありえること。だからこそ引き込まれる。
この先の彼女に何が待っているんだろう。
下巻が楽しみ。
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米倉涼子ちゃんが主演したドラマでも知られている「けものみち」
内容は、暴力を振るう旦那を焼き殺す所から始まる^^;
行くも地獄、帰るも地獄。どちらの道も地獄には違いない・・・
嗚呼・・・・恐ろしい名言。ダークですな(-。-;) 是非ともご覧アレ。
Posted by ブクログ
平凡な女の人が、ほんの些細なきっかけから、どす黒い世界に足を踏み入れる。 きっと、政界とか上の方って今でもこんな風にどす黒いんだろうなぁ。 登場人物は、みんながみんなコドク。人を信じられない世界って生きてて苦しいだろうな。
それにしても主人公の女は頭わるいな。