【感想・ネタバレ】フランス白粉の秘密のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

事件が錯綜して
一部読みづらい部分はありますが
非常に読み手の推理意欲を書きたててくれる良書です。
もちろん国名シリーズのため読者の挑戦つき。

真犯人はなかなかでないことでしょう。
何しろ別に出てくる事件が邪魔をし
その真犯人が出てくることを
かたくなに拒みますからね…

0
2010年06月11日

Posted by ブクログ

ニューヨーク五番街のフレンチ百貨店では最新家具の展示が目玉。ところが正午に決まって行われるショーの最中、収納型ベッドの中から女性の死体が転がり落ちて、大パニックに!しかも、その死体は百貨店の社長夫人だった。エラリイ・クイーン国名シリーズ第二作。本の感想は(どんな作品でも)なるべくいいところを見つけて書くように心がけているので、まずは良かったところから。(以下ネタバレあり)劇的な仕掛けで死体を登場(?)させた奇抜なアイデア。デパートのショーウィンドウに…店員もさぞビックリしたことだろう。最後の一行まで犯人の名前が明らかにしないという構成は、最後の最後まで推理小説読者に挑戦しているようで個人的には好みの構成。一方…クイーンパパ警視の冴えの無さ(数々の情けない発言等)、警察の初動捜査の遅れが目につく。単なる民間人であるエラリイに事件関係現場(特に社長私室)をこんなに好きにいじらせていいのか(これを言っちゃこのシリーズの設定自体に基本的な疑問が)。しかもタイトルのフランス白粉がでてこない〜。指紋採取用の粉末とフランス白粉は別ですよ!女性化粧品のファンデーションが事件のカギになってるのかと勘違いしちゃったじゃないか。犯人指摘は完全に消去法という消極的な方法だし、容疑者を絞る根拠とするには薄弱。社長私室に入ったことがある人でも、本に気付かない場合も考えられる。ラストで明かされた肝心の犯人○○も、捜査方法に長けてるなら犯行後の始末のしにくい銃殺ではない別な方法を選びそうなものだ。うーん、この犯人には納得できない。しかも犯人が分かっていながら目の前で××させてしまった捜査関係者の落ち度も…ひどい。こんなにテンション下がってしまって、続く「オランダ〜」「ギリシャ〜」「エジプト〜」まで国名シリーズに興味を保てるのか不安だ。

0
2011年07月22日

「小説」ランキング