【感想・ネタバレ】新装版 ムーミン谷の十一月のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻なのにムーミンたちは一回も出てこない。
ムーミン一家に会いたくなった人たちがみんなで共同生活をする話。(勝手にムーミンの家で)
一家は一向に帰ってこないが、出会った人たちと生活するうちに心のわだかまりが消えていく。

ムーミンが出てこなくて寂しかったけど、いなくなっても私たちの心の中で生き続けている…そんな感じがした!
旅に出たくなった。

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2022年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分を見失っていると、なんだかうまくいかない。

ムーミン谷お馴染みのスナフキンとミムラねえさん。はるばるやって来たヘムレンさん、フィリフヨンカ、ホムサ、おじさん。
この前者後者の違い、とっても考えさせられるものでした。
なぜスナフキンとミムラねえさんなのかも、興味深いです。
スナフキン、頑張ってる…!(笑)

『しないではいられないこと』に『本当の自分』が隠れていて、本当はそれを解放したくてたまらない。
『しないではいられないこと』を否定し、見失い、他人を基準に考えて動いてしまうとひっちゃかめっちゃか!
『あの人はこういう人』『自分はこういう人』と決め付けていると、本当の姿が見えなくなる。
…いつもは理想郷のような、個性と個性がわちゃわちゃしているのを楽しんでいるけど、
今回は現実でのあるあるが詰まっていて、すごく刺激的な一冊でした。

ありのままを認める、と心理学の本によく出てきます。自分にも他人にも。
ムーミンを読んでいると、そのことがよくわかる。
「怒っているの?」に「怯えているのよ」と返すのも、怒りの奥にある感情に目を向ける大切さを思う。

アドバイスとかどうにかしてあげたいとか、そういう他人のための動きがないのも、ムーミンのいいところ。
いつも答えは自分の中から湧いてきて、勝手にスッキリして、取り戻す。

私も相手もムーミン谷の一員だ!と思っていたらなんでも許せてしまいそう。(笑)

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2020年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スナフキン、ホムサ、ヘムレン、フィリフヨンカ、ミムラ、スクルッタおじさん達がムーミン一家の家に集まり、ムーミン一家不在の中を共に過ごす。
ムーミン一家に会いたくて皆集まったけれど、それぞれのキャラクター達はほとんど馴染みの無い者同士。それが一緒に過ごし、色々な摩擦が起きる中で、キャラクターの意外な一面が分かったり、心境に変化があったりするのが面白かった。

この話でフィリフヨンカがお気に入りになった。

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2012年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ムーミン一家が旅行に行って誰も出てこないという話。
出てくるのが脇役ばっかりで、いちいちリーダーシップを取りたがる青年ヘムレンさん、神経質だけどおだてに弱いフィリフヨンカ、種族不明の名前を忘れて自分でつけた頑固なスクルッタおじさん、想像したものが現実になるホムサ・トフト、そしてスナフキンとミムラねえさん。
先の3人がトラブルを起こす一方、ミムラねえさんが一番落ち着いてます。ミイ以外のことに関してはワリと寛容なんですね。
というかこの一部の人たちはムーミン一家に会いに来たというよりは、悩みがあってすっきりしたかった、という感じがしますね。

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2015年05月02日

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