【感想・ネタバレ】新装版 ムーミン谷の彗星のレビュー

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「すててしまえよ。ぼくたちには、用のなくなった道具だもの。」
読み終えてからずっと、この言葉が心から離れない。
不法投棄...!
しかし、ごみ問題やSDGsはファンタジーの物語の中では深く追求しないことにして、

身軽であることの価値を知っている。
最も大切なものが何かを分かっている。
周りの人には優しい言葉をかけて、あたたかく励ましている。
スナフキンはかっこいい旅人だ。そんなふうに爽やかな人でありたいと憧れる。

一方で、新しくしたばかりの「ゆぶね」に執着するムーミンママもチャーミングでかわいらしい。

いろいろな人物たちが出てきて、ああ、こういう人いるよなあという親近感がわいてくるし、考え方の違いで口論になるところもリアルだ。ちょっと多様性の勉強にもなる気もする。ヤンソンさんの観察眼がすごいなと思う。

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2023年09月04日

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絶望的な状況でキャラクターたちがマイペースに思い思いわちゃわちゃしているのが謎に元気づけられる。
ムーミンは異性愛者だった。

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2023年06月07日

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ネタバレ

 読み終わっていたのに、感想まとめるの忘れてました・・・

 スナフキン、スノーク、スノークのおじょうさんとの出会いが描かれています。
物語も見所、語りどころ盛りだくさんで面白く、数々の心に響く言葉もあります。

 読み終わってから、かなり時間が経ってしまったので、またどこかで魂の更新をできたらと思います。

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2021年10月05日

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ネタバレ

彗星がムーミンママの野菜畑めがけて墜落するとジャコウネズミに予言される。天文学者は具体的な日時を告げる。急いで家に帰るムーミンたち。道中、刻一刻と彗星が迫ってくる。大量のイナゴの襲来で森の緑は食い尽くされ、海には水が無くなり干上がって魚が苦しみ絶える。ムーミンたちはどうなるのか?〜

この本は“小さなトロールと大きな洪水“の次の巻であり、“たのしいムーミン一家“より前の話だった。
“たのしいムーミン一家“が先だと思っていたので、どうりで、哲学者・ジャコウネズミがムーミン屋敷になぜいるのか、当たり前に利用している洞窟に対してこの洞窟は僕が見つけたんだぞ!というスニフ、などの知らぬエピソードの違和感があったわけだ笑
しかしアニメ版だと“ムーミン谷の彗星“は映画版として採用されているので、少し違和感があった。

何はともあれ、本書ではジャコウネズミ、スナフキン、スノーク、スノークのおじょうさんらの初登場回となる。(ムーミンとどうやって知り合ったか)ミイは登場しない。

『←この先 野外ダンス場 売店』p130
という挿絵がシュールで可愛い。
天文台から帰ってくるムーミン達を待っているムーミンママが肩肘をつきながらケーキにデコレーションを乗せている絵も面白い。

スナフキンが持っていた炎に耐えられる薬が肝で、それを毛布にかけて洞窟の穴を塞いだおかげで洞窟内は涼しく、彗星が地球に衝突しても毛布の下が少し燃えたくらいですんだ。
スニフはやたら子猫を気にしている。構おうとしている間は避けられていたが、逆に構うのをやめたら足に擦り寄って喉を鳴らすという天邪鬼な子猫。ジャコウネズミも煽るだけ煽ってハンモックで哲学にふけるとカッコつけておきながら、後から、暑くてな、と洞窟にちゃっかり逃げてくる。
スナフキンの物に執着すべきではない、という主旨の名台詞のようなものがちらほら。

天文台のおじさんにムーミンが話しかけて失敗し、スニフがおじさんを褒めながら話しかけると初めて天体望遠鏡を覗かせてもらえたという、スニフの活躍。

「そうだな。ぼくは、見るだけにしてるんだ。もってかえろうとすると、むずかしいものなんだよ。そして、立ち去るときには、それを頭の中へしまっておくのさ。ぼくはそれで、かばんをもち歩くよりも、ずっとたのしいね」p60

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2024年04月20日

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ムーミンの全集を買ったので読み始めた。
この物語はムーミントロールたちがムーミン谷へ引っ越してきたからの出来事になる。原因不明の現象を調べるために旅に出るムーミントロールとスニフ。その旅先にてスナフキンやスノークのおじょうさんと出会うことに。やがて明かされる地球に迫る彗星。果たして彼らはどうなるのか!?というような話。
スナフキンの性格が良い。どこか飄々としていて、彼の万物に対する姿勢に惹かれる。個人的にはスニフは気に食わんが、それでも多様な在り方を見せる様々な生き物が寄り添って生きていくことに意味があるのだと思った。

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2022年04月07日

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ムーミンをキャラクターとして好きで今回本を読んでみようと思った。容姿は知っていても詳しい性格などは知らなかったため、さまざまな発見があった。スニフはすぐに不機嫌になってしまうけれど、猫に対するしつこいまでの執着に愛情を一直線にぶつけてしまう不器用さが愛らしく思えてくる。読んでいて最初はイラッとしたが、次第にそんな欠点も素敵なものに感じた。スニフのヒステリックに周りが案外適応しているのも面白かった。他にも個性豊かな憎らしいキャラクターが沢山いるがやはりどれも愛らしい。そう思わせてくれるのはムーミン谷の魅力なのだろうか。

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2021年12月07日

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・あんなに似てると言われてキレてたムーミンが、いざフローレンに会ってすぐ口説き始めるのとても面白い。
・フローレンは急に人の話を遮って違う事を言い出すおかしな子です。
・スノークはなにかと会議を開きたがるうざキャラでした

・ナレーターがたまにキャラをディスるのがシュールで面白いです。
・スナフキンの名セリフがたくさん収録されています。

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2020年06月15日

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ムーミンバレーパーク に行った時に、キャラクターは知ってても、みんなの性格とか知らないなぁと思い、読んでみました!
挿絵も入っていて、とても読みやすかったです!
たまに出る名言にグッときました!
他のシリーズも読んでみよう!

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2020年08月08日

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何だかんだ今まで読んだことがなかったな、と思ってムーミンバレーパークを訪れたときに購入。その後何となく積ん読にしてしまっていた。
ふと思い出して読み出してみたら、その世界にすっと没入。思っていたよりも、キャラクターたちはのびのびと、感情をきちんと表現しながら危機に向き合っているのだな、と今更ながらの気付きがあった。そもそも、この作品がスナフキンや、スノークのおじょうさんとの出会いとなるエピソードとは知らず、ちょっと驚いた。子どもの頃にちゃんと出会っておきたかったな、と思う。
巻末の解説と附記もしみじみと読んだ。またバレーパークを訪れたときにでも、続きを買おうかな。

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2020年04月19日

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