感情タグBEST3
切なくて優しいよいお話です
初めて読む作家さんでしたが、どの登場人物も魅力的で、とても切なくて優しいお話でした。
絶望の淵から救いあげられて、秘密だらけでもあいそしてくれるヒーローに出会って彼女が変わってゆくプロセスがとても丁寧でよかったし、
ヒーローのミュレ以外への冷酷さがまたなんとも言えないよさがありました。
不安がりすぎるヒーローというのも趣深いですな。
他の作品も色々読みたくなるお話でした。
よかったです!
響鳴奏士。
無実の罪で家族とともに断罪された銀音の聖女。彼女は誰に、何故嵌められたのか。
ヒーロー側の事情とリンクした瞬間、ゾクゾクしてしまった。
人を信じることができなくなった聖女が、命をかけて旋律を刻む。
あぁ、涙が止まらない。
クール且つ重厚感があり、スチームパンクを好む方には刺さりまくる世界観。
文句なしの一気読み!
訳の分からない冤罪で奈落の底まで落とされたヒロインの悲惨さにまずは驚きました。
さらに、ヒーローのチャラさが凄まじく、王家が関わっている話しとしては異色満載。
ヒロインの元婚約者だけは、なんだ、お前?な一人相撲野郎でしたが、
みんな自分の欲望に忠実で、利益を得るのに手段を選ばないのが、いっそ清々しい。
物語の「転」となる事故のシーンは、ヒロインが聖女と呼ばれる所以を遺憾無く発揮させる描写で、これを目の当たりにしたら、ヒーローだって、目を背けたくもなるし過呼吸にもなろうよ、っていう……それだけヒロインに対して心を傾けていることが凄く伝わりました。
「愛してる」と言い合って、イチャイチャして、嫉妬やすれ違いの末の仲直り、といテンプレから外れた展開に胸熱でした!
後日談は、至極平和で本編でそれどころじゃなかった言葉やイチャイチャが見られて安心しました。
それにしても、初めて読んだ作者様です。いい出会いをしたなぁと思っております。目や髪の色の表現が独特ですね……
茄子色、柿色……そこだけ何となく野暮ったく感じられましたが、それも作者様の味と思えば!!
匿名
一気読み
面白かったです、一気読みでした!
世界観も面白いけれど、主人公たちの心情の移り変わりが丁寧に描かれていて、特にヒロインには泣かされました。
オススメです!
それと、キャラ等が反映されたネーミングが面白いですね。
お気に入りは、ツヴェルク・ヴィンター。
正に冬の小人w
仕事の速さといい、主がいちゃこらしている間に、食事が用意されていたり、至れり尽くせり⁈
グリムの小人と靴屋かい?!と思わずツッコミましたw
ヒーローにハマらなかったかも…
世界観、設定は好きでした。ヒロインも良い子で好感もてます。
ただヒーローが合わなかったなぁ。執着、束縛系は好物なんですけど、なんていうか、人間的に小さい男というか。
ミュレを助けてくれた女性との文通に嫉妬したり、命の危機に動揺して過呼吸になったり、親に愛されず育ったバックボーンがあるにしても、ちょっと王族ヒーローとしてはいろいろ情けない。
宰相娘の対応しかり、ミュレ以外には冷酷なくせに、その場の判断が甘いというか。
あと、ミュレを嵌めた犯人の結末は1〜2行で纏められ、真の黒幕本人はお咎めなしというのも納得いかず。
やっぱ明確なざまぁが無いのはモヤッとするかも。
ストーリーの大筋は好きだったから、なんかいろいろ惜しかった。
あくまで個人の感想です。