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こういう本がすき。深夜にやっている30分ドラマみたいな1章1章の空気感がつたわってきた。
美味しい料理が食べたくなる温かな人とのつながり物語。
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めちゃくちゃほっこりした!
ご飯系の小説を読んだことがなくて、フレンチ料理にも詳しくはないけどこの本を読んでどんな料理かを知りながら読むのも楽しかった。
もちろん料理以外でも様々な人間模様があってそれにも共感した。
本の帯にも書いてあったように、こんなお店があったら行きたいな。
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なんかこのところ 美味しいものが出てくるお話しが多くなった感じがします。
主人公はファミレスの店長に抜擢された女性ミモザ
夜中まで働く仕事で なかなかちゃんとした食事がとれない
そんな時 夜中から朝までやっている キッチン常夜灯を見つける。
コロナのあと 食事が大事 もてなしのいい 温かい環境の食事が 心を潤す
って そういうお話しが増えた気がします。
この常夜灯 近くにあったら 通いたいですね。
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物語の始まり、プロローグ3ページ目からもう既に、この後どうなる!?な関心がぶわ〜っと膨らんだ。
主人公の仕事が大変そうで、職場のシーンの割合は少ないのにしっかりその背景が馴染んで入っているような感じがした。
そのうえで、キッチン常夜灯で過ごす時間や感じたことが読み手の私にもじんわり染み渡った。
心があったかく膨らみ、物語から元気な1歩を進める力を分けてもらった気持ちになった。
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本屋さんのレジ前に平積みしてあり、この本と目が合った感じがして運命だと思い何となく手に取りました。
シェフの丁寧な料理と姿勢、堤さんの心温まる言葉、接客…その全てに包み込まれる物語でした!!
途中少し辛い部分もありましたが読み終えた時は優しい気持ちになれて、私も疲れた夜には『キッチン常夜灯』に巡り会いたい!そう切実に思いました。
日常で疲れてしまった時、そっと開きたくなるような作品でとってもお気に入りです。
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こんなお店が近くにあったらと思いながら読み進めました。シェフの心に沁みる料理、堤さんの心あたたまる接客が本当に素敵で、、、!
美味しい料理を食べて、頑張ってる自分をいたわりながら、明日も生きていこうと思えるそんな空間なんだな〜と!
私も仕事終わりにフラッと寄れるそんなお店にいつか出会いたいです。
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とても心が温まった作品でした。 映画や本などで心が温まったという感想を何回も見てきたがイマイチ理解ができなかった。 しかし、この本を読み終わってからはようやく理解ができた。とても、心が温まり穏やかな気分に慣れた。 何かに行き詰まったり疲れたりしたらまた読みたいなぁと思う。
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確実に今年1番読んでよかった本です。
夜から朝にかけてオープンするという「キッチン常夜灯」がとってもあったかくて、自分もまるで訪れているかのような気持ちになれて、心が救われました。
夜9時から朝7時まで営業しており、
夜遅くに仕事が終わる人、終電を逃して行き場のなくなった人、夜を1人で過ごすのが怖い人、朝早くに仕事に出かける人などを、美味しいお料理でまるっと包み込んでくれる「キッチン常夜灯」。コンセプトが、実際にはあまりないレストランなので、斬新ですよね。シェフとソムリエのお人柄と、お客様に合わせたこだわりの料理が、疲れた心と身体を癒してくれます。
どんだけ疲れてても、美味しいご飯が食べれたら、今日1日の頑張りが報われた感じがする。
食べ物の力って偉大だと改めて思いました。
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これも、かなり好き。
夜から朝にかけてオープンしてるキッチン常夜灯。
浅草でファミレス店長として奮闘する主人公みもざちゃんのストーリーと、キッチン常夜灯と、そこに集まるお客さん達のストーリー。
こんなレストランあったら常連になりたくなる。
メニューもどれもおいしそう!
本は文字でしか頭に入ってこない分、想像が膨らむ膨らむ。
冒頭は、みもざちゃんが住んでるアパートが火災で水浸しになり住めなくなり…っていう波乱な始まりだったけど、そのことを忘れるくらい、暖かなキッチン常夜灯でした。
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夫も、ファミレスのようなレストランで店長をしているので読んでみました。
店長と言う鎧を着て、毎日夜中まで仕事をして帰って来る夫の苦労を少しは分かれたような気がします。
なかなか起きて帰りを待つことが出来ないけど、たまにはキッチン常夜灯のような存在になってあげられたらと思える作品でした。
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店長の鎧を纏い懸命に頑張るみもざのこと、余命わずかな夫を想い続ける菜々子さんのこと、どうか毎日穏やかな気持ちで過ごせますように……と、いつの間にか自分も常夜灯の常連客のような気持ちで応援しながら読んでいた。
「自身が変われば周りも変わっていく」
キッチン常夜灯でさまざまな人と出会い、ミモザの心が動いていく。
いつも温かく迎えてくれる人や安心できる場所があるって素敵だなと思った。我が家も家族にとって常夜灯のような場所であるように、いつも穏やかな心でありたいな。
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街の路地裏で夜から朝にかけてオープンする洋食屋「キッチン常夜灯」。
訪れる人たちの疲れ切った体と心を、シェフの温かくて美味しいお料理が癒していきます。
最近、こういう作品(カフェや食堂等が舞台で、悩みを抱えたお客さんがお店を訪れては、美味しい料理に癒されて前向きになる的な)って似たようなものがたくさん出ているなぁと思いつつ、なんだかんだで定期的にこういうのが読みたくなってしまいます笑
今作も、グラタンやスープ、仔羊料理、アップルパイなど、出てくるお料理が全部本当に美味しそうで、読みながらとても癒されました。
ちょっと上手くいきすぎでは…?と思う展開もありましたが、こういう作品はそれで良い、と思います(^^)
また、今作と同じように「夜」をキーワードにした飲食店が登場する小説も、『マカンマラン』シリーズや『満月珈琲店』シリーズなど、ヒットしているものが色々ありますよね。
やはりこの作品の主人公のように、昼間は自分の心に鎧を着せて、やりたくない仕事を必死に頑張っているという人が実際多いからこそ、こういった作品が共感を呼ぶし流行るんだろうなぁと思います。
みんな頑張ってる。
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美味しいご飯が食べられる居心地のいい飲食店って心強い味方だなあ。
出てくるご飯がどれもおいしそうで、ポテトグラタンはつい家で作ってしまった。朝ごはんのおにぎりもまねしたくなってしまった。
人間が怖くて仕方ないわたしだけど、こんな素敵な人たちの出てくる本を読むと少しだけ人間って怖いばかりじゃないんだよなって当たり前のことを思い出す。
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チェーン系レストランの店長をしている南雲みもざは住んでいたマンションが火災にあい、会社の倉庫代わりの元社員寮に仮住まいをする羽目に。
そこの管理人代わりの金田に教えてもらった夜から朝にかけてオープンする「キッチン常夜灯」が気に入り、少しずつささくれていた心が回復していくのを感じ…
チェーン店の店長って現場と上の板挟みで中々大変な上に、自分より先輩の社員が言う事聞いてくれない軋轢がもどかしく、雁字搦めになっている所を、キッチン常夜灯が心の拠り所になっていくのがこちらも元気を貰えました。
訳ありな人もそこにいてくれて、温かい料理が出てくるだけで救われることもあるんだってじんわりしました。
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自分の存在、価値、居場所。周りと比べると劣ってばかりで何もない。
ただただ毎日、不満を抱えて繰り返している。
そんな人生も目線を変えれば、実は輝いて見えたりするんだろうな。と思わせてくれる前向きな物語。
「キッチン常夜灯」を通して温かい人との出会い、それぞれの人との関わりを通して色付いていく主人公の人生の過程がとてもよかった。
そんな場所や人との出会いもきっと一歩踏み出したからこそあるもので、単に羨ましいなぁ。と思うのではなく、私もその一歩を踏み出せる人間でありたいと心から思った。
なんだか春にぴったりな一冊。
Posted by ブクログ
ただ美味しそうなものがでてくる話ではなく、お仕事小説でもあるのが良かった。
飲食業で働いたことはないけれども、その大変さはよくわかったし、個人店とチェーン店の対比もわかりやすかった。
色々なことを乗り越えながら、最後は主人公が自分のお店を持つことが夢とかいうのかなと思ったら、それをいい意味で裏切ってくれたのも良かった。
そしてなんと言っても、キッチン常夜灯の料理がどれも美味しそうだった。
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何もかも不運続きな主人公。
勤め先でも上手くいかずに悩んでいる時に家が
火事で燃えてしまった。強制的に引っ越すことに
なったが引っ越し先で出会った男性に「深夜にやっている『キッチン常夜灯』がある」と言われ行くのだが、そこで出会う人たちの話を聞くたびに自分らしさを取り戻していく。
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初読みの作家さん。
日々、生きていると誰もが疲れを感じる。
でも、そこに”責任”という重い重い荷物を持たされたら
身も心も悲鳴を上げてしまう。
その悲鳴に気付くことさえできないことがある。
いやいや、気付くことができないのではなくて
全力で耳を塞いでいるのかもしれない。
そんな時に、ほっとできる空間に出会えたら
それはどんなに幸せで心強いことだろう。
その空間が心身をいやしてくれる温かくて美味しい料理を出してくれる場所だったら…
「キッチン常夜灯」はまさにそんな場所。
一人でいることが怖くて心細い夜に
ドアを開けると迎えてくれる人がいて、
心まで満たしてくれる料理がある。
『キッチン常夜灯』は美味しくて温かい時間だった。
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食べ物を題材にした作品を初めて手に取ってみた。似たような作風の作品は他にもあると思うので読んでみたくなった。
深夜から朝方まで営業している「キッチン常夜灯」。シェフの城崎さんや堤さんの人柄、店の雰囲気や料理が素敵で自分も食べに行ってみたくなった。主人公のみもざちゃんと城崎さんや堤さんの間で交わされる会話に癒され、常連客同士で繋がりができてくるのも素敵な出会いの場だと思った。個人的には、奈々子さんの話が切なくて印象的だった。彼女に安らげる場所があって良かったと心から思った(涙)
やはり、人間にとって"食べる"ことは生きていくうえで欠かせないものであることを教えてくれた。
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最近、食べ物系の本・漫画・映像系が好き。おいしそうだし、ほぼ平和な気がする。
水道橋にあるキッチン常夜灯。常連になれるお店が欲しいと思っていた私にはうらやましすぎる設定。もうすぐ子供が生まれるので、夜から朝までのこのお店には通えないが。
主人公は自分の立場に悩む、ファミリーレストランの店長の女性。能力を買われてというよりは、社会情勢的に女性店長を増やしたいという会社の考えに巻き込まれて、という感じ。ただそれにくよくよし続けるわけではなく、キッチン常夜灯に通ううちに前向きになっていくのもよい。
良いご飯屋さんというのは、味ももちろんだが、お店の雰囲気もとても大事だ。メニューのわかりやすさ、種類、変化。金額。店員の雰囲気、お客さんの雰囲気。席数、配置。システムや動きも。全てを兼ね備えたお店に出会いたい。
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頑張りすぎて疲れた身体、弱った心を癒やしてくれるキッチン常夜灯のシェフの料理や堤さんとの会話、シェフの「時に丁寧に自分と向き合う時間が必要、自分を大切にすることを忘れてはいけない」という言葉が心に響いた。
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こんなお店近くにあったらなぁ。
気持ちがあたたかく前向きになれる。
シェフの作るスープとアップルパイが食べてみたいなぁ。
奈々子さんの話は泣きそうになってしまった。
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昨日書いたレビューに『多分、今年最後の一冊』と書いてしまったが、ようやく落ち着いた大晦日、TVも観たい番組が全くなく、速攻でもう一冊読み終えることが出来た。
「ほどなく、お別れです」の作者さんになるこの本、一年の終わりに、来年もまた頑張ろうと思える、とてもよい話を読めて良かった。
チェーン系レストランで店長を務める南雲みもざが、上階の火事のせいでマンションの部屋を焼け出されるところから始まる物語。
仮住まいの会社の倉庫の一室での勝手が違う生活に疲れがピークに達する中、路地裏で夜から朝にかけて営業するレストラン「キッチン常夜灯」にたどり着く。
無理やり押し付けられた「店長」という鎧が『店では分不相応な責任感を与え、店を出ても緩やかに私を締めつづけていて、少しの弱音も吐かせてくれない』というみもざの心情は、同じように背伸びをしながら仕事を続けてきた身としてはとてもよく分かる。
だからなのだろうか、寡黙なシェフが作る温かくてやさしい料理とそれを食べているみもざの様子を読んでいるだけで、心の中にじんわり暖かいものが広がっていく。
至福の料理とそこに集まる様々な人たちと交わることで心を溶かしたみもざが、唯一の社員である永倉との関係を作り上げながら、その鎧を緩やかに脱ぎ捨てていく過程にも共感。
みもざと中華料理店を営む父、シェフとその母、訳ありの客・奈々子さんとその夫など、折々に語られるそれぞれの人間関係は物語の背景として活きていて、且つ仕事と家庭ということについて考えさせられた。
Posted by ブクログ
夜から朝方まで開いているビストロ。
ある人のために毎日あるスープ。それが何人もの人の心を癒す。スープって偉大だなぁと思う。
こんなビストロが近くにあったらいいのになぁ。
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最近、よくある話。
この手の話では、ドラァグクィーンのマカンマランのシリーズが1番好き。
フレンチって、単品としても夜中に食べるのってキツイかな?とか 朝までって、結構お店に長く滞在することになるから、客単価として採算とれる?とか いろいろ考えさせられた。
Posted by ブクログ
丁寧に大切な人を思って作る料理、どれも美味しそうで、雰囲気もいい感じで、毎日頑張っている人を温かく迎え入れてくれる、こんなお店が近所にあったらなぁ。
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南雲みもざにとっての、大切な場所のひとつ『キッチン常夜灯』。この店は、路地裏で夜の9時から朝の7時までオープンしている。彼女にとっては、荷が重い店長の仕事の癒し場所。眠れない夜やストレスがたまりすぎたときに、こんな場所があればいいなと思った。
シェフが「忙しい日々こそ、丁寧に自分と向き合う時間が必要。そして、大切な相手を考えるなら、まずは自分を大切にすること」と語った言葉に同感。
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大切な時間を安心して過ごせるキッチン常夜灯のあたたかさにほっこり。
さみしい夜にふらっと向かう場所があるのは素敵なこと。こんな居場所が欲しくなる。
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常夜灯というタイトルとレトロなレストランの表紙に惹かれて購入。美味しそうな料理とあたたかい人柄のシェフとスタッフがいるお店。こんなレストランが近くにあったらいいなとおもう。
物語は特に波風がないが、登場人物の人生が語られる。それぞれがそれぞれの物語を生きており、おたがいに持ち寄って共感することで癒される。人は本能的にそういう場所を求めているのかもしれない。私もそんな場所が欲しいのと同時に、常夜灯のような存在になりたいと思った。