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胸に飼う
これはすごく萩尾望都さんの作品ぽいっていうか「ゴールデンライラック」っぽい話。
ハッピーエンドでとてもよかった。
40ページでここまで描けるのすごい。
匿名
少年と人形
グレースはキャバレーで働く人気のシンガー。
男性からの人気がものすごく彼女と付き合いたい人は後を絶たないが本人はあまり相手に対して執着がなく気に入らない人だと思うとすぐ別れを選ぶ自由気ままっぷりだった。
その日も飼っていた鳥を逃してしまった相手と別れ仕事をしていた。
別れたことを聞きつけてアプローチを仕掛けてくる男たちに鬱陶しさを感じたグレースは珍しく若い客を見かけ彼を気まぐれで連れて帰るのだった。
翌日起きたら彼はいなくなっていた上にキャバレーにも来ていなかったため若い子が来るような場所じゃないと諦めていたグレースだったが帰宅するとアパートの前にあの若い男が来ていた。
その手の中には逃げて行った鳥の亡き骸があり二人は公園にその鳥を埋葬して自宅に帰る。
それからグレースはその少年との二人暮らしをするが……。
大人になるなかで擦り切れて行った心が解れるようなお話だった。