感情タグBEST3
深い
お初の作家さんです、読んでみたらこれ大好きでした。時代物かと綺麗な絵柄で始まり→不思議世界を匂わせ→実は心理世界のよう、深い内容でした。なるほどフラワーコミックスの系統です、こういう雰囲気の作品求めてるので月刊flowersさんにはこういう感じキープしていってほしい。お願いです。
匿名
奇妙な仕事
アビーはとても奇妙な仕事をしている。
それはある屋敷に毎日行き、渡された懐中時計をたよりに屋敷内の窓をそれぞれ決められた鍵を使って順番に開け閉めすることだった。
雇い主である屋敷の住民はアビーに対してぶっきらぼうな扱いだが、病弱な母親と幼い弟を抱えたアビーにとってみれば毎日決められた時間に決められた鍵を使い窓を開閉するだけでお金がもらえるのだからむしろラッキーだと思っていた。
そんな彼女にはひとつ悩みがあった。
それは働かない上に家を出て行ったと思っていたらお金の無心のために家に帰ってきて威張り散らし暴力を振るう父親の存在だった。
そして父親は彼女が仕事に必要な懐中時計を奪って家から出て行ってしまった。
時計を奪われたとは雇い主に言えないアビーは感覚をたよりに仕事をするが……。
あらすじを知らない状態で読んだのでより不思議なお話に感じた。