【感想・ネタバレ】新装版 タイム・リープ〈上〉 あしたはきのうのレビュー

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Posted by ブクログ

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伝説の作品の新装版!という煽りに惹かれて購入。恥ずかしながら元は知りませんでしたが30年近く前に書かれた作品とは思えない、今読んでも綿密に練られたストーリーと鮮やかな伏線回収に感心できるSFミステリです。年代的に主人公たちと同世代になるからかもしれませんが、時代性を感じるのはスマフォがないため電話ボックスやテープ、レコーダーを駆使しているところくらい。あとは違和感なく物語に没入できました。冒頭とラスト、作者本人が蛇足と言う「おまけ」におけるリープの解釈は分かれそうですが伝説というのに相応しい名作です

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2024年03月20日

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四半世紀ぶりに再読。
とても好きな作品だったので、新装版が出てまた書店に並ぶようになって本当に嬉しい。ぜひこれを機にたくさんの人に読んでもらいたい。表紙の絵は当然変わっていて、ちょっとさびしい。

主人公の翔香と一緒に、両親やクラスメイトのリアクションに首を傾げ、後で「そういうことか!」とつながっていくのがとても面白い。そして若松くんが頭がよすぎる。
以前読んだ際にも思ったが、高校についての説明が妙に細かい(22HRという表記や、65分授業で3時間目の後がお昼、など)のと、チョイ役の登場人物でも名前がフルネームできちんとルビがついているのは何か狙いがあるのだろうか。

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

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「これでも俺は、タイムトラベルものの本は結構読んでいてね。ラベンダーの匂いを嗅ぐ奴も、車に乗る奴も、猫が扉を探す奴も、大抵のは知ってる」

というセリフがあるようにそれらがベースにある「タイムリープ」もの。有名な作品のようで、恥ずかしながらこの新装版で本作品の存在を知った。

一週間内の曜日を行ったり来たりするなんともややこしいループに陥ってしまったヒロイン・鹿島翔香。(ちょっとわがまま?)

そんな彼女を助けるのが、クラスメイトの若松和彦。頭脳明晰だけど、ちょっと冷たい。

一見ややこしいタイムリープのようだが、規則性はある。引き金は恐怖心?だがしかし、そもそもの原因は未だ不明。どこかで本当にラベンダーの匂いでも嗅いだのだろうか。母親の「二日酔い」発言と、翔香に対するクラスメイトの言動(若松とくっつけようとする素振り)が気になるとこだが。
下巻に期待。

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2023年03月28日

Posted by ブクログ

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『タイム・リープ』を新装版でまた読める嬉しさよ!
初読時は翔香と一緒にどうなってんの!?とあたふたしながらただただ流され、真相を知ってからの再読時に若松くんと同等、もしくはそれ以上の視点から読むことで、改めて若松くんの凄さ、何より作者さまの構成力の凄さを思い知るという。
間違いなく名作です。
ぜひお手元に二人が作ったのと同じタイムスケジュールを用意してお楽しみください。

上巻では、ある程度の法則性は分かってくるけれど、翔香が何故タイムリープをするようになったのか、そもそもの始まりは分からないまま。
でも伏線はちゃんと上巻にばら撒かれている。
違和感を覚えたら、そこを覚えておくと吉。
下巻の怒涛の展開、そして翔香の身に起きた「事件」の真相、思い出すだけで身震いしております。
下巻も楽しむぞ!!

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2022年10月30日

Posted by ブクログ

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 人から強くオススメしてもらって手に取りましたが、なるほど、これはよく構成されていて面白い……! 「タイムリープで空白期間を埋める」というかたちでの時間SFは初めて読んだのでとても興味深いです。
 そしてSFとアオハルの両側面から楽しめますね、この作品……なんとも可愛らしい(笑)
 ここからどう展開してどう収束させるのか、下巻に期待です!

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2024年01月21日

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徐々にタイムリープの原因と法則が分かってきたところで上巻は終了。だんだんとクライマックスに近づいている感じがして続きが気になる終わり方でした。下巻も期待です。

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2023年08月30日

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とても短い時間を断片的にタイムリープする本作は、読んでいて頭が混乱するのが上巻時点での率直な感想。

女子高生の翔香(しょうか)は、ある日を境に曜日を行き来するタイムリープの能力によって(読者と共に)混乱する。(なぜ私は『この日』にいるの?)と、自分の身に起きた現象が理解できないまま、同じ高校のクラスメイトの和彦と共に、タイムリープが起きる謎を少しずつ解明していく。

そして和彦に信頼を寄せ始めつつ、いざ解決へ!!と臨む所で上巻は一区切りとなるのだが、果たして下巻はどのような展開が待ち受けるのか?

ページ数は少ないにも関わらず、なかなか理解に苦労しました。下巻も気合入れて読まないと。

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2022年11月13日

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