根暗で人付き合いが苦手なミワさん。
唯一の取り柄である映画への愛ですら、あまりの熱量に周囲から気味悪がられ、ひとり慎ましく生きてきました。
そんなある日、自身が “神” と崇める激推し俳優が家政婦を募集していることを知った彼女は、衝動を抑えきれず推しの豪邸へ……。
人の道を外れて心の向くほうへ一歩踏み出した、冴えないアラサー女性の物語です。
周囲や推しにバレないように高スペックのスーパー家政婦になりすまして従事するミワさんの姿は、まさにドキドキハラハラの権化!
サスペンスとコメディがすばらしい塩梅で同居しており、青木U平先生の淡々とした絵と絶妙な間合いで読ませる魅力がそこかしこに光ります。
そして推しの俳優さんがまたイケオジで、圧倒的演技力と貫禄を持ちながらもチャーミングな一面もあるという完璧っぷり!これは惚れる。
推しを騙す罪悪感と、推しへの恋心。苦悩するミワさんの姿を見ていると、本当に迷惑でヤバい奴なのに、妙に応援したくなります。
ミワさんの行く先に待っているのは、報われた未来なのか?それとも人生終了のお知らせなのか!?彼女の人生のクライマックスは、今日も更新されていく!
感情タグBEST3
とにかく好きなものは好き
映画を観ていて幸せを感じるあまり、見ないようにしている者です。もし好きだから専攻していたら、人生を狂わされていたでしょう。
みわさんは私だと思って読む人が多いのではないでしょうか。
ラストの映画のセリフがまたにくい。そう、この映画も良かったよねと作家と対話している気になりました。早く次を読みたいです。長生きしたいです。
目が離せません。
ハラハラドキドキの連続、この巻でも衰えず…
しっかりハラハラドキドキさせてもらいました。
スカッとするシーンもあり、どきっとするシーンもあり。
ものすごく緊張感のある引きで終わったので、次巻が楽しみです!