【感想・ネタバレ】龍華記のレビュー

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Posted by ブクログ

平安末期の南都焼き討ちを招いてしまった悪僧(わけあり)が主人公。その後、罪に戸惑い償いと真の救済を模索。
壮絶で残酷のなか必死に生きる人々。その後を知りたくて夢中に読み進めてしまいます。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(令和4年1月〜)と同じ頃の時代背景。

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2022年02月05日

Posted by ブクログ

平安時代末期、平家が栄華を極める中、平重衡による奈良の寺社勢力に対する南都焼討。

藤原家、平家、源家。
滅ぼした者が滅ぼされ、そしてその繰り返し。
栄華を極めて他者を滅ぼしても、いつか滅ぼされるという憎しみや恨みの連鎖が辛いです。
生きること、正しいことを説く仏教の世界でこんな乱暴で残虐なことがある時代。
興福寺や東大寺の静かな佇まいを思い出しながら、そこに憎しみや殺し合いがあったことに驚きます。

「怨みごころは怨みを捨てることによってのみ消ゆる」

どんなに時がたっても、今の世界でも同じように憎しみによる戦争がなくならないこともとても悲しくつらく思います。

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2024年03月16日

Posted by ブクログ

平安時代末期、平家によって焼き討ちにあった南都(奈良)の興福寺の僧、範長の悔恨と覚醒の物語。平家が滅亡してからのストーリー(第4章〜)が良かった。[電子書籍]
南都の僧の目を通した平家滅亡の様が新鮮でした。また、物語の最後の旧山田寺本尊(興福寺国宝館に仏頭のみが現存)のストーリーが良かったです。

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2024年03月14日

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