龍華記

龍華記

770円 (税込)

3pt

4.3

高貴な出自ながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやってくるという国検非違使別当らに危惧を抱いていた。検非違使を阻止せんと、範長は般若坂に向かうが──。著者渾身の歴史長篇。

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龍華記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年02月05日

    平安末期の南都焼き討ちを招いてしまった悪僧(わけあり)が主人公。その後、罪に戸惑い償いと真の救済を模索。
    壮絶で残酷のなか必死に生きる人々。その後を知りたくて夢中に読み進めてしまいます。
    NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(令和4年1月〜)と同じ頃の時代背景。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月16日

    平安時代末期、平家が栄華を極める中、平重衡による奈良の寺社勢力に対する南都焼討。

    藤原家、平家、源家。
    滅ぼした者が滅ぼされ、そしてその繰り返し。
    栄華を極めて他者を滅ぼしても、いつか滅ぼされるという憎しみや恨みの連鎖が辛いです。
    生きること、正しいことを説く仏教の世界でこんな乱暴で残虐なことがあ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月14日

    平安時代末期、平家によって焼き討ちにあった南都(奈良)の興福寺の僧、範長の悔恨と覚醒の物語。平家が滅亡してからのストーリー(第4章〜)が良かった。[電子書籍]
    南都の僧の目を通した平家滅亡の様が新鮮でした。また、物語の最後の旧山田寺本尊(興福寺国宝館に仏頭のみが現存)のストーリーが良かったです。

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