感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
【ネガティブ感情との付き合い方】
・恐怖や不安には必ず原因がある。それが分からなければ怯えるしかできないから、まずはその原因を見つけよう。
・情念(理性では抑えきれない、想像力を掻き立てる感情)に囚われるな。落ち着け。情念を支配するために、まず行動しろ。例えば、運動会前の緊張は走り始めれば抜ける。不安の9割は実現しない。
・また、行動だけではなく、態度、仕草、表情によっても情念は支配できる。
【仕事】
・自由に働くことは最も楽しいが、奴隷のように働くことは最も辛い。 自由に働くとは、労働者自身が、知識と経験に基づき、調整し、試行錯誤できる仕事をすることだ。
・他人の畑を耕すな、自分の畑を耕せ。
【生活】
・幸福になるためには、「傍観者」をやめろ。聞くだけ、見るだけといった人から貰える幸福はすぐ消える。自分が人生の主役となり、幸福を作り出せ。
【人間関係】
・自分の敵は自分自身のみだ。
判断を誤ったり、無駄な心配をしたり、絶望したり、気持ちが沈むような言葉をかけるのは、全て自分。
・人に同情することや哀れむことは絶対にやってはならない。なぜなら、それは互いに情念を強め合うことに他ならないからだ。例えば病状に臥した友には、同情するのではなく、明るい希望を与えたり友情を見せるべきだ。
・1番大切なことは、「自分自身が幸せでいること」だ。泳げない人は溺れている人を救えないように、幸せでない人は他人を幸せにできない。幸せになることは、誓うべき義務だ。
【処世術】
・「礼節」と「礼儀」は最強である。
これらは、ゴマをするという意味ではなく、自然と身についた物腰、ゆとり、余裕のことである。
これは、ビジネスにおいては守りだけではなく、攻めの構えにもなる。そして何度も言うが、これらは情念を支配することに繋がる。
Posted by ブクログ
幸福になるのは難しいことで、自分から求めて動かないと幸福をつかむことはできないというのは、そうかもと思った。待っているだけだと何も得られずに悲観的になってしまうから、意思の力で楽観的に動くことが大切だと書いてあり、意識していきたいと思った。散文というかたちで、最初は理解が難しかったが、読み進めていくとアランの考えが徐々にわかってきて、共感することができた。何度も少しずつ読んで、自分の友達のような本にしたい。
Posted by ブクログ
人は暇があると憂鬱、悲観に走る。
不安はただの情念で、腹痛と変わらず、大した事ない。
気分に任せて生きると悲しみに囚われる。
不幸は毒であり、害でしかない。
幸福とは意志と自己克服によるもの。
幸福になることは他人に対する義務である。
よって、不幸に浸からず幸福を求めなければならない。
恐らく、このようなことが書いてある。
他にも名言が並んでいて、感心したり、思わず吹き出したり飽きない本であった。
但し、感覚では掴めたけど、頭が追いついつかず、ふわふわしたまま読み進めて行ってしまった感が否めない。
カミュの異邦人の時と同様の症状。まだ理解しきれていない。満足感だけがぼんやりと残る。
通読するのは楽しかったが、ふと開けたページの章を1日1章読むという楽しみ方も面白そう。
他の翻訳家ver.も挑戦したい。
何度も読み返して落とし込みたくなる名著だった。
Posted by ブクログ
アランの幸福論を2年半ぶりに読んだが良かった。
1.情念・ネガティブ感情との向き合い方
名馬・ブケファロスの話。
荒馬で誰が乗ってもことごとく落馬してしまう
マケドニアの英雄、アレクサンドロスは荒馬の手綱を握り太陽の方に向けた。
原因は、自分の影に怯えているだけ
恐怖や不安には必ず理由があり、それを認識する必要がある。
情念に囚われると良くない。
情念とは理性では抑えられない感情のこと。
なので、考えても無駄。行動することで解消すべし。
2.仕事
言われたことをやるだけの仕事に従事してたらストレスフル。
いかに能動的に仕事をするか。
それは起業するとかだけではなく、自分の与えられている仕事の中で工夫をしたり、自らの裁量の中で変化を加えて数字を追うとかそういうユーモア、楽しむこと。
3.幸福になる時間の過ごし方
傍観者ではダメ。音楽を聴くとかそういう受け取り手だけでは一瞬でその幸福は消える。
自らが主体的に何かをすることでしか継続的な幸福は得られない。
4.自分の敵について
自分の周りの人間関係でストレスを感じたり、ネガティブな感情が出てきたりするのは、全て自分の中で自分で勝手に行なっていることで、全ての敵は自分自身ただ1人。
5.処世術
礼節・礼儀が最強。
礼節によって自らの情念を処理する。
Posted by ブクログ
著者アランによる93の哲学断章を収めた本。
その中から印象に残った文章を抜粋。
・微笑みたまえ → 気分に逆らうような判断力てはどうにもならない。姿勢を変えて運動を与えることが必要である。ほほ笑むこと、肩をすくめること、運動をすることで不安や焦燥から遠ざけることができる。
・苦痛がありのままに想像されることなどあり得ない
・お辞儀やほほ笑んだりするしぐさは、まったく反対の動き=激怒、不信、憂鬱を不可能にする利点かある。だから社交生活や訪問や儀式、お祝いがいつも好まれる。それは幸福を演じるチャンスであり、この種の喜劇はわれわれを悲劇から解放する。
・我々が耐えねばならないのは「現在」だけである。過去も未来も我々を押しつぶすことはできない。なぜなら、過去はもう実在しないし、未来はまだ存在しないのだから。
・過去を見つめることから生まれる悲しみは何の役にも立たない。無益な反省を求め無益な探求を強いるから有害である。
・後悔することは過ちを繰り返すこと
・人間には自分自身以外に敵はほとんどいないものである。最大の敵は常に自分自身である。
・幸福とは、報酬など全然求めていなかった者のところに突然やってくる報酬である。
・幸福になるための第一の規則は、現在も過去のものも含めて他人に自分の不幸、不平不満を絶対に言わないこと。
・幸福とはすべて、意思と自己克服とによるものである。
・微笑みたまえ → 気分に逆らうような判断力ではどうにもならない。姿勢を変えて運動を与えることが必要である。ほほ笑むこと、肩をすくめること、運動をすることで不安や焦燥から遠ざけることができる。
・苦痛がありのままに想像されることなどあり得ない
・お辞儀やほほ笑んだりするしぐさは、まったく反対の動き=激怒、不信、憂鬱を不可能にする利点かある。だから社交生活や訪問や儀式、お祝いがいつも好まれる。それは幸福を演じるチャンスであり、この種の喜劇はわれわれを悲劇から解放する。
・我々が耐えねばならないのは「現在」だけである。過去も未来も我々を押しつぶすことはできない。なぜなら、過去はもう実在しないし、未来はまだ存在しないのだから。
・過去を見つめることから生まれる悲しみは何の役にも立たない。無益な反省を求め無益な探求を強いるために有害である。
・後悔することは過ちを繰り返すこと
・人間には自分自身以外に敵はほとんどいないものである。最大の敵は常に自分自身である。
・幸福とは、報酬など全然求めていなかった者のところに突然やってくる報酬である。
・幸福になるための第一の規則は、現在も過去のものも含めて他人に自分の不幸、不平不満を絶対に言わないこと。
・幸福とはすべて、意思と自己克服とによるものである。
Posted by ブクログ
幸福とは何か、93のプロボの収められた本。
自分の心を守るために必要な考え方だと思った。
似た内容のプロボも多いが、どれもしみじみ味わい、親しみの持てる内容。優しさの伝わる文章で、また読み直したいと思える本。
【印象に残った箇所】
22.宿命
どんな運命もそれを良いものにしようと欲するならば、良い運命となるのだ。自身の性質についてとやかく言うことほど自分の弱さをあかししているものは何もない。
→大した努力もせず、自分の境遇のせいにして、手に入らないことに理由付けてる場合じゃないね。
47.アリストテレス
自分でやること、人にやってもらうのではない。そこにはよろこびの一番深い意味がある。
→音楽・芸術はただ鑑賞するのと実際にやってみるのではかなり違う。誰かにやってもらうのではなく、自ら実践することでたくさん得られる。経験は他者から剥奪し難いもの。実体験を積みたい。
53.短剣の舞
過去と未来が存在するのは、ただわれわれがそれらを考える時だけである。過去も未来も人間の臆見であって、事実ではない。
→過去について過度に後悔したり、将来を過度に心配しても無意味。それよりも今を大切に生きようと思った。
57.絶望について
強靭な精神をもつ人間は、自分が今どこにいるのか、何が起きてしまったのか、まさに何が取り返しのつかないことなのかを自分で考えて、そこから未来に向かって出発するような人だと、ぼくは考える。
→まさに。冷静に自分の状況を確認することがまず大切なのだと思った。
93.誓わねばならない
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。
→本書のまとめ的プロボ。自分で幸福な状態を作ることが大切。