【感想・ネタバレ】頼れない国でどう生きようかのレビュー

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Posted by ブクログ

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1984年と85年生まれの同学年。当時、20代の中国英語のマルチリンガル著述家と、気鋭の社会学者との対談集。まだ若いのにしっかりした価値観があって驚かされる。若い方におすすめしたい逸書。(ただし、誉められない部分もあるが)

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2014年08月08日

Posted by ブクログ

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新進の文筆家・加藤嘉一、古市憲寿両氏の対談本。

印象に残ったところを箇条書きで。
・日米中の言語構造
・日本の「新書」
・所有というリスク(家も賃貸)
・パーティや会食でのピンポイントなパフォーマンス(自己PR戦略)
・孤独という状態がデフォルト過ぎて
・部分最適は得意なのに、グランドデザインが描けず場当たり的
・他人に経験への安易な同一化がもたらす弊害
・実力主義から程遠い日本

有益な情報・内容と言うより、いろいろinspiringで、それがよかった。
やっぱりこういう若手トップランナーの話は好きだし、刺さるなぁ~・・

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2013年03月04日

Posted by ブクログ

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社会学者の古市憲寿と日・中・英の3か国語でコラムを執筆している加藤嘉一の対談本であり、加藤が日本の現状について質問し、古市が答える形が主となっています。

1章では語学について、必要性から習得するものであり、実際に使用することで身につくと、ごくごく一般的な内容。2章では情報収集について、加藤は1冊の本を時間をかけて読み、古市は必要な情報だけを読み無駄に時間をかけない。新聞については、加藤は何紙も読むのに対し、古市の認識ではゴミ。3章では執筆について、加藤は集中して一気に書ききり推敲をしないのに対し、古市は他のことをしながら同時並行で進め、集中せずマイペースで行う。4章では自己管理について、加藤は計画的に集中・無心状態をメリハリをつけて行っている。また予定は手書きで行うアナログ派。古市はその時に会う人に合わせて行動し決まった作法はない。予定はグーグルで管理するデジタル派。5章では人間関係について、両社とも人間関係は利害が必要だと考えており、勘定からの友人はいないとのスタンスをとる。また加藤は30~60代からは知的な刺激ないので用はないとしている。6章では日本と中国について(本来ならこの部分をより掘り下げるべきだが)、加藤は日本の存在感が乏しく首相が何度も交代し、首相には権威がないと感じている。古市は冷戦時代が終わり今はもう政治の時代が終わっているので問題ないとする。7章では若者論について、中国で若者論が存在しないのは大きな格差があるからで、日本では格差が小さく年功序列もあって世代による格差でないと階層を分けることができなからだとしている。8章では各人の今後について、加藤は日本人を正しく理解してもらうために活動しており常に社会を考えながら発信し続ける言論人、古市は自己の問題として考えられる範囲で愛着もっているから発信を続けており周りに流されず読者を一緒になれる存在を目指す、という。

対談なので読みやすいです。ただ内容に目新しさはなく、互いの経験を話し合っており、加藤・古市のどちらかに興味がある人には面白いと思います。対人での振る舞い方は参考になるかもしれません。

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2013年03月02日

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