【感想・ネタバレ】結界師 35のレビュー

心に眠った厨二病を呼び起こす、妖退治物語!

物語の舞台は烏森(からすもり)という土地。そこには、「妖を引き寄せ、力を与えてしまう」という厄介な性質があります。土地の力を受け、時に狂暴化する妖を、人知れず退治して平穏を守る存在…それこそが「結界師」!

この作品の魅力のひとつは、個性豊かで深みのあるキャラクターです。
主人公の良守や幼馴染の時音もさることながら、絶対に外せないのが数多くの敵キャラたち。人間に裏切られた過去、この世への悲しみ、昔の仲間への怒り…どの敵にもしっかりと動機があるので、倒すべき相手にも関わらず、思わず感情移入してしまいます。良守や時音がかっこよく見える理由は敵キャラにもあるのかも?
そしてもうひとつの大きな魅力が、巻を追うごとに広く、深く展開していく物語です。
序盤は短いエピソードが多い本作品ですが、平穏な日常とバトルを繰り返しているうちに、気づけば大きく深い事件に巻き込まれることになります。ミクロもマクロも練り込まれた展開は、読了後もきっと読み返したくなること間違いなし!

烏森はなぜ強力なのか?結界師とは何なのか?数々の謎の真相を、ぜひ確かめてみてください!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最終巻、ドラゴンボールぶりに泣いた。
もう何というか、みんな幸せになってくれ!!

どうにもならない困難にぶち当たった時に、良守みたいな元気はつらつな子がそばにいてくれたら、何でもできそうな気持ちになれる。
でも、良守もまだまだ子ども。母親に甘えたい気持ちもあるし、友との別れが辛い時もある。
少年漫画の主人公たちは、みんな年齢に見合わない巨大な使命を背負っていると感じてモヤモヤすることが多々あるが、この漫画ではその辺りの子どもらしさがきちんと描かれていて、安心して読めた。

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2024年03月18日

匿名

購入済み

満足!

面白かった!!!
ストーリーもいいけど、最初から最後まで
「これ誰のセリフ?」とか「今何をしたの?」みたいな読者を迷子にさせるような箇所が1つもないことがあっぱれ!
絵も表現の仕方も表情も、全て洗練されていて読みやすかった。

#切ない #感動する #ドキドキハラハラ

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2022年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何度読んでも泣ける。夢中になって最終巻まで読んだ、久々の漫画でした。
宙心丸の運命も悲しいけれど、烏森を封印したことで、長く続いたお職を失った良守や時音、繁守、時子の運命も悲しい。只人になるって、彼らにとってどういう意味を持つのだろうと考える。
守美子の最期は悲しかったな。宙心丸や時守と違って、彼女には城の中で普通の人間の時間しか残されていない。生きているのにもう会えない。心が通い合ったようで、遂に通い合うことのなかった人。
ハッピーエンドなんだろうか。これまでの日常を失って、良守や時音にとって何より欲しかった普通の生活。只人になることでその自由を手に入れたという点や、墨村家と雪村家がいがみ合う必要がなくなったという点で、それは2人にとってハッピーエンドなんだろうな。良守には、パティシエになって、時音と幸せになってほしいな。

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2018年01月05日

購入済み

感動

お母さんと良守が別れるシーンを見て涙が出てきました。。
自分の中で良守とお母さんの関係が漫画結界師の中で一番心にしみてきます

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2015年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うまくまとめてくれたのでよかったです。納得のいく最終巻。

逢海日永とか正守とか開祖とか一番人間らしいなって思いました。守美子さん‥。なによりいつも待つ立場で、家庭を見守り続けたお父さんに泣けました。お父さんも泣いたんだね!目の下クマあるもん。そして無道さんが正守に真剣に向かい合うシーンが一瞬でも見れたのでよかったです。なんだかんだ悪い人でない。
真界をつくるシーンでは限に泣きそうになりました。良守がほんとに優しい子でよかった。そしてとてもまっすぐ。

最初から読み直したい。

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2012年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 少年漫画の中でこれだけすっきり終わった漫画は久しぶりです。
 結界に残った母親の事とか、宙心丸の事とかはありますが、良い終わり方でした。
 今までのナゾも判明して読み応えのある最終巻でした。
 良守が宙心丸のために、真っ白な世界から新しい世界を作るところはアニメとか大きなスクリーンで見てみたいなぁ。良守は今まで会った人や妖のことをよく覚えているんだなぁ。
 ほろりと来たのは良守のお父さんとお母さんのところです。結局お父さんはお母さんとほとんど会えてなかったのですね。お父さんがあの小さなコマで静かに泣いているのが可哀想で。男の子3人の父親として頑張ってたんだなぁ、と。
 初回限定版のイラスト集付を買ったので、さらにお楽しみもありました。おお、最初の頃はがっちりした絵柄だったんですね!田辺先生のカラーは大好きなので嬉しいです。付録なんて言わずにもっと大きいイラスト集で見たいよぅ。

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2011年10月03日

Posted by ブクログ

小学館漫画賞を取った作品だけあって、王道の少年漫画でした。最後は少し謎が残りましたが、少しぐらい謎があった方が面白いのでしょうね。

男性の作品だと思っていたのですが、女性の漫画家だったのですね。
この前に読んだのは鋼の錬金術師ですし、最近は、女性が書く少年漫画が好きみたいです。

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2011年09月24日

Posted by ブクログ

「結界師」最終巻。宙心丸の真界に志々尾と自分の分身を登場させたシーンは、何度読んでもグッと来ます。

改めて読んでみると、騒動の中心に存在していた日永や水月、そして良守の母の守美子といった超常的な力を持つ者たちが、「家族とコミュニケーションがうまく取れない」といった如何にも人間くさい悩みを抱えていたんだなということが描かれており、彼らに好感を持てました。日永も守美子も、超常的な力があるが故に「普通の」コミュニケーションが取れず極端な行動に出てしまったこと、そして彼らの近しい存在である水月や良守はそれでもその相手を「ただそこにいるだけでいい」と思うほどに愛していたこと、という点で共通していたと思います。
まあ結果的には「一人で悩まず、家族に相談しましょう」が結論ということですよね(そういう話?)。

そして巻末には田辺先生による主要キャラクターへのコメントが書かれているんですが、閃の項目には「このマンガ一のツンデレキャラで、実は女の子疑惑があるとか…ねえよ!」の記述が。
わざと閃ちゃんをツンデレ女子っぽく描いていた訳じゃなかったのか…ちょっとショック…!

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2011年09月09日

Posted by ブクログ

なにせ、志々尾登場にグッときた。ずるいでしょ、それは。
全部が全部Happyではないけれども、綺麗に締まったように思う。
田辺先生、お疲れさまでした。

週刊少年サンデーを毎週読むようになったキッカケの2作がコミックスでも完結し、勝手に一人で感慨深い。

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2011年09月04日

Posted by ブクログ

完結。

おかあさんとおとうさんの別れのシーンが、何とも好きです。けっこう、なれそめとか見てみたかったな~。

人の優しさや弱さ、気持ちのずれが、やがて大きな悲劇を生んでいく。その様子が、なかなかよかっです。

大団円だけど、最後の最後まで、人の心とか、そういうもののままならなさもかいてて、そこが、すごいところです。

次回作も期待しています。

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2011年09月04日

Posted by ブクログ

先生ありがとうございます大好き!大好きだ!!ラスト、伏線の回収が急だったけど、彼が再登場したのが本当嬉しかった。

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2011年08月23日

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 中盤くらいはどうなることかと思っていたけれど、完結してよかった~^^
 ず~っと無想状態で無表情だった良守に笑顔が戻ってよかったよかった~

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2011年08月20日

Posted by ブクログ

ちょ-泣けた(´;Д;`)

最終巻、ってのも悲しいのになんか色々と切なすぎた35巻><

墨村家と雪村家がいがみ合う必要が無くなって、烏森に縛られることも無くなったというのに!!切ない(つД;`)
後半、守美子さんの言葉一つ一つが悲しくて涙。

でも最高の巻…でした`ω´

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2011年08月20日

Posted by ブクログ

主人公にラストバトルがないという謎の漫画。でも大団円になるのも納得の謎の漫画。この方向性は稀有。孤高とも言える。次回作も、バトルなのにバトルではない謎の漫画。でもおもしろい

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2016年02月11日

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良い話でした。
ぐだぐだ長引くよりも好印象です。
こんなにしっかりと完結するなんて流石だと思いました。

感動!!(´;ω;`)

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2013年12月26日

Posted by ブクログ

途中、止まってたけど、続きを読みました。
あ~、やっぱりいいなぁ。少年漫画。
しばらく少女漫画系が続いたから、
久しぶりの少年漫画、やっぱり良いです。
良守のあの寂しそうな笑顔をみたら、もう
抱きしめたくなっちゃいますね。
結局、皆いい人じゃん!でも、これでよかったんだろうな。
母の愛情も、兄の想いも。

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2013年05月18日

Posted by ブクログ

中々楽しい少年漫画だった。訳もなく力がついちゃう展開ではなく、成長と共に過ぎた力の抑制力がついていくという方向なのがよい。男性キャラがバラエティに富んで面白いのに比べ、女性陣淋しい・・・少年漫画だから仕方ないか。

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2013年01月11日

Posted by ブクログ

結局一番の謎は神様よりもお母さんだったという事になりそうだけど、良い完結で良い作品でした。
そして、この作者の次回作にも期待して待つ事にします。

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2012年10月02日

Posted by ブクログ

 守美子さーん!! 全登場人物中最も底の見えなかった彼女の動機が無力感から来るものだったとか……! そしてごめんなさい、あの感動的な別れのシーンでつい「やったやっぱり修史さん男前だったんだねひゃっふう!」とか握り拳固めててごめんなさい、いやさすがにそこを注視したのは再読したときだったけど!

 少年まんがにしては色々珍しい最終巻。最強の力を培った主人公たちは戦わず、ラスボスたちはほぼ自滅、すべてを救うことはできず、主人公は大人たちの計画をひっくり返すことなく最後まで乗っかった。
 時子さんは墨村と雪村の真実に薄々勘づきながらも、互いに競い高め合う関係を崩さないために敢えて馴れ合わなかったのかな。
 時雄さん死亡経緯は結局守美子さんが語ったまんまだったようで。いや未だに微妙に疑ってはいるんですが、ごめんなさい守美子さん。

 読者の読後感としては正守さんの感慨が一番近いかも。変わっただけで、終わってはいない。家のことが解決してバックアップもなくなったけど、力が丸ごと消えたわけじゃないので、これからも良守は騒動に巻き込まれるというか飛び込んだりするんだろうなあ。

 で、時音さん、フレッシュ王子の告白は気づいたんですかどっちなんですか。正守さんも刃鳥さんと春日さんどっちなんですかもう。これで完結なのが寂しい気もしつつ、お疲れ様でした。

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2011年11月05日

Posted by ブクログ

前の巻を読んだときはほんとうに次で終わるのかと思いましたが、きれいに終わったと思います。キャラクターみんながそれぞれ役割を十分にこなして終息した感が十分にあって私としては満足です。今まで出てきたキャラクターも勢ぞろいといった感じで懐かしいページもちらほら。
良森と時音が幸せに生きていってくれたら良いなと思います。
田辺先生お疲れさまでした!

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2011年08月23日

Posted by ブクログ

面白かった。
全巻新刊でこれだけの巻数を買ったのは初めてかも。
無事に終わって良かったです。
おそらく無理にひっぱることもできたでしょうけど、一番良い終わり方じゃないかな。
うん。
楽しかった。

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2011年08月20日

Posted by ブクログ

時音の父ちゃんの「やつらに~」は結局精神系の攻撃くらって混乱してた、で終了なのかな…?そこだけちょっと不完全燃焼な感じではあったけど、面白かった!
守美子さん&修史さん夫婦、最後に泣かせる…。
最後の真界でワカメがいないかと探してるんだけどまだ見つからん…いないのか…

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2011年08月20日

Posted by ブクログ

全巻一気読みしての感想です。
妖怪や霊を扱った漫画は多いですが、その中でも良作だと思いました。
ただ、ラストの方はもう一つ盛り上がりが欲しいところではありました。

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2013年04月03日

Posted by ブクログ

やっと最後まで読んだ。つまるところ、最後まで愛する人を守る話だったな。32巻〜35巻までを早足で通り過ぎてきた感じはあるけど、読み応えはあった。
私は最初の方の話が、やっぱり好きだな。パティシエのお兄さんの話とかね。
途中に姿を消した松戸さんは、やっぱり黒芒がなくなった時点でいなくなってしまったのかな。
最後までいつまた出てくるのか、期待してたのだけれど。

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2012年08月18日

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