「ヒーロー見参!ヒーロー見参!ヒーロー見参!」
小さい頃から同じ卓球道場に通っていた星野(通称:ペコ)と月本(通称:スマイル)。生意気だが卓球のセンスはピカイチのペコ。物静かでいつもペコの隣にいるスマイル。
天才とは…凡人とは…。高校生になったペコとスマイルを中心に、様々な人間模様が描かれる。
「鉄コン筋クリート」の松本大洋先生が描く、卓球マンガの金字塔!
登場人物それぞれに思いがあり、葛藤があり、生き方があり、ぐっとくること間違いなしです。
独特なセリフにも注目!愛してるぜペコ!
2002年実写映画化、2014年アニメ化されており、マンガ・アニメ・実写映画とそれぞれに違った味があるので、見比べてみるのも面白い作品です!
感情タグBEST3
凄く面白かった。
名作といわれている理由がよく分かった。
スマイルとペコの試合、両者とも本当に楽しそうだ。
ヒーローを待ってたスマイルとそれに答えたペコが本当にいい。
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今更ながら、5巻まとめ読み。特に何かきっかけがあった訳でなく、ふと思い立ったから。いつか読まなきゃ、ってのは前からあったんだけど。題材に卓球を選んだり、主人公が一癖も二癖もあったり、サブキャラたちの個性も立ちまくってたり、ってことで相変わらずの松本大洋世界観は満点。粗筋だけを取り出すと、ただの青春スポ魂漫画ってことになっちゃうけど、そのあたりはキャラの個性でカバー。卓球シーンは迫力満点で、かなり魅せられました。
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そらもう、間違いなく、めちゃんこオモロイいですね。最高ですね。
全5巻。長すぎず、短すぎず、書き足らずではなく、書き過ぎることもなく、いやもう、この全5巻の中に、全てが詰まっております。絶妙。あまりに絶妙過ぎて素敵。いやはや、素晴らしいですね。
単行本全5巻でいいますと、オリジナルのBig Spirits Comics Special版でいいますと、単行本1巻の表紙、スマイル。2巻、チャイナ。3巻、アクマ。4巻、ドラゴン。5巻、遂に、ようやく、満を持しての、ペコ!最初がスマイルで始まり、最後がペコで終わる!っていう持っていきかた、凄い。超好き。1巻の表紙がペコでない。っていうね。で、ちゃんと、この5人で綺麗に終わる、っていう感じがね。凄いよなあ。松本大洋さん、この並びも、計算していたのかなあ。すげえぜ。
あと、映画との比較になるんですが、
「この星の一等賞になりたいの卓球で俺は!そんだけ!」
とか
「アツがナツいぜ!」
とかの名言。映画では、正にココ!!みたいなカットで、バシッと抜いて表現されていた気がするのですが、漫画では、思いのほか、あっさり流されてるコマなんだなあ、とか、思いました。アレは、映画化した際の脚本家の宮藤官九郎さんか、監督の曽利文彦さんが、「映像としては、ここでこの名ゼリフを、バチっとクローズアップしたい!」って思いが、あったんでしょうかね?どうなんでしょうね?気になるなあ。気になるんだなあ。そんなことも、漫画を読み返してたら、思っちゃったりしたんですよねえ。
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共用。
映画は観て、好きだったけど原作までは手を出していなかった。
アニメもまだ観てないけど、そのうち観よう。
良く2時間に収めたなぁ、と言うのと、原作のインハイ-インハイの間のじっくり感も、準決決勝のエピソードも、うん、素晴らしい。
本当に素晴らしい。
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ピンポン!それは不朽の名作!
感情下手で人との付き合いが苦手なものも、憧れにたどり着けないものも、泣くものも、人生レベルの出会いを果たせるものもそうでないものも、高校世界には様々な人間がいる。全員主人公であって、そうでない。
一番好きなキャラはアクマとその彼女ムー子。
当時、ピンポン読みながら、アクマは誰かに支えてもらった方がいいんだろうなと思ってたら、なんと突然彼女が出てきた!
アクマは、誰かに支えてもらった方がいい。
(なお、引用文は第4巻)
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最後の表紙は主人公であるペコこと星野。5人の主要登場人物の中では最も漫画的な存在であり、トリックスター的な要素が強い。ただ、その中でも人間としての葛藤が充分に描かれているゆえに、読者たる僕もそれを応援しようという気持ちになってしまうのだろう。立ち直ったトリックスターの描き方として、『ピンポン』は非常に優れた作品なのではないだろうか?
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気分が沈みがちな時はこの本を1巻から読んで生き返ります。
全体的も好きですが、終盤の爽快感はたまりません。
また、最後の最後はマッタリしていますがそれもいいです。
棺桶にも入れてもらわないとね、この本。
なお、映画版のテーマ曲はマンガにもとても合っていると思います。タイトルもいい『YUMEGIWA LAST BOY』
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1巻を本棚には選ぶところかもですが、やっぱりペコでしょうということで、5巻を。
松本大洋って、こんな感じだったんか……!!!と。そして、映画を観て知っていたはずの、ピンポンって、こんな話しだったんか……!!?と。衝撃でした。
なんだか、角度によってペコもスマイルもめっちゃぶさいくやし、線がふるえてんのに写実的やし、それなのに卓球シーンめっちゃリアルやしで、なんだこれ、面白!!と、夢中になってました。
男同士の友情って、ただひたすら「待つ」っていうの、あるんだねぇ。女同士には、ないというか、女同士だと、ただ「待つ」というのは友情を意味しないようなところがあります。
あの映画のピンポンが、こんなに深い作品だったとは、そんで、こんなにおもろい作品やったとは。
最後はちょっと、ああしてほしかったな…と思いましたが、納得でした。
この星のいっとーしょーになりたいの!卓球で俺は。そんだけ!
この言葉使いのリアルさが、原作を読んでやっとわかりました。
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また 連れて来てくれるか?
…………
そうか
『全身の細胞が…
狂喜している。
加速せよと命じている。
加速せよっ… 加速せよっ…
ヒーローは急速な成長を遂げる。
しだいに引き離されてゆく。
焦りはないっ……
怯える必要などないっ……
怯える必要などないのだっ!!』
[此処はいい……]
[此処は素晴らしい。]
[カッコ良かったぜ、ドラゴン。]
[そうさっ…]
[片瀬高校 2年 星野裕、決勝進出。]
(第51話 High)
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青春熱血卓球漫画、英雄見参
裏面打法(漫画だけの必殺技のようだが実際にある打法)を修得した星野は膝の故障をおして準決勝へ。オールラウンド型のボスキャラと戦い、カット主戦型のスマイルが待つ決勝へ行けるか。
凄いぞ卓球、ドライブ打法、カット打法はともかく裏面打法とか、戦型の前陣速攻型とか、ラケットのラバーの粒高とか、用語も何か格好良い。ちなみにユニフォームなどはバタフライ社がメジャー、adidasとかNikeじゃなく。
そういう話も勿論、面白いのだが、青春群像劇だったわけですが、スマイルがもう一回笑えるまでの冒険物語とも読めるわけです。子供の頃の話が幾度か出てきますが、スマイルが笑うのはペコがスマイルの側でヒーローの時。ただ、もう高校生なので、子供騙しじゃなく、全力で、というところが熱血青春漫画であり、後日談も描かれていますが、人と人が真剣に関わって成長する過程を寸止めした面白さもありました。高校生なのに恋愛沙汰がアクマだけというのも洒落ている。若い内に夢中になる機会を持つ大事さを示しているのかもしれません。
1,000頁位で、1年間の話なので、筋は単純といえば単純ですが、回想シーンに、試合のシーンも多く、十分濃厚です。
ヒーロー見参!
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松本大洋の作品の特徴だと思いますが、ペコ、スマイル、アクマをはじめとした主要登場人物の精神的な葛藤の描写が群を抜いています。それだけで名作です。スポ根でもありつつ、本当の主題はピンポンを通した友情物語なのではないでしょうか。映画の映像美もなかなかでした。
「ピンポン」が流行っていた一時期、僕は「スマイルに外見や雰囲気が似ているね」とよく言われたものです(笑)。
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ピンポンは全5巻で一つの作品だけど、
ひとつ選ぶとしたらやっぱ最終巻になるんだろうな。
心を開いた月本の変わりようはちょっと意外だったけど、
ドラゴンとペコのあの真白なシーンは何回見てもグッとくる。
とても気高くて尊い。
日本漫画史上に残すべき名シーン。
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ピンポン星からやってきたヒーロー、格好良過ぎ!笑
このやたらと真っ直ぐなペコをみると凄い元気になれる気がする。
ラストのスマイルにはちょっとびっくりだった。
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ずっと大切にしたいマンガ。
「この星の1等賞になりたいの」
ペコのまっすぐさが好きです。
だからペコが表紙の5巻で!
でも巻関係なしに、このマンガがおすすめです。
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友達に一巻を譲り受けてはまる。絵は癖があるけれど。嫌いじゃない。この人の絵には揺るぎない自己の上に遊び心とゆとりと余裕がある。気がする。見てて安心する作中では月が好き。
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"卓球"といものに対する男5人5色のスタンス、想い。それは卓球という枠を超え人生に通じているかもわかりません。球の音が聞こえるかと錯覚するぐらい、試合場面の臨場感はスバラシイです!ヒーロー見参☆
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球速を感じる、シューズ音を感じる、掛け声を感じる、苦悩を感じる、孤独を感じる、諦めを感じる、虚空の高度を感じる、涙の温度を感じる。
五感が弾けるスポコンハイウェイ☆
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卓球というマイナーなスポーツをテーマにこれだけ盛り上げられるのがすごい。とくにラリーの描写が素晴らしく、卓球はスピードと反射神経の競技だということを再認識させてくれる。キャラクターの造型もそれぞれ特徴があっていい。アクマが試合を見に来てドラゴンとトイレのドア越しに話をし、そのあと彼女に「ちょっと泣いてくる」というところがいい。ラストの盛り上げない終わり方(スマイルの「眠い」)もあっさりしていてよい。映画だとどんな風に締めるのだろうか?
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映画にもなった有名な卓球漫画。
そしてストーリーはよりスタイリッシュに。科白は心地よく、空想は遥か遠くまで伸びてゆきます。
絵は高校の美術の教科書に載ってるくらい、個性的ですが上手いです。面白いです。
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ヒーロー見参!
ペコとスマイルを中心に卓球に青春をささげた5人の男の子達の物語。試合という勝負の先にあるものは、栄光・挫折・希望・夢。
とても懐かしい感じをいっぱい頂きました。
Posted by ブクログ
卓球を通して5人の男のスピリッツがかいまみれます。 才能 責任 努力 意地 そして楽しむこと。
これはね。 実は深いですよ。 ある意味、人生の哲学書です。 ペコとドラゴンの対決シーン最高です!!
いつも思うんですけど 松本大洋の作品って もう出来上がってから連載しているんじゃないかと思うほどさりげない伏線の嵐。 感覚に訴えかける描写でありながら 計算されつくされてます。 まさに天才です。(全5巻)