【感想・ネタバレ】歴史を動かしたプレゼンのレビュー

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Posted by ブクログ

[ 内容 ]
どうすれば交渉相手を思うように動かせるのか。
言葉で人を動かす技術、プレゼンの力で相手をたらしこみ、歴史を動かした先人たちがいた。
コロンブス、豊臣秀吉、大黒屋光太夫、クーベルタン男爵…壮大なプロジェクトを実現させた、彼らのプレゼンを解剖すると、不可能を可能にするプレゼン術の極意が見えてくる。
歴史とビジネスが合体した比類なき一冊。

[ 目次 ]
第1章 コロンブスはいかにして「新大陸」発見プロジェクトのスポンサーを獲得したか―カネはないが知恵はある。コロンブスは、プレゼンで勝負に出た。己の夢と野心を国家事業に仕立て上げた天才のプレゼンとは?
第2章 豊臣秀吉はいかにして柴田勝家との競合プレゼンを勝ち抜いたか―織田信長亡き後、その子息のだれを後継者にするか。会議は知恵比べの合戦場となった。秀吉のプレゼン能力、恐るべし!
第3章 大黒屋光太夫はいかにしてロシア皇帝に日本への帰国を認めさせたか―漂流から10年、光太夫は祖国への帰還をはたした。同情だけでは船は出ない。願いを叶えるプレゼンの底力!
第4章 クーベルタン男爵はいかにして1500年前のイベント「オリンピック」を復活させたか―彼がプレゼンの柱に据えたのは、スポーツとは無縁のものだった。満場一致で復活が決まったその秘策とは?

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年05月23日

Posted by ブクログ

比較的だれでも知っている出来事を当時どのように考え、提案し実現可能としたのかを歴史的経緯と当人の行動(失敗と成功の両方)で説明している目新しい本。
紹介されている過去のプレゼンがどの程度、歴史的に正しいかはさておき当時の状況と当人の狙いを実現させるまでのプロセスが読みやすいタッチで描かれていて好感が持てた。
プレゼンとしての心構えや狙いも随所に織り込まれていて、その点の本の入門書として読むのにも向いていると思う。

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2010年09月05日

Posted by ブクログ

「コロンブスは自分の金を使わずに、如何にして新大陸を発見できたのか?」

「信長の家臣達の中で、なぜ豊臣秀吉が天下統一を図れたのか?」

「ロシアに漂流した大黒屋光太夫は、なぜ10年後に日本に帰ってこれたのか?」

「クーベルタン男爵は、どうやってオリンピックを復活させたのか?」

これらの答えは、全て彼らの「プレゼン」にある。

人を説得するのではなく、人に納得させるというプレゼンの極意を、
歴史的読み物として紹介していく一冊。

歴史的読み物としても面白く、
さらにCMプランナーである著者さえもが感心するプレゼン術がいたるところに散りべめられており、
最近読んだ本の中では一番の“当たり”でした。

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2010年07月05日

Posted by ブクログ

プレゼンとは相手を動かすことを目的としたコミュニケーション。人どころか歴史を動かした4つのプレゼンについてその勝因となった要素を分析している。歴史物としてもプレゼンの教科書としても面白い。

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2018年03月19日

Posted by ブクログ

4つのお題(実例)はかなりバラエティに富んでいるが、いずれも誰もが何となくは知っている話だけに、その実態(と思われるもの)を意外性を持って楽しめた。

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2017年11月27日

Posted by ブクログ

歴史上の事件(コロンブスのアメリカ発見、豊臣秀吉の清須会議、大黒屋光太夫のロシアからの帰国、クーベルタン男爵の近代オリンピック開催)について、プレゼンテーションという見地から語った一冊。

当然、著者のフィクションの部分もあるので100%鵜呑みにはできないものの、彼らのプレゼンテーション能力とその背後の人間力の高さを知ることができた。

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2017年03月20日

Posted by ブクログ

それぞれのエピソードが面白かった。
コロンブス…確信犯 生きて帰るためにはわざと間違える。
秀吉…勝てるモノサシで勝負する。
大黒屋光太夫…プレゼンの順序、組み立て。シベリアの過酷な環境。日本語教師の需要。本人のジャーナリストとしての資質。エカテリーナ女帝の啓蒙君主ぶり。
クーベルタン男爵…実行力。捨てる勇気。
より強く、より速く、より高く

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2014年01月09日

Posted by ブクログ

歴史上の人物だって自分の意見を通すためにはプレゼンをしているんだ、というよく考えれば当たり前のことがとても面白い。豊臣秀吉がプレゼンしているところなんてこれまで想像もしていませんでしたw

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2011年03月09日

Posted by ブクログ

コロンブス、秀吉、大黒屋光太夫、クーベルタン男爵、など、自分の目的を達成するためにどうアピールしてどう承認されていったか。彼等は命がかかってるから、そりゃ必死。そして、彼等は、人間性がまた突出している。小手先の技術で世界を動かすことはできないってことだね

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2011年01月03日

Posted by ブクログ

・プレゼンで大切なのは相手を説得することではなく、納得してその気にさせること。納得とその気にさせることは切り分ける
・プレゼンで主張することは自分がしたいことではなく先方にとっての利益
・何のための勉強、資料集めか。十分すぎるものを集めなくてもプレゼンのための勉強をできれば良い
・ジパングは2400海里の先には存在しない、だが、存在しなければならない。なぜならプレゼンの目玉に据えることを決めたから
・企画を売る前に自分を売るのが鉄則
・プレゼンの構成は、①判断のモノサシを提示②現状の問題点とチャンスを提示③今回取り組むべき課題の提示④具体的な解決策の提示
・自社に有利で消費者が価値を感じる合戦場を発見した者勝ち(うまいと感じるかは好みの問題だが、鮮度は数字で測れる客観的な評価)
・敵が嫌がるのはどの案か、という提示は効果的。優れている案の選択は判断に迷うが、敵が嫌がる案は選びやすい
・ケーキを切り分けるナイフを持つことこそに貴族としての名誉がある(ノブレス・オブリージュ)

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2020年01月05日

Posted by ブクログ

マイミクさんの日記で興味を持って手にした一冊。
コロンブスや豊臣秀吉など歴史上の4つの事例を
挙げて、彼らの『歴史を動かしたプレゼン』を分析
したもの。

読後改めて思ったのは、プレゼンはPowerPointじゃ
ない、という極めて当たり前のこと。
重要なのは、伝えたいことをいかに伝えて理解・共感
してもらうか、達成したいことをいかに実現させるか、
ということであって、PowerPointなんていうものは
そのための一つの手段にしか過ぎない、さらに言えば、
ときには手段にすらならない代物だということ。

ワタシは資料のたたき台は、まず紙とペンで作ること
が多い。それは、はじめからPowerPointで始めると、
それ以上の考えが出なくなるから。
最初からPowerPointで作ってしまうと、内容がなくても
見栄えがそれなりの形になってしまう→できた気に
なってしまう→そこで思考停止が起きる。
この悪しきパターンに陥らないようにする一つの方法
として、まずは手書きするというのが有効じゃないかと
常々思っている次第。

コロンブスの時代にPowerPointがあったか?という
至極単純な問いを思い起こしてみるのがいい。
(と、今度部下に言ってみよう。)

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2018年11月18日

Posted by ブクログ

つまらなくはないけどおすすめするほどではない。でも切り口は面白いので、秀吉の清洲会議、コロンブスなどの興味があれば読むべし。

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2010年10月02日

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