【感想・ネタバレ】惑星のさみだれ(5)のレビュー

読めば読むほど熱くなる! 王道の良さを凝縮した大傑作!!!

舞台は現代日本。
ある日、すねた大学生である雨宮夕日は、喋るトカゲから「姫を守り、地球を救え」と、否応なしに選ばれてしまう。
最初は無関心な夕日だったが、早速敵に襲われてしまった!
死を覚悟したそのとき、守るべき姫である朝日奈さみだれが助けてくれたのであった!
その後、彼女の尋常ならざる野望に胸を打たれ、夕日は姫に忠誠を誓う!!
今ここに、地球の存亡を懸けた戦いが始まる!!!

このマンガの凄さは、【友情・努力・勝利】という王道の内容がギュギュッと10巻に凝縮されていることです。
また、濃密なストーリーではありますが、テンポよく読むことができ、熱さ・面白さは巻を追うごとに加速度的に上昇していきます。
そして、最終巻は今までの伏線を全て回収し、それまでの膨大な熱量を大傑作へと昇華させるほどの完成度を誇ります!!!
読み終わったあと、今日を生きる活力が得られる。そんな素敵なマンガです!

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Posted by ブクログ 2010年09月09日

朝日奈家の家庭事情が描かれたり、精霊アニマが初登場したりの第五巻。悩み苦しむ氷雨やさみだれに助言し、導こうとする主人公・夕日が格好いいことこの上ない。夕日の変化・成長が如実に感じ取れるはず。
そりゃさみだれも惚れるよな。

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Posted by ブクログ 2019年06月06日

キャラ紹介が行われた第4巻に続く第5巻は日常と戦場の間で揺れ動くような構成。
冒頭から唐突にカラー絵で水着姿が描かれるけど、その様子はあっさり終わり、続いて描かれるのはさみだれの地球破壊意志の再確認、それを八宵が聞いてしまう展開
その衝撃のまま泥人形との戦いが始まってしまうのだから八宵の気持ちの整理...続きを読むはされないまま展開は進む

戦いの場面では戦闘経験豊富な夕日とさみだれだけ別行動。そこでアニムスはさみだれの中のアニマに話しかけようとする。いわば戦場そっちのけで自分の「日常」を押し付けようとするが、アニマは寝たまま。さみだれはのんきに話しかけてくるアニムスを殴りつけて無理やり戦場に変えてしまう
相変わらずさみだれの強大な力は相手のあらゆる都合を問答無用でぶっ飛ばしてしまうものだね

そして第31話から第33話にて描かれるのはこの巻の肝であるさみだれと母親の話
地球を砕くか砕かれるか、そんな物語の中にいるさみだれにとっては家族との不和なんて本来は大きな問題には成りえないはずのもの。さみだれの物語が進めばいずれ全てが壊れてしまうのだから
それでも親子だから何も気にしないなんて出来なくて。もう母親には期待なんてしてない、母親が忙しいのはきちんと判ってる。それでも……というさみだれの難しい表情がこれでもかと描写される
日常の中にいる母親が相手ならさみだれは拳を振るう訳にはいかない。さみだれはどうしたら良いか判らず思い悩む

そんなさみだれを前にして、祖父に対してさみだれと同じように複雑な感情を懐き、それでいてさみだれの騎士で在ろうとする夕日は彼女の手本になろうとする。支えになろうとする
夕日の行動は日常の中で有っても鈍ることはない。むしろこれまでに半月やノイから受け取った想いを糧にして氷雨にさみだれと話し合う原動力を与え、さみだれを母親の前まで連れて行く
この話はさみだれにとっても、夕日にとっても。地球を砕く物語の中で大きな転換点となったように思えた

そんな事があった後に精霊アニマは唐突に目覚めるのだけど……
遣ること成すこと脈絡が無さ過ぎてどういう人物なのかこの時点では全く見えてこないね。ダンスを何の前振りもなくユニコーンに変化させたり、夕日達に食事を用意させたり。

精霊アニマの復活、戦力アップ、倒される8体目の泥人形。物語がおおきく動いたように見えるけど、これでまだまだ中盤戦なのだから堪らない

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Posted by ブクログ 2012年01月31日

やっぱ面白い。超々王道バトル漫画なのに少年誌とはしかし何かが違う。ストーリーやキャラクターももちろん良いけどこの人の場合それ以上に"漫画的演出" が非常に上手い。それは画力が高いとかそういう話ではなくコマ割りだとかカメラワークだとかそういう漫画特有の表現で魅せてくるのだ。そういっ...続きを読むた意味でこの人は"漫画"を描くが上手いと思う。この巻は新たな展開はなかったけど今後の盛り上がりが垣間見えてすごく楽しみである。友人によると5巻は物語の中でも一つの区切りになっているのだとか。ラストは泣いてしまいそうな気がしてならない。

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Posted by ブクログ 2011年08月05日

惑星を砕く物語、戦闘激化に加えて、姫の家族の話。
世界の危機という非常事態なのに同時に一家族の危機が描かれる世界観がたまらない。夕日が川を飛び越えたシーンとか感動物。夕日の成長っぷりが窺える。
この巻から獣の騎士団の頭領・精霊アニマも登場。戦いのシステムが少し分かりかけたかと思うと、また分からなくな...続きを読むったりとじらされる展開。とにかくどんどん戦闘が激化することは間違いなし。続きにますます期待。
後、ダンスが霊馬になったみたいな所々に入る適当な感じがまた何だか良いなあと。

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Posted by ブクログ 2011年04月03日

「大人は楽しいぞって顔です」「子供はな 大人のマネをして大人になっていくのだぞ」「方天戟…!」ていう場面をみて うおおおお!人の心は受け継がれていくんや! ってなった!「受け継がれる心」的なのもテーマの一つなんだろう。それに「きっと世界もあなたを愛してます」だって!読めばわかるよ感動する。
そうそう...続きを読む、それとアニマが出て来た時のノイのリアクションを見てなんで夕日についたかわかった、ランスが臆病者についたように、ノイは忠義ある者につくのか。あとは南雲さん甘いもの好き設定あるな。アイスとかパフェ何かと食ってる。

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Posted by ブクログ 2009年11月14日

やるではないか

らしくないことくらいわかってる でも あんな顔されちゃ気持ちよく飲めないだろ
姫の悩んでる顔もいつまでも見たくないしな

しかし夕日よ 東雲殿と同時に秋谷殿のようでもあったぞ …本の中でしか知らぬが

大したことない マネだ

知ってるか?子どもはな 大人のマネをして大人になってい...続きを読むくのだぞ

(第32話 朝日奈家・2)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

今巻メインは表紙の通りさみだれとその一家。いえ、背後にいる人はお母さんではありません。もっとも魔王スタイルのさみだれと氷雨が普通に一緒にいる状況からしてすでにカオスだけど……。今巻ラストにかかわってくるのかしらん。
さみだれが畏るべき魔王であると同時に(というかそもそもその根幹が)「世界とうまく折り...続きを読む合いをつけられない子供」なのは、少しずつ変化していった夕日と違って連載初期からほとんどブレてない部分なんだけど、ここにきて急激にさみだれの心理が揺れ出した。
それをサポートするのが大人たちを通して成長していった夕日だというのはソツがない。今回実は大人たち(朝比奈家の面々と夕日の祖父)までも夕日に手助けされるという、この作品ではけっこう珍しい状況になってもいるんだけど、それだけ夕日が大人に近づいたということなんだろう。
さみだれと夕日ふたり(あと三日月も?)が大人になることがこの作品のゴールなんだろうか。大人になることで失くしてしまうものもあるし、単純に夕日とさみだれがものわかり良くなってしまうと物語のダイナミズムが失われてしまうので(たとえばアニムスと直接対決するシーンとか、ああいうの)簡単にそれで幕、ともいかないとは思うんだけど。

八つ眼の登場時、三日月がナチュラルに昴と雪待を助けていたのが印象的だった。もともと戦闘狂な以外は(そこが最大の難点なんだけど)素で気さくな奴ではあるし、あれも三日月なりの情なんだろうか? それとも単に強敵を前に戦力が減るのを嫌った冷静な判断なだけだったりして。ありうるだけに始末が悪い。七つ眼戦でこの2人の戦闘参加を(その後の行動から言って、かなり無責任に)推していたのも三日月だ。
2人のピンチに思わず「昴ッ!!」と本気で心配していた(まあほら雪待は……あんまり関わってないし……)のでまだ安心ではあるけれど。海のイメージがストレートに水着の女性だったり、わかるようなわからないような男である。最近騎士団が増えて相対的に影が薄くなった感もあるのだけど、騎士団の人数が減ったときにまた本領を発揮するんだろうか。

ところでアニムスがどんどん小物っぽくなっている件。アニマについて上から目線でいろいろ言ってるが、結局アニマにビスケットハンマーの能力を制限されてしてやられているのは事実だ。そう考えるとけっこう情けない兄貴である。さみだれには色々ビビらされてるし。
悪役は底が見えない時が一番輝ける。バックグラウンドや限界が見えた時はやられ時だ。その点、アニムスはすでにいつやられてもいい立ち位置に達しかけている。案外本当に中途退場して、魔王対騎士団の様相になったりして。死ぬ時はあっさり死ぬマンガだけにありえなくもないのが恐い。
その気になれば騎士団を強制的に分断して個別撃破できる能力の持ち主なので、あえてそうしないだけの理由がまだ底知れないのが救いだ。

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Posted by ブクログ 2011年10月25日

プリンセスがやや抜けてるが、話は意味不明のままシリアスに。終末に向けて嫌な予感が。
とりあえず嫁に行けない白道さんがかわいい。

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Posted by ブクログ 2011年01月21日

とある人がさみだれの計画を知ることになる。あとは4巻から続く各キャラクターの掘り下げが引き続き行われる。全体を通してみると存在感の薄い巻かもしれない。

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