【感想・ネタバレ】インサイド・アップルのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読書時間 約3.5時間(読書日数 7日) アウトプット なし

「全米最新ベストセラー」とうたわれた本書は、元幹部や社員による証言で初めて明かされるアップルの組織・社内システム等を解説している本。
故スティーブ・ジョブズが、アップルを設立し、一度は追い出されたのちにCEOとして復帰した後、どういう考え方で会社を経営していったのかということについて、いろいろな観点から書かれている。

社内に対しても社外に対しても、「アップル(つまりはスティーブ自身)が全部正しい。だからそれに従え」みたいなやり方を貫いているところがすごいなぁと思った。ただ、やっぱり他と違うのは「すべては顧客に素晴らしい体験をしてもらうため」だけに向けて行われているところである。

スティーブ・ジョブズ亡き後のアップルは、よくはなりにくいと思う。なぜならそれぐらい彼は突出したCEOだったからである。(自分はそんなにアップル製品とのかかわりが少ないので「MAC崇拝者」に比べれば落胆度合いは少ないとは思うが...)「秘密主義」にも限界があるし、秘密を貫いて期待値を上げておいても、以前のような製品はもう作ることはできないと思う。『「自分たちで正しい道を進むこと」が大切で「スティーブならどうする?」と考えてはいけない。』という一説には説得力があったが、果たしてどうなっていくのか多少楽しみでもある。

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2012年04月18日

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