【感想・ネタバレ】アホ大学のバカ学生~グローバル人材と就活迷子のあいだ~のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年01月03日

タイトルは過激に見えるかもしれないが、
中身は日本中の大学を見てきた両著者らしい記述に富んでいる。
日本の大学のおかれている状況や、日本の大学生の状況だけではなく、
海外の事情についての記述も豊富。
一読するべき!
現在の日本の大学について知りたいならぜひ!!

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Posted by ブクログ 2012年05月29日

題名の過激さとは裏腹に、事実に基づく記述が淡々と続く興味深い本です。 
過日、東工大のM教授が山口に帰郷された際に言われてました、「いまどきの大学選びのキーポイントの一つは、国公立私立を問わず『面倒見の良さ』である」と。 本書にもまさにその話が詳しく出ています。 
最終章には、グローバル人材を求める...続きを読む企業と、それに応えようと奮戦する大学の話が出てきますが、一流企業が競って採用しようとおしかける秋田県立の国際教養大はなかなか徹底した育成方針のようですね。一度訪問してみたいです。

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Posted by ブクログ 2021年11月02日

バカな学生の方がマジメ学生よりも上手くいく、というのが面白い。一般の「馬鹿」とは定義が違う部分もあるが。
結局のところ要領の良いヤツが上手くいき、馬鹿真面目なやつが損をする。
これ大学受験する前に読んどきたかった。もし現大学生がいたら、それでも読んどくべきとお薦めしたい。

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Posted by ブクログ 2018年05月16日

実例がたくさん盛り込まれているので、いかに○○かという問いかけが本書の中で散りばめられていました。
読みながら、円安で利益を上げる企業が多い中、英語教育は果たしてこれで大丈夫なんだろうか、海外勢に既に負けているとも言える現状の打開策は見えてくるんだろうか、などなど、考えざるを得ませんでした...

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Posted by ブクログ 2014年11月09日

手放しで面白い,最高.
(ホントは当事者である立場上笑ってばかりもいられないのだが)
大学関係者必読の書として薦めたい.
ただ,第3章 講演「受験生をゼロにするためのパンフレット作り」と第6章 日本バカ学生史は,私的にはちょっと退屈したので,星はマイナス1.
言いたいことは分かる気がするのだ...続きを読むけれど,他の章のインパクトに負けてしまっているかな.

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Posted by ブクログ 2013年11月03日

この反感を買いやすいタイトルが、本当にこの本を読んでもらいたい人を遠ざけないか心配です。
学生の低学力を認めない大学こそアホ大学。必要なのが分数なら分数を、掛け算九九なら九九を教え、少しでも社会人として使える人になるようにするのが現代のよい大学。
今や大学はキャリア教育場所になったと、それがよく分か...続きを読むる1冊。

「分数計算が出来ない学生を大学に入れるな」というのは無理な話。文科省が大学設置基準をユルユルにした結果、大学の数はもう増えてしまった。
18歳人口が減り続けている今、(一部の難関校を除き)大概のつぶれたくない大学は、低学力学生を入れないわけにいきません。
学部は質のいい労働者を送り出してくれればいい。学問や研究は大学院でしてくれというのは文科省の方針ともいえます。

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Posted by ブクログ 2013年05月08日

大学に勤める者として、絶対に読むべきだと感じました。辛口な論調ではありますが、そんな中にも著者からの我々に対するエールが感じられ、タイトルほどに気分を害するものではありませんでした。

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Posted by ブクログ 2012年07月16日

大学側は「風邪薬をくれ」と言い、こちらが「重症だからきちんと治療しましょう」と言っても聞き入れようとしない。というくだり。
グローバルスタンダードとリベラルアーツの意味。

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Posted by ブクログ 2012年06月21日

バカ学生の特徴を一言でまとめると、目の前に面白いことがあれば、そこに興味をもつことだ。それが非効率なことであってもお構いなし。ただし勉強についてはどこかで帳尻を合わせるのも特徴。こういう学生がのびているなあと実感。

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Posted by ブクログ 2012年03月20日

タイトルこそ過激だが、ありがちな「最近の若者は・・・」論だけじゃなく、
新しい取組みを進めている大学も紹介されており、なかなかためになった。

自分が大学生だった十数年前と比べても、大学選びの基準は随分変わってきているようだ。
将来、子どもの進路を考える際には、過去の価値観にとらわれないように注意し...続きを読むようっと。

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Posted by ブクログ 2012年03月06日

タイトルにつられて読んでみたが、中身はしっかりした社会学的教育論

・なぜSNSがバカ発見器となってしまうのか?
・大学の1単位の定義は、45時間の学習(日本は15時間の学習+30時間の自習)
など、へぇ~と思うことが多かった

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Posted by ブクログ 2012年02月20日

最近出版された新書。
著者自身が大学関係で働いてることもあって、各大学に関してとても詳しく調べてある。
過度な発言もあるが、これといって偏った考えでもなく賛同できる内容が多い。
特に現在の日本の大学生と海外の学生と比較した内容、中でも国際化という話題の中での韓国の大学との比較は私自身韓国の大学に通っ...続きを読むてるために実感とともに読むことができた。
そこにあった、韓国は国際化という点で日本の先を行っていることに同意する。

そのほか、こんな大学もあったのか、と様々な大学が紹介されており日本の大学事情が少しは分かる。

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Posted by ブクログ 2012年02月19日

大学関係で働いているだけに、いろいろと参考になりました。自分らの時に比べて、現在は大学にとって「学生はお客様」感が否めないけど、それも大学が生き残りをかけている今、仕方がないことなのかなー。

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Posted by ブクログ 2022年04月07日

タイトルから、大学や学生をこき下ろす低俗な内容かと思われたが、なかなか興味深い内容である。単なる大学批判ではなく、評価すべきところはきちんと評価している。また、大学だけでなく企業の採用のあり方に一石を投じている。

とはいえ、提言については一般論に終始し、目新しいものは特にない。この手の本の限界なの...続きを読むだろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月30日

単なる今どきの学生は...という内容だと思ったら全然違う。けなすべき大学や学生をけなしているものの、何がアホなのか、何がバカなのかちゃんと説明しているという意味で学生や大学関係者だけではなく大学進学を考えている人たちにも読んでほしい。

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Posted by ブクログ 2018年10月09日

就活に関係するさまざまな「分野」にもの申す一冊。

学生、大学、就活業者、それぞれに「なんか問題あるんじゃないですか?」と投げかけている。

興味深いのは第七章の「定員割れ大学のサバイバル競争」と第八章の「マンモス大、グローバル人材とバカ学生の間で揺れる」だ。このあたりの大学事情は、簡単にニュースチ...続きを読むェックしているだけではまず入ってこない。

いろいろな大学が、生き残りをかけて、あるいは学生の将来を考えて、さまざまな施策を打っているのだな、と改めて感心した。まあ大学も「ビジネス」扱いされれば、当然そういう経営努力は必要になってくるだろう。それが、是なのか非なのかはわからないが。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年07月19日

最近の学生の話とか定員割れから脱した大学の話とか昔の就活の話とか色々。
自分の知らない大学の話があって結構面白かった。

留学必修科目の大学は結構あるんだ。

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Posted by ブクログ 2014年11月22日

就活についての指南書というわけではなく、視点を変えた就職活動についてまとめられています。
批判的就活という感じです

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Posted by ブクログ 2013年05月15日

【内容】
痛快!大学事情暴露本。『最高学府はバカだらけ』『就活のバカヤロー』でおなじみ?大学ジャーナリスト・石渡嶺司氏と大学研究家・山内太地氏の共著。いまや全入の時代といわれる大学の抱える諸問題:経営運営、定員割れ、バカ学生、就活戦線、グローバル人材の育成等々・・・をデータや実際の大学取材を交えて明...続きを読むらかにする。

【注目ポイント】
タイトルからして、かなり飛ばし気味な内容であり、「バカ学生」「アホ」「ダメ」という単語がやたらと目につく。だからといって、「これだから最近の若者は・・・」という論調の内容ではなく、昔の学生(文章中では明治にまで遡って言及)のネタも織り交ぜつつ、現代の社会・大学・学生の抱えるジレンマや、定員割れ大学の一念発起策の成功例失敗例、就活のお笑いみたいなホントの話をざっくばらんかつ大胆に展開していく。

【ココがいい!】
大学名を明らかにした上で各大学の取り組みを紹介・批評している点が良い。
アホ大といわれようともがんばってるんだ!という叫び声が聞こえてきそう。

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Posted by ブクログ 2013年03月31日

文体に品がない。また、それを「辛口」と誇っている点が、もの書きとして若いなぁ、と。
内容は広く浅く。本書をとっかかりにして興味持った分野を深めていけたらよい。

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Posted by ブクログ 2013年03月16日

TOEICで100点台を取ってしまう学生にはじまって、ツイッターでカンニング自慢をしてしまう学生から、内定取りまくりのすごい学生、グローバル人材まで、今日もキャンパスは大騒ぎ。いやぁ、楽しそう。

本書は大学の「実情」を赤裸々にリポートした大学ルポであると思います。「最近の若者は」などとは死んでも...続きを読む口にしたくないフレーズのひとつではございますし、また自身も大学時代にはさんざ「恥」をさらし続けて生きてきたのですから彼らのことを批判するために自らのことを省みてみろといわれれば何も言うことは出来ないのでございます。

ここには「TOEICで100点台を取ってしまう学生」から「ツイッターでカンニング自慢をしてしまう学生」が出てくるのに始まり、就職活動で何社も内定を取る学生から何十社受けても落ちる「就活迷子」なども出てきて、さながら「ワンダーランド」の体をなしているのですが、そういうことは今に始まったことではなく、過去の資料を引き合いに出しながら、昔の学生も内定を蹴ったり、就職で苦労していたりと「なんら変わらない」当世事情と現在の学生ならではの「独特」の「生態」の対比が描かれていたりする場面が描かれていて、筆者の取材の丹念さが伺えました。

さらに、難関大なのに面倒見のいい大学や、偏差値は高くなくても在学中に鍛えあげて就職させてくれる大学に加え、少数精鋭、極限の「特進クラス」を持つ大学にグローバル人材と言えばあの大学というまさに「いたせりつくせり」の大学が紹介されており、これに関しては「高校の延長じゃないか!」と憤りつつ、逆を言えばここまでしないと就職が出来なかったりするのかいなと少しさびしいものがありました。

個人的に大学時代、大いに感銘を受けた伊集院静の「海峡」三部作や白川道の「病葉流れて」三部作とはほとんど真逆の学生生活は、「幸せ」だとは思いますが「何か」が足りないような気がする。そんな一抹の「寂しさ」を感じるのは僕が「老成」したのか。それとも…。書いていてもよくわからなくなってきました。

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Posted by ブクログ 2013年01月14日

大学ジャーナリストや大学研究家(年齢も意外と若い!)が肩書きとして成り立つとは。
面白く読む分には充分ですが、さほど目新しいことが書かれているわけではなく、これが大学と大学生の全てだと思われては大変です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月16日

なるほど、ただの大学批判や学生批判ではなく、現状を分析・評価している物だった。
一方で、今後どのような方向で大学教育が向かうべきかまではまとめ切れていない印象を受けた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年08月10日

≪目次≫
まえがき
第1章   バカ学生、まかりとおる
第2章   大学だってアホっぽい
第3章   講演「受験生をゼロにするためのパンフレット作り」
第4章   就活を巡る空回り
第5章   難関大でも「面倒見がいい」時代
第6章   日本バカ学生史
第7章   定員割れ大学のサバイバル競争
第8...続きを読む章   マンモス大、グローバル人材とバカ学生の間で揺れる
あとがき


≪内容≫
石渡嶺司と山内太地という、大学研究(と就活研究?)者ゴールデンコンビによる大学研究書(第何弾なのだろう?)。
タイトルの過激さ(もうこっちは感じなくなっているけど…)に比べ、中身はまっとうな指摘となっている。まあ、目新しいのは、第7章の部分か?私大の定員割れが当たり前となった今日この頃、それを公表し、それに立ち向かっている日本橋学館大の話は有名だが、金沢星稜大、千葉科学大の成功例、頑張っているけどもう一つの知名度の、宮崎国際大、長岡大(後者はあまり知らなかった…)。
文科省が定員状況の公表を義務化したため、人気のない学校がわかり、何も手を打たなければつぶれる可能性も出てきた。上記の学校のような話がもっと話題にならないと、わけのわからない学部が増え、受験生が右往左往するはめになるのは必至。こうした部分を受験雑誌も、単なる太鼓持ちにならず、しっかりと取材してほしいと思う。
ちなみに、大学生の歴史の部分は冗長…。

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Posted by ブクログ 2012年06月04日

C0237 いろいろと高等教育について考えさせられました。熱意もあるし、まじめな内容も扱っているので、この残念なタイトルはなんとかして欲しかったです。文中での提言をやっても、人口減少なので、一定数の大学は姿を消さざるを得ないのが残念です。ところで、満鉄を今のJRとしていますが、かなり違うかと。強力な...続きを読むシンクタンクを持っていたりして、植民地支配のための会社みたいなものかと。

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Posted by ブクログ 2012年05月16日

タイトルがキツイが、学生と大学への愛を感じる。大学と就活の現状がわかりやすくかいてある。
第3章は余分。普通にすっきり書け。

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Posted by ブクログ 2012年03月19日

思ったほど面白くなかった。多分カタログ的な内容なので飽きてしまったのだろう。
ただ偏差値には関係なく学生の為に真剣に教育に取り組んでいる大学はあるので、しっかり内容を検討した上で選んで入ることが重要なのは良くわかった。子どもが大学に入る頃にまた読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2012年03月09日

石渡嶺司のこの手の新書は「最高学府はバカだらけ」に続いて2冊目。前回も違和感があったが、架空の大学での寸劇まがいのフィクションが今回も掲載されていた。あれはニュアンスは伝わるが、あんな書き方だと信憑性がなくなるのでやめるべき。明治からの就活の歴史と共著の山内太地の担当している章は読む価値あり。

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Posted by ブクログ 2012年03月02日

すごい勢いの大学や社会に対する批判に時々頭を傾げたこともあったが、結果的にみてみると普段気づかない部分に気づくことができてよかった。
本書で大きく取り上げられている中堅グローバル大学?のAPUに通っているので、同じような視点を感じられて共感できた。
「大学では専門的な勉強だけじゃなく、豊かな教養も身...続きを読むにつけるべき。」という意見には大いに賛同できる。

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Posted by ブクログ 2012年02月27日

アホ大学バカ学生とのたまう割に、文章も論理構成もレトリックもバカっぽい。
よく見たら著者はあの『就活のバカヤロー』を書いた人じゃないか、と読み始めてから気付いた。
こりゃバカに向けて書いた本だな…と失望していたところ、後半からは少しまともな大学教育論になっていて、無駄金ではなかった様子。
高等教育を...続きを読む論じる予定のフェスタに向けた準備に、少しは足しになったかな…という印象です。

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