【感想・ネタバレ】純文学とは何かのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

書店に並んだときにも気にはなったけど、いったんスルー。この度、中古で安価に入手。やっぱり本著者、題材の設定が上手。というか、個人的にツボ。かといって、手放しで絶賛したくなるほど好きな訳じゃなく、それなりに楽しめはするけど、っていうくらいなんだけど。まあでも、書店で数多並んでいる本の中から、題名を見て手に取って、パラパラめくって購入を決める訳だから、興味を惹く題材設定は圧倒的に大事な訳で、それだけでも凄いと思います。で、純文学に関しては、要は作者毎にはっきり分かれるのではなく、各作品毎にマチマチだ、ってことですね。当たり前みたいだけど。

0
2019年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 文学と大衆小説があるというのを知ったのは予備校の現代文の授業で、人によって定義があるようだ。この本では「純文学」に限っては、明確に私小説に限定していてとてもすっきりする。「文学」と「純文学」でまた違うのかもしれない。ノベルズを出版すると、純文学作家に入れてもらえないといった因習があるのが面白かった

 外国の小説家の名前や作品が列挙されているところはさっぱり分からなくて、注釈があったらいいと思ったけど、ちょっとした注釈なら分からない上に読むのが面倒になるので、これでいいのかもしれない。

※著者ご本人より指摘いただき、「私小説」に限定はしていないそうです。また、ノベルスを出した作家は「純文学作家に入れてもらえない」のではなく直木賞が取れないとのことでした。うろ覚えで適当な感想を書いてしまい、失礼しました!!

0
2017年12月10日

Posted by ブクログ

「純」と「大衆」の違いについて、はっきりとした明確な定義を与えるのではなく、文学の範疇に留まらない例を挙げてその輪郭を浮かび上がらせて行く。ただ、挙げられた作品名を見ても全くピンと来なかった自分には、理解するための読書量が余りにも足りていなかったみたい。

0
2019年10月28日

Posted by ブクログ

「純文学とは何か」(2017.11)、小谷野敦氏の作品ですから難しいとは思いましたが、一読しました。芥川賞と直木賞、三島由紀夫賞と山本周五郎章・・・、純文学と大衆文学、この本を読んでもその境界は不明でした。ただ、最近の芥川賞はつまらない感じがして、芥川龍之介に(私が云うのもなんですがw)申し訳ない気持ちです。純文学という言葉には高尚な響きを抱きますが、私の場合、「読んで楽しいか」「読んでためになるか」「読んで共感を得るか」、そんな気持ちで本と接しています。

0
2019年07月17日

Posted by ブクログ

日本近代文学、文芸とその周辺についての真面目な雑学的知識満載なので、その周辺に関心のある方には面白く読めると思います。
とはいえ、取り上げられている作家はやはり偏りがあるし、書名の純文学とは何か、について結局著者の結論も見えてこない少々中途半端な本です。

0
2018年09月06日

Posted by ブクログ

いまいち純文学って?大衆小説って?となっていたので、購入してみた。
でも不勉強なので、作家や作品をたくさんあげられても全然分からないあたり、自分にがっかりする。

そもそも大衆小説が歴史や時代小説をさし、通俗小説とは違うというのは知らなくて、びっくりした。

時折話題になる、あの界隈でのこの手の区別、この本を読んでみても私にはどうってことのないことだった。好きなものを買って読む、それがどんな小説でもいいいのだから。研究者なら別だけれど。あいにく私は一読者に過ぎない。
ジャンル分けは便利だけれど、便利さゆえに何か楽しみが一つ消えてしまった感がある。興味のない分野はさほど足を運ばないもの。そこまで読書が好きかと言えばそうではないし、時間もない。読みたいもの=好きなジャンルしか行かなくなる。

なんか話がずれてしまった。
何が正しいのかなんてない、なんで、どうしての境が曖昧、それがまた文学の面白さなのだろう。人間だもの(笑)

0
2017年12月30日

Posted by ブクログ

タイトルに釣られて買いましたが、他の文化や「純文学でないもの」を取り上げる箇所が多く、純文学の定義も古いとしか言えません。
私は後半部分しか満足しませんでした。
それでも柳田さんの話は面白かったです。
文学フリマってそんなエピソードがあったのですね。
私は個人的に純文学が死んだなら産みなおすのも楽しいかと思います。

0
2017年11月18日

Posted by ブクログ

ファンだから買う。先生の最近の本のなかでは力が入っている。しかし、斜め読みでは、純文学がジャンルだというのはわかったが、どういうジャンルかわからないような。「大衆」でないのが「純」なのか。

0
2021年01月05日

「雑学・エンタメ」ランキング