清掃の仕事をしながらネカフェ暮らしをしている霧生一希の趣味は、絵を描くこと。ある日、美術が好きなお金持ちの嵐山透に描いた絵を見られ、絵を買わせてほしいと頼まれる。絵描きとパトロンというタッグを組み、一希の絵を世界へと売り出していく!!
「アート」×「お金」の関係に切り込む、という背表紙の一文に惹かれて手に取りました。
その日を生きることに精一杯な一希と、お金や人脈などあらゆるものを持っている透は真逆の2人です。
境遇や価値観の違いによって衝突することもありますが、お互いの持っていないものを補いあっていて、とても良いタッグなんです!
また、一希と透は窓越しの出会いがきっかけで出会うのですが、一希が一人で考えるシーンや心理描写などのシーンでも窓が登場します。ぜひカフェの窓際に座って行き交う人を眺めながら読みたいなと思いました。
2人の力で一希の絵はいくらになるのか…今後の展開が気になる一作です!
感情タグBEST3
絵を描く主人公と、絵を売ることを生業としているパートナー。ギャラリーや画商、美術を評価して売る場を描いた珍しい作品。
若者の生活苦と、高額な絵が売買される世界の対比。
その双方の世界に身を置く主人公。
この作品は、サクセスストーリーなのか?それとも転落モノなのか…
掴みどころがないのに、リアリティが高くて…そして斬新!
こういう作風の作品は今まで読んだことがないので、凄く新鮮でした。
絵を描くのも観るのも好きだけど、価値を測ることに関しては全くわからない...ので、この話が何処へ向かっていくのか、確信が持てません。
主人公は、ネカフェ生活から脱却できるんでしょうか。そういう次元の話じゃないか?
小説っぽい構成
匿名 2023年12月31日
イラストは少しクセがあるかもしれませんが
とても丁寧です。
キャラクターの書き分けがわかりやすく
人物を覚えられない私にとって読みやすいです
いまのところ物語がとても面白く、
Twitterで作者さん自身が載せていた試し読みから
購入にきてしまいました。
文章作るのが上手な人かな?という印象で
引き...続きを読む込まれていきます