【感想・ネタバレ】点と線のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これ以上に読んでいて鳥肌が立つ本は無いと思うくらいに熱中して読みました。
松本清張さんのことをもっと好きになった本。
あまり分厚くないし、トリックの凄さを共有したいからみんなにオススメしたいです✌

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2024年04月01日

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"空白の4分間"について、こうすれば説明つけられる!というようなアイデアがある方教えてくださいm(_ _)m。(記事等or個人ブログ等もぜひご存知のものあれば!)


時刻表のトリックだったりはオーソドックスな印象ではあるが、それよりもこの本が大きな反響を呼ぶにいたったのは、やはり、登場人物とそれらが出入りする社会の描写の巧みさだろう。動機づけに個人悪と組織悪を重ね合わせたところに、いわゆる社会派推理小説としての画期を感じることができた。

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2024年03月07日

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やっぱり、面白いなー。
ドキドキしながら読みました。
最近、電車の遅延が多いから。
もしそえなっていたら…?
なんてなことも考えてしまいました。
余計なこと。

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2024年03月03日

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ネタバレ

どこからどう見ても完璧なアリバイ工作である。
これを「御一人様」の列車食堂伝票が気にかかるからと言う理由だけで犯人を追い詰められるものだろうか。こんなにアリバイが成立している人間をどんだけ疑うのか?!とデスノートの月に対して必要以上に疑いを見せるLを思い出した。

安田の堂々とした態度は清々しく逆に好感が持てた。

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2023年11月02日

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ネタバレ

今の時代にはDNAなど鑑定があるが無い時代であるからこそ別々の場所で殺されていたなどの推理が光ると思った

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2023年02月24日

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松本清張の代表作。元福岡県民として読んでおきたかった。香椎浜の死体。完璧なアリバイ。崩す鍵は時刻表。今読んでも面白い。

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2024年04月04日

購入済み

びっくりするほど読みやすい文章です。なのに奥深い。いろんな要素が詰め込まれているのにそれらが全く喧嘩せずに融合しています。まさに神業。

#深い

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2022年02月17日

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ネタバレ

おもしろかった
昭和33年の作品とのことで、東京から博多や札幌に行くのに今の3倍時間がかかっていたり、警察間の問い合わせが電報だったりと、その意味でも興味深い
技術の進歩はすごい
トリックは想像がついたが、それも現代だからだろう

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2024年05月12日

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ミステリーのトリックとしては浅い感じはするけれど、突き止めたと思っては犯人に上回られるという展開は素直に面白い。殺しの動機とかも含めて、時代を感じる。

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2024年01月21日

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「頭を働かせても働かせなくても読める」

以前から読みたいと思い続けていた本
遅咲きながら初めての松本精張の本

数字に支配されているようで頭を使いそうだが、不思議とあまり理解してくても読める気が
なぜか、それはきっとあらゆる場面を文章から
推測でき、数字にとらわれていないからかも
つまり楽しみ方が様々な印象

ミステリーというだけあって感嘆もするが、
それよりも描写が繊細という点が印象深い

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2024年01月09日

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ネタバレ

おもしろかった!!

現場刑事の勘と執念 現実の幾多の事件解決にもこういうのが実際にあるのだろう
ゼロの焦点=人間ドラマ
点と線=時刻表トリック
と思ってたがこういうところにやはり「人」を感じる
鳥飼からの手紙もそうだった
手紙=ものすごく昔の言葉遣い 逆に新鮮 こういうのを使えるようになりたいかも

博多から北海道までの移動のトリックについては、フェリー?(でも鉄道も夜行だから変わらないか) だとしたら飛行機? と途中で気がついてしまったが そこからのアリバイ崩しの過程はさすが

ゼロの焦点 点と線 どちらも青酸カリ入りウイスキー 昭和っぽい 最近は聞かなくなった?

最後の三原の手紙がぐいぐい盛り上げた
予想を超えた展開 安田の病気妻が なるほど! さらにお時との関係まで! こりゃー単なる時刻表トリックだけじゃないわ すげー 最後におおお! という展開(すみません舐めてました)

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2023年11月24日

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設定が古いものの、緻密なパズルを解くようなミステリーに引き込まれて一気に呼んでしまった。意外な展開が続き、驚きのエンディングを迎えた。リアルで哀しみも漂う物語で、心に残った

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2023年10月27日

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ネタバレ

今読むと、電話と電報、列車と飛行機などの取り扱いが当時どうなっていたのかよくわからない。
電話の方が圧倒的に便利で情報量も多いのに、刑事の情報交換に電報や手紙を使う。呼び出しには電話を使う?
東京から九州までは丸一日、深夜寝ながら移動する。飛行機も新幹線もないんか?すごく高価なのか?時代背景に混乱。
謎解きのシーンで、時刻表大好きで、青酸カリを飲ませて中毒症状で苦しむか意識がない成人男性を、岩の多いゴツゴツした海岸まで夜に運ぶ結核病人の妻が登場してしまった。(鎌倉在住)
無理だろ…!そんなん無理だろ!
文書は読みやすいし、福岡が舞台なのは楽しめた。

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2023年05月27日

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ネタバレ

松本清張、初めて読みました

いやー、面白かった
解説によると「社会派だ、リアル志向だ、と言われながらトリックに穴がある」なんて声もあるらしいのだけど、なんかそこは自分的には別にいいじゃんてポイントだったので楽しく読めました

逆に、解説でも触れられてないけどこのネタはちょっと苦手だなー、って部分もいくつかあったんだけど(石田部長の指示で佐々木が安田になりすまして船に乗る……だけでなく、飛行機のチケット購入をさらに替え玉三人に頼むとか、潜在的な共犯者が増えすぎな点とかはさすがにどうかと思ってしまったり)、それを含めてもなお面白かった
じわじわと真実に迫っていく過程ってのはいいもんです

あと、古い本を読んだ時のお楽しみの一つ、現代との違いを楽しむ、これも良かった
電車がダメなら飛行機、みたいな発想にすぐに辿り着かなかったのも時代のせいなんだろうなー
他にも日常的な描写なんかにも時代を感じるものがたくさん、いいね

以前読んだ『江神二郎の洞察/有栖川有栖』内にあった、「点と線のネタバレがあるので未読の方はこの先を読まないで」ってシーンをようやっと読めるのでそれも楽しみです(笑

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2023年04月13日

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ネタバレ

北海道が関係するアリバイものミステリー、さすがに内容は古いが、今読んでもトリックの妙は感嘆する。

ただ、手紙かい!


です。

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2023年02月08日

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今とは違う昭和30年代の世界が手に取るような描写が面白い。
電話ではなく電報・手紙。
移動手段は長距離鉄道が王道で空路など選択肢になかった時代。
不便だからこそモノをいう手がかりの数々。
推理小説を重厚なものにするのにもってこいの時代背景と松本清張の細かな考証がうまく合わさって面白い読み物になっている。

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2023年01月11日

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巧妙な時刻表のトリックと動機の自然さ、それを解決する地道な捜査と刑事の執念がなるほど所謂「凡人」が探偵役の社会派だなあと思いました。
これまで俗に言う安楽椅子探偵や超人的な探偵をメインに据えた古典よりの本格派ばかりを読んでいたので、探偵役と感情を共有しやすく、順を追って事件を解決していく様子を理解出来る社会派推理小説というのはドラマにもしやすいのだと分かりました。

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2022年12月07日

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読んでいる間から「きっとコイツが犯人だ」と分かるのに、どうにも崩れないアリバイ・・・。

時間的なアリバイさえ崩せれば犯行現場に「いなかった証明にはならない」ことから地道に検証を行う刑事の描写が巧みで一気に読み進めてしまう。

時代の違いから飛行機ではなく汽車、メールでなく電報を使っている点にもどかしさを感じないといったら嘘になるけれど、人間を描写する技術、今も尚起きている汚職をポイントにしている点などは今読んでも優れていると評価できる名作。

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2022年10月22日

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『点と線』と言えばタイトルだけなら誰もが松本清張の代表作と知る作品だと思いますが、初めて読みました。タイトルの『点と線』、最後の方で事件の真相がわかる時に「なるほど!だから『点と線』か!」とうんうんと一人でうなづきました。
これだけ時間が経っても色褪せない面白さに感嘆です。

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2022年10月08日

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九州の香椎浜で、××省課長補佐・佐山憲一と料亭『小雪』のお時の死体が発見された。
状況から情死とされるが…

佐山が持っていた、特急『あさかぜ』の列車食堂の『お一人様』の受取証から事件が動き出す。

裏には××省をめぐる汚職事件が見え隠れする…

容疑者と思われる人物は、事件当時は北海道への移動中であり、完璧なアリバイが…
列車の時刻表を巧みに使ったアリバイ工作。

飛行機を使えば…
ここにも見事なアリバイ工作が…

汽車、電報… 昭和30年代前半の時代背景を感じる。

なかなか真相にたどり着かない…
今の時代なら…

ひとつづつ、地道にアリバイを崩していく。
点がつながる…




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2022年09月11日

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初松本清張でした。時代背景があるので色々仕方ない。え?飛行機使えばいいじゃん。って言っちゃいけないんだよね笑
ストーリーが主でキャラクターに魅力が少ないのが惜しいかな。1人だけいるけど。魅力的なキャラクター。

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2024年05月09日

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名作なんだろうけど、どんでん返しミステリーばっかり読んでいるせいで眠かった

時刻表とか路線図が次々と出てきて、余計な所で頭を使わされるのが自分には合わなかったなあ
トリックも言われてみれば浅いし
平日の昼にやっている刑事ミステリーを、本にしたイメージ

解説でも触れられていたけど、たった4分しかないのに、自分側と相手側両方の姿をホームで向かい合わせるなんて出来るのかな?と思った
あとはお時が、初対面のはずの佐川にのこのこ着いて言った理由

「点と線」
名前はめちゃくちゃかっこいい
名前関連で「ゼロの焦点」も読もうかと思っていたけど、おっさんになってから読んでみようかな

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2024年03月03日

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ネタバレ

松本清張。遅まきながら初読みです。
ドラマや映画ではいろいろ観てますが。
推理小説の名作「点と線」。九州で起こった男女の心中事件。ある老刑事がとあるものからこの心中に疑問を持ち、それをそれを東京から来た刑事が引き継ぐ形で捜査を進める。アリバイ崩しは中々の面白さ。昭和30年代の足で稼ぐ捜査方法と東京から九州、東京から北海道までの列車でかかる時間はノスタルジックな感じがした。
にしても、アリバイ崩しに列車ばかりを考える刑事にはちょっとイライラ。飛行機は反則なの?
と思ってしまった。後、北海道行きの名簿に犯人と親密な仕事関係者が乗っていながら共犯を疑わないのは何故?私はピンときましたが。
まぁ、でも面白かったです。昔の列車や環境、老刑事の手紙の文章(今では使わないような言葉など)ノスタルジーに浸れました。

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2023年12月10日

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有名な松本清張さんの作品です。
ただ、私は読んだことがなかったので初でした。

さて、この作品は古く、昭和32年(1957年)が舞台となっています。
当時は電話は一般的ではなく、新幹線は構想すらありません。

今から60年前はこんなに不便だったのかと、時の流れや技術の発展を学ぶのにも、小説はいい資料ですね。

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2023年06月02日

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ネタバレ

今の時代の感覚からすると、トリックは本当にチープ。飛行機って、、、。当時はこれが真新しかったのだろうなとは思います(犯人の様々な工作は多少は面白かった)。

寧ろ、トリックよりも事件を巡る動機の記述が良かった。それと、"人間の感情"の部分ですね。出世したい佐山、✕✕省に食い込みたい安田と病気がちの妻、第二夫人のお時の関係性が書見と言う形ながらも引き込まれます。

これが松本清張初挑戦ですが、色々と消化してみようと思いました。

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2023年04月14日

Posted by ブクログ

時刻表のダイヤル設定が、綿密に周到されていたが、自分にはややこしかった。
お時が、ただただ可哀想だと思った。

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2023年04月13日

Posted by ブクログ

「清張」と書いて「せいちょう」と読ませるから難解な本だと勝手に偏見を持っていた。ごめんなさい。
分かりやすい伏線、図説もしてくれる 要点を何度も整理してくれて、一緒に推理しながら読み進められる。今と時代が異なるから「そこ見落とす!?」みたいなのはあったが。

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2023年04月02日

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松本清張(1909~92年)氏は、広島市又は福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)生まれの、戦後日本を代表する小説家。1953年に『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞し、その後しばらく、歴史・現代小説の短編を多く執筆したが、1958年に『点と線』を発表して社会派推理小説ブームを起こすと、以後、『ゼロの焦点』、『砂の器』などもベストセラーとなった。その他、日本古代史、近現代史を扱った作品やノンフィクションなど、広い領域での創作活動を行った。
私は基本的に新書や(単行本・文庫でも)ノンフィクションものを好むのだが、最近は新古書店で目にした有名小説を読むことが増え、本書もその中の一冊である。
本作品は、1957~58年に雑誌「旅」に連載、1958年に出版(1971年文庫化)された、所謂「時刻表トリック」を扱った古典といえる作品で、英語やフランス語をはじめ世界10ヶ国語以上に翻訳され、日本を代表するミステリーとなった。尚、時刻表トリックは、日本の鉄道の正確な時刻表・運行時間を前提とした独特なもので、同じ鉄道ミステリーでも、英国等海外のものは、鉄道の密室空間を利用したトリックなどが多い。(アガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』等)。
読み終えて、なるほど日本の社会派ミステリーの古典と言われるだけあって、当時の世相をよく表し、かつ緻密に計算された作品で、60年前の作品であることを前提に読むには十分に楽しめる。ただ、肝心の移動手段について、警察側がなかなか発想の転換ができないことなど、今読むと違和感を覚える部分もあり(当時は日本全国どこへ移動するにも鉄道が大半だったのだろう)、純粋に面白さという点では、移動手段でも通信手段でもその他のテクノロジーでも、最も現在に近いものを取り入れた、新しい作品の方が上なのではないかという気もする。(例えば、ハードボイルド・ミステリーの古典中の古典といわれるギャビン・ライアル『深夜プラス1』(1965年)なども、やはり古さを拭えない)
日本の高度成長期に社会派ミステリーというジャンルを作った古典として、一読しておいていい作品と言えるだろうか。
(2023年3月了)

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2023年03月06日

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終盤に手紙を通して事件の全容が明かされる。容疑者として疑惑を持たれた男の妻が事件に関わっているとは思わなかった。

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2023年01月22日

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松本清張を初めて読みました。
ゴリゴリの社会派推理小説でした。

1950年代とは思えないほど読みやす買ったけど、やはり時代背景がしっかり落とし込まれてて、今じゃ死後になったものもウジャウジャ出てくるので、取っ付きにくく感じる人もいるんじゃないかな。(自分は楽しめました)

飛行機ってトリックは正直、えっ…そんなの誰でもわかるでしょ…ってなったけど、時代が時代なだけに、特急がポピュラーなんですね。

正直動機があっさりというか…あ、そんなもんか、、と肩透かしを食らった感はあったけど、時刻表のアリバイは凄い綿密に練り込まれてて読み応えはありました。
他の作品も読んでみようかな。

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2022年10月26日

Posted by ブクログ

いわゆる推理小説。

ゼロの焦点と同じく昭和の空気感が感じられる。個人的にはより重厚で灰色がかった雰囲気のあるゼロの焦点の方がおもしろかった。

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2022年10月22日

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