【感想・ネタバレ】その本はのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったし、ちゃんと胸にも響いた。

第12夜のお話が結構好きで、
自分と重ねられて好きだったヒーローが負ける本の著者が、もしかしたら自分の父親と話してこの本書いたのかも、って気づく話で、
この本好きだった人は奇跡的に出会えたけど、世の中には誰かに届けられなかった本が星の数ほどあって、でも人間は本を書き続けるって結ばれてた。
私にはまだ私に向けられた本は出会えていないかもって思うと、新しい本と出会うのはやめられないよね!って思った。

0
2024年05月07日

Posted by ブクログ

良かった。
ファンタジーなんだけど、ハッとさせられる内容もあり、クスッと笑わせたか思うと、なんと言えない切ない気持ちになったり、、、
又吉さん、ヨシタケさん、お二人の魅力が詰まった一冊。

0
2024年05月04日

Posted by ブクログ

本を愛する人にもそうでない人にも届く本です。
ありえないような本から、小説として完成しているエピソードまで、いろんな物語が詰め込まれた本。
何より、もっとたくさんの本を読みたい、と思わせてくれました。

0
2024年04月25日

Posted by ブクログ

その本は福袋を見ている様な気分になれる本だった。面白い事や切ない事、不思議な事や怖い事など、世界中を旅した気分になれる本でした。

0
2024年04月18日

Posted by ブクログ

少しだけ浮く本の話が特に好きです。

1人がみんなと繋がろうとしなくても、1人でも繋がりがあればみんなと繋がれることがほっこりしました。

ほんとにクスッと笑えるものから感動で涙が出るものまで幅広い本たちが集められていてお気に入りです。

0
2024年03月30日

Posted by ブクログ

192ページ
1500円
9月15日〜9月15日

その本は、表紙に二人の男の名前が書いてありました。ある王様が作った本でした。本の好きな王様は、年を取り、目がほとんど見えなくなりました。王様は二人の男に、世界中をまわって『めずらしい本』の話を集めてきてほしいと言いました。一年後、戻ってきた二人は一晩ずつかわりばんこに王様に話をします。『その本は…』

二人がかわりばんこに話している感じが伝わってくる構成だった。始めは、変な感じと思って読んでいたけど、少しずつ このスタイルに引き込まれて、次はどんな本だろう、とワクワクしていた。又吉さんの『交換日記の本』、吉武さんの『ソの本』が面白かった。

0
2024年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目が見えなくなった本が好きな王様のために2人の男が珍しい本を探しに出かけるという設定。
ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんが書かれたストーリーがたくさん。
イラストにも癒されます。

0
2024年03月10日

Posted by ブクログ

二人の男(ヨシタケさんと又吉さん)が本が好きな王様のために世界中を旅して珍しい本の話を聞かせる物語。

全ての話は「その本は……」から始まり、第一夜、第二夜、第三夜……と、又吉さんパートとヨシタケさんパートが交互に続いていく。

ヨシタケさんは絵本で、又吉さんは短編小説やショートショートでたくさんの物語を王様のために綴っていく。

めちゃくちゃ面白い。自分の中のバイブルになりそうな一冊。いや〜読んで良かった。あらゆるパターンの物語を、それこそ思考実験のように書き連ねている。

「その本は、とんでもない速さで走っているため読むことができない」
「その本は、人を選ぶ」
「その本は、その国の人間はみんな持っている」
「その本は、遺跡の中で見つかった。遺体の口の中に入れられていた」

などなど、めちゃくちゃドキドキする始まりが多い。

読まれて読まれてボロボロの本には、その本に書かれている物語のほかにもう一つの物語があるというのが心に残ったなあ。

———紹介(公式より)———

本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。

王様は二人の男を城に呼び、言いました。

「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」

旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。

お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅。

0
2024年03月06日

Posted by ブクログ

年老いて目が見えなくなった王様は、二人の男を呼び出しました。
王様は二人に、世界中を旅して『珍しい本』の話を聞いてきて、自分に教えて欲しいとお願いしました。
二人の男は世界中を旅するためのお金をもらい、それぞれ旅立ちました。そして一年後、二人は帰ってきて、それぞれ王様に語ります。
「その本は…」


又吉直樹さんは文章で、ヨシタケシンスケさんは絵と文字で「その本は」から始まる物語を語ります。
交互に絵と文で語られる不思議なお話や面白いお話、思わず涙するお話、とても楽しく読めました。
一時間もかからず読み終えることができ、短編でもあるので、じっくり本と向き合って読むというより、何かの待ち時間やちょっとした隙間時間に少しずつ読むことができると思います。
作家、絵本作家の頭の中をのぞいたような気持ちになれました。オチも好きです。



0
2024年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ


竹内春と岬真一の話が良かった
感動する話だった

「その本は」の最後、本にまつわる話は全部でっち上げで王様にもらった旅の費用を自分の生活費にしていたことが分かった時、
確かにあんなにたくさんの話を集めるのに
1年で足りるか?と思った

0
2024年02月04日

Posted by ブクログ

年末年始に著者のお2人がこの本を朗読するという贅沢なラジオ番組を聴き実際に読んでみました。
作風の違うお2人が綴る物語はファンタジーあり哲学ありただのネタ?ありで飽きさせない。独創性溢れるそのバラバラな物語たちを一遍の物語として成立させているのが「その本」の面白さかなと。エピローグの、そう来ましたかというオチが、らしくて好き。

0
2024年01月26日

Posted by ブクログ

私の大好きな又吉さんとヨシタケシンスケさんの本なので、胸を躍らせながら読みました。
クスッと笑わせて、それでいて涙を誘うようなエンディング。
ボロボロの本が主人公の物語を
息子に読み聞かせていたら、
感極まって涙腺が崩壊。
そんな小粋な物語がたくさん詰まった宝箱のような本でした。

0
2024年01月08日

Posted by ブクログ

又吉の作品、ヨシタケさんの作品、と交互になって、「その本は…」から始まる話がたくさん書かれている。

長かったり短かったり、現実的だったりファンタジーだったり、、色んな本があって面白かった。作家の想像力はすごい。

0
2024年05月08日

Posted by ブクログ

この本の企画を聞いて構想を練ってる間、又吉さんもヨシタケさんもめちゃくちゃ楽しかっただろうなぁ!そんなことを思った1冊でした。
作者は2人だけどアンソロジーのような、実験的な、多様な作風を感じました。
私の「その本は……」を考えずにいられませんでした!

0
2024年05月04日

Posted by ブクログ

全部小ネタのような内容かと思っていたから、第七夜にとても引き込まれた!
又吉さんが書く学生の青春小説をもっと読みたいと思った!

個人的には世界に8冊しかない本の話と、少しだけ浮く本の話が好き。

0
2024年04月06日

Posted by ブクログ

最近、子供の絵本がきっかけで知った絵本作家『ヨシタケシンスケ』さん。ちょっとマイブームです。

このヨシタケシンスケさんが、又吉直樹さんと共著した大人の絵本です。
個人的には第7夜の『竹内春』と『岬真一』の物語が好き。冒頭の『その本では誰も死なない』というセリフが、かなり強く伏線になっている。あぁ、切ないな。

今後もヨシタケシンスケさんの他の作品読んでみたいなー。





本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。
「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。
お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。
そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」

旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。

お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!

0
2024年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

始まり方も終わり方も良かった。王様が聞いた13夜はどれも初めて出会うお話で、幸せな気持ちのまま旅立った。そんな終わり方を私もしたい。第7夜は竹内春と岬真一の話。最初に戻ったら『その本は誰も死なない』から始まっていた。なんだかホッとした。個人的には第6夜のお父さんの話が一番好き。第9夜のお父さんの話もそうだけど、どこか悲しいだけじゃない話が心に残った。桜の花びらとか、折りしわとか、細かい遊び心が楽しくて、時間を置いて再読したら新しい発見がありそうな本。

0
2024年03月24日

Posted by ブクログ

買ってきてすぐに読んだが、あまり思ったこと違う感じで進まなくて一時中断。久しぶりに読んでみたらすいすい、読めた。きっと今が読み時だったのでしょう。第七夜でやられました。胸がきゅっとなりました。そして最後はそうきましたか〜とまた最初に戻って読み出しました。

0
2024年03月22日

Posted by ブクログ

本好きな人は共感するんじゃないかな、本を手に取れなくなる日がいつか来る。その日がすごく先だと良いな。今読んでる本の記憶が思い出せると何回でも頭の中で読めるな。そうなったら良いな。って私はいつも思ってる。

王様に語られるお話の中で、私は世界一ロマンチックな本の話、ボロボロの本の話、志半ばにして叶わなかった夢の本の話がすごく好きです。

0
2024年02月26日

Posted by ブクログ

印象に残ってるのは交換日記のやつと、自分の顔写真が表紙の本が売られてたやつ。
好きなのはゾンビになったときの対処法のやつ。
本の装丁も好き。

0
2024年02月19日

Posted by ブクログ

好きな作家さんと好きな作家さんが組んだら
そりゃもう大好きしかないでしょう・・
竹内春の話が頭から離れない

0
2024年02月10日

Posted by ブクログ

 『あるかしら書店』にも少し似た、“本”愛にあふれた一冊。ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さん、組み合わせた人すごいな。不思議な相乗効果が。面白いのかシリアスなのか哲学的なのかはっきりしないところが良い。

0
2024年01月19日

Posted by ブクログ

ヨシタケシンスケさんと
又吉さんのお話を
ライトに読める、という点では良いです。
第7夜と第9夜が素敵でした。

0
2024年05月18日

Posted by ブクログ

想像とは違っていたけど、それもまた良し。同じテーマの交換日記かな?悲しい話の本もあり、楽しい話しの本もある。そして最後はみんな同じことを想像するんだ。その本は。。。

0
2024年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一個一個が個性のある物語でとても面白かったです。
特に面白かったのは
自分のことが書かれた雑誌が売ってあり、電話番号なども書かれていたので誰かから連絡がくるかと思いきや、誰からもこない。
という物語です。
主人公はあれだけ、自分のことが書かれた雑誌を読んで怖がっていたのに最後に無表情になっていたので、それが売ってあるのに、逆に誰からも連絡がこないことが怖いと思ったのかな?と思いました。
しかもちゃんと二人の男が、ヨシタケさんと又吉さんだったので、面白いなと思いました。

0
2024年04月06日

Posted by ブクログ

第7夜
めちゃいいじゃないか~泣
長編にして欲しい。

又吉さんの文を読むのが実は初めてで、おかげで他の小説も気になりました!

0
2024年03月30日

Posted by ブクログ

文字も大きく、さくっと読めた。
はじめは、ナニコレ?状態。私にはわからない世界観でやめようかなと思った。
でもなんだかちょうど半分くらい進んだあたりで2人の作り出す世界に引き込まれてた自分がいた。
どんなふうに制作された本なのか、はじめにか後書きで記してほしかった。気になる。

0
2024年03月25日

Posted by ブクログ

交換日記の話がすきだった。
装丁が豪華なので魔法使いの話かとおもって借りたら、短いお話をたくさん集めたっていうお話でした。

0
2024年02月23日

Posted by ブクログ

▼本をめぐる、言ってみればショートショート集です。ヨシタケシンスケさん×又吉直樹さん、というのがいかにも「今売れ売れの、ちょっと洒落たふたりが気の利いた本を出してますよ」感が満載で、編集側の「ドーダ心」が良く分かります(笑)。
(又吉栄喜さん、じゃなくて直樹さんですね。えらい違いです。うーんなんかどっちにも失礼な言い草)

▼で、こういうのはかつて村上春樹さんを筆頭に山ほどあって、どれもけっこう悪くない。そしてこの本も悪くなかったです。素敵。
又吉さんのショートショートと、ヨシタケさんのショートショート(イラスト付き)が、交互に現れる。

▼ただ、本への愛が毛穴から噴き出てたまらない感で言うと、ヨシタケさん単著の「あるかしら書店」の方が圧倒的ではありました・・・どうしても比べちゃう。

0
2024年02月02日

Posted by ブクログ

スラスラ読めるけど深くて難しくも感じる本でした。
言葉にするのが難しいですが今の私が言葉にするなら、その本は掴もうとするとスルっと手から逃げて掴めない本…のような感じがしました。
何回も読んだり、何年後かに読んだら違う感想を持ちそう。

0
2024年02月02日

「小説」ランキング