感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2011年11月28日
・ヒンズーの黒砂糖(Brown Sugar of Hindu)
・ピンプオイル(Pimp-oil)
・HER
・前夜祭(Wedding Eve)
・個人の都合(His way things were going)
・甘い砂。(Sweetest Sands)
・24・7
・口と手(Bet...続きを読むween Lips and Hands)
・息を埋める(Hold his breath buried)
の9つから成る短編集。
最初の3つが特に好き☆
初めてソウルミュージックラバーズオンリーを読んだときは正直全然よさがわからずに「これは官能小説か!?」と思ったんですけど、これを読んで山田詠美にハマりました。
言葉の選択がすごく魅力的で情景が浮かび上がる感じ。
1回魅力に気付いたら虜になっちゃいますよ。
Posted by ブクログ 2023年01月07日
大人だけに許される不慮の事故というなの恋を描いた短編集。
山田詠美氏の文章の美しさ、妖艶さ、純粋さによって登場人物達の生き様は眩しく目に映る。男達を虜にできる自陣に漲っているようで底知れぬ欲望と純粋な心を感じられる表現と物語にいつも心が動かされる。
恋の一場面、一つの事象を表す言葉がとても好きだ。...続きを読む誰も寄せ付けないような、でもとても魅せられる言葉にしばしばノックアウトしてしまう。
ただ官能的なだけではなく、高貴なような、粗野なような、そんなところへと連れていってくれる作品だ。
「彼との囁き合いで空気を揺らす、私は、タヒチのこの島に来て以来、そんなことだけで毎日を過ごしている。(甘い砂。)」
「何故なら、口と手の愛には終わりがない。結末のない欲望は、人をとりこにしてしまうのだ。そして、口と手はつながり、やがて、欲望は、二人を貫く円になる。(口と手)」
Posted by ブクログ 2019年09月28日
山田詠美さんの著者曰く大人の男と女の不慮の事故を描いた恋愛短編集ですね。本書に描かれる男女の愛は自由恋愛という感じでオンリーユーではなく不貞行為も含んでいますが、でもそれ程に自堕落ではなく筋は通っていてエロティックでもイヤらしくもなく心理描写が中心ですので艶っぽい性愛描写を期待された方にはやや物足り...続きを読むなかったかもしれませんね。私のベストは年上女の去り際の苦悩と奇跡の愛の復活を描いた「ピンプオイル」ですね。本書を読んで私も情熱を枯らす事なく一生現役バリバリでいたいなと思いましたが但し皆様不倫だけは駄目ですよ。
Posted by ブクログ 2018年10月27日
・太陽があり、星があり、花が咲き、風はいつでも思いやり深い。そのこと以外に、いったい何が必要なんです。その中で、好きな女を見詰めている。昔からある絶対的な価値とは、そのことですよ。
・年齢や経歴など、人間にとって付加価値に過ぎないではないか。
Posted by ブクログ 2013年11月19日
歳をとったんだと思う。
学生時代に読んだときは、大人っぽくって憧れを覚えた。
今は、もっと近い感覚で読める。
ピンプオイルは、題材的にか、サガンを思い出した。
前夜祭は、ちょっと異色だと感じてしまった。
粗い感じがした。
24・7は、ホラーだ。
どの話も、すごく楽しく読めた。
やっぱ、大人って、楽し...続きを読むいね。
Posted by ブクログ 2011年04月12日
この人のエッセイは生意気な感じがして好きではないが、恋愛小説は好きだ。セックスのシーンもいやらしくなく、恋愛らしい甘い雰囲気がとてもよく伝わってくる。特に、「甘い砂」はその感じがよくした作品であった。
Posted by ブクログ 2010年07月20日
男と女の恋愛を描くストーリー
ワイルドで、どれも恋愛恋愛してなくて、さっぱり。だけど、ドロッドロのトロトッロな感じでエロチックな感じがよんでて
むらむらするんだけど、欲情しすぎない
Posted by ブクログ 2009年10月04日
粒ぞろいな短編集。
恋の始まり、終わり、絶頂。
それぞれの話の中で、
理性を超える瞬間に出てくる言葉が本質を突いていて、
すとんと腑におちる感じ。
論理的に説明することをやめたら
こんなに物事はシンプルなのかと気付かされました
Posted by ブクログ 2009年10月04日
紛れもなく恋愛の本なんだけど、人間が社会の中で生きていく本でもある。現実感がないのに妙にリアルな描写たちが、頭の中でぐるぐるまわる。ふと隣に居る人のことを見直してみたりする。
Posted by ブクログ 2011年07月18日
山田詠美の24・7(twenty-four seven)を読みました。山田詠美らしい男と女の恋物語の短編集でした。いろいろな恋物語のオムニバスでしたが、ひとつひとつの物語についていくのが精一杯でした。
山田詠美さんの小説は、描写が繊細で独特であるためイヤらしさを感じない。
世間で言うところの不貞行為も含まれるが、なぜか自然に受け入れられる。
中身はある意味濃密だが、短編なのでサラッと読めた。
しかし短編であるためか、引き込まれて夢中になるという感じはなかった。
Posted by ブクログ 2012年01月16日
・ヒンズーの黒砂糖(Brown Sugar of Hindu)
・ピンプオイル(Pimp-oil)
・HER
・前夜祭(Wedding Eve)
・個人の都合(His way things were going)
・甘い砂。(Sweetest Sands)
・24・7
・口と手(Bet...続きを読むween Lips and Hands)
・息を埋める(Hold his breath buried)
最初から最後まで山田詠美
息苦しいほどの濃密な恋
Posted by ブクログ 2011年05月21日
お久しぶりです、姉さん(師匠)。
エイミーは唯一無二の世界観。
ハタチの頃、背伸びしながら読んでた気がする。
衝撃的だった。
ちょっとオトナになった今、読み砕く余裕が少し生まれたのかもしれない。
太陽や花や空気が、質量や温度を伝えてくるような表現に動揺します。
Posted by ブクログ 2010年09月06日
9つの小説からなる短編集。読後感がさわやかなのはきっと登場人物の生き方がきわめて肯定的であるからだろう。山田詠美の描く人生観とは、そのときどきの気持ちに常に前向きであることが、その人にとって良い生き方となるといったものである。それゆえ、不倫さえも山田詠美にあっては倫理的な生き方とみなされるのである。
Posted by ブクログ 2011年11月15日
「ヒンズーの黒砂糖」「ピンプオイル」「HER」「前夜祭」「個人の都合」「甘い砂。」「24・7」「口と手」「息を埋める」が収録。作者曰く、大人の不慮の事故を集めてみた短編集。そのなかで、私は「口と手」で起きた不慮の事故がとてつもなく好き。山田詠美の作品はどれも自分の日常とは縁がないようで、もちろん読ん...続きを読むでいて悲しくなったり切なくなったりするわけだけど、映画を観ているような、憧れだったりする感情を抱くことが多々だった。でも、「口と手」は共感というか、自分の過去を思い返して痛くなるような気持ちを抱いた。そう、「裸で寝ることを始めたら、どのような経過を辿ろうとも、終わりに一歩近づく」のも、手と口の戯れがいかに魅力的であることも、そして律子のように最後には決壊してしまうことを自分も知っているからだと思う。あと、最後のケイとアートは、山田詠美とダグを彷彿とさせるようだった。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
セクシーなんだけど、エロさをあまり感じない短編集。
暑い国でのアバンチュールだったり、本気の恋だったり、
そんなシチュエーションを洒落た言葉で表現している。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
1日に24時間
1週間で7日間
片時も離れない恋人同士の言葉。
指先に宿る神経、涙を張らせる瞳、声を吸い込む耳…。
恋をする体のための濃密な9話。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
恋愛をしている人も、最近、恋をしていない人も・・・
ぜひ読んでみてください。
短編のラブストーリーですが・・・
山田詠美さんが操る言葉巧みな文章から
短さの中にも、とても濃いものが詰まっているとかんじました。
この中でも「24・7」という作品が私は印象的でした。
一日に二十四時間、一週間に七日間。...続きを読むいつもあなたといたいという愛の形。
私にも、これくらい愛している人はいます。
でも、この作品に出てくる女性のように、愛にどっぷりつかって、
自分を見失ってしまうほどにはなりたくないというのも感じました。
自分というものをしっかりもちたいと思いました。
10年前の作品ですが、カッコよく、濃いラブストーリーがつまっています。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
短編集。
「between lips and hands」がエレガントで好きです。
詠美さんの本を読むと、
いつも実質的ではない恋愛をしたくなってしまうので、困ります(笑)
Posted by ブクログ 2009年10月04日
24・7以外の話は、あまり印象には残ってないかも。
24・7のリサは、詠美の小説の中でもかなり記憶に残る人物。水ベッドって。。。
話自体も好き。24・7といえば、ドリカムの歌にも24・7ってあるのを思い出した♪
Posted by ブクログ 2009年10月04日
人は、いちにちじゅう恋について考えているわけにはいかない。
けれど、いちにちじゅう恋を皮膚の上に載せていることは可能である。
と、言うより、恋に落ちた人間は、そうせざるを得ないのである。
〜あとがきより