【感想・ネタバレ】あの本は読まれているかのレビュー

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Posted by ブクログ

感動した…!どんな不条理にも苦しみつつも強かに立ち向かっていく女性達の姿が心に響いた。解説にも書かれていたようにイレーナ、サリー、オルガだけじゃなくてそれ以外のその時代を生きた全ての人々(特に女性達)の物語だったんだと思った。まさか恋愛要素も入っているとは驚きで、苦しかったけれど、最後のエピローグが良かった。

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2023年09月15日

Posted by ブクログ

あらすじから受け取る印象と、読み終わった印象が違う本だと感じた。文学の力を信じる人たちがいてこその文学だと感じた。ただ、1番驚いたのはこの小説が実際にあった出来事をモデルにしており、「ドクトルジバゴ」が実在する事だった。

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2023年07月26日

Posted by ブクログ

スパイ小説かと思って手に取ったが、恋愛とスパイ小説だった

諜報活動のドキドキ感というのはないが、
歴史的な事実をフィクションを交えて知るということは意味がある本だと思う

著者も実際に情報解禁されたCIAの文書や当時の文献などを読んで小説の内容を膨らませたという解説があって面白かった

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

冷戦下のアメリカで、ロシア本国では禁書となった「ドクトルジバゴ」を秘密裏にロシア国民に届け、弾圧されている現状を認識させよ、というスパイ活動を描いた作品。本によるスパイ活動、という部分に魅かれたはずが、読み終わって印象に残ったのはスパイ活動より作中の女性の立場の描かれ方。
東のロシアパートと西のアメリカパートが交互に描かれる構成なのですが、自由の国のはずの当時のアメリカで当然のように存在する女性と同性愛者への差別。本当にこの国は言うほど自由なのか?そんな描写がサブテーマのように感じました。

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2023年12月26日

Posted by ブクログ

冷戦時代に鉄と火ではなく本を武器に戦う諜報部の女性達を描く小説

CIAやMI6と言えど実際には、ジェームズ・ボンドやジェイソン・ボーンのような活動ではなく、デスクワークや交渉がメインになってるわけで
CIAの女性職員達がカフェやレストランでコーヒーやドーナツを頬張りながら、同僚の噂話に花を咲かせるシーンが描かれているのが面白いと思った

高邁な理想を追って国家のために…ではなくあくまで業務
国家の安全を守る人々にも恋や家庭の悩みはあるということ
スパイ小説としてではなく、ある女性の恋や仕事の悩みを追った小説として読んだ方がいいのかもしれない

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2022年12月25日

Posted by ブクログ

構成的に面白そうに思ってチャレンジ。ミステリーかと思ってたけどスパイものだったか。もう少しドキドキ感が欲しかった。史実に基づいてるとこは好感持てる。

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2022年11月19日

Posted by ブクログ

★3.5

パステルナークや、パステルナークの著書『ドクトル・ジバゴ』には、そんな物語があったんですねぇ。まぁ、旧ソ連では、国家の理想とは異なる人物や出来事は無かったという事になるので、パステルナークや『ドクトル・ジバゴ』の運命は、そうなっちゃうんですねぇ。

この本の特徴は、旧ソ連サイド、アメリカサイド、それぞれの視点で描かれているところにあると思うんですが、それぞれの章において“わたし”あるいは“わたしたち”が示す人物が、ころころ入れ替わるので、いまの『わたし(あるいは、わたしたち)』が、一体登場人物上の誰の事を指しているのはちょっとわかりにくいです。普通は、そういう小説だと、中身の満足度も低くなるんですが、この作品の場合はちょっと違いました。なんでかな?ちゃんと最後まで読ませる力がありました。とはいえ、読むのにちょっと苦労したので、★は3.5です。

『ドクトル・ジバゴ』は読んだことがないんですが、読んでみようかなぁ。

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2022年09月15日

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