感情タグBEST3
Posted by ブクログ
バトル、殺人事件、ファンタジー…流行りの面白い漫画は自分なりに読破してきたつもりの学生時代。
女子なのに、男兄弟もいないのになぜかラブコメは後回しだった。
ラブコメ=お涙頂戴みたいな思い込みや偏見があって、NANAは読んだけどその後の私の恋愛モノのピークは「恋空」とかあの辺り。
そんな私が暇つぶしに読んで出会ってしまった名作。
学生時代にこんな漫画に出会えていたら、ちょっと人生違っていたかもと思うとそれもまた怖くなる程、登場人物の心理描写がとても丁寧で共感する。
「氷の城壁」も一気読み。
学生時代はミナトのような人とばかり付き合っていたから、谷くんみたいな夫はとても新鮮で東野圭吾と伊坂幸太郎のお互い好きな作品を貸し借りしあって仲良くなったなーとか過去を思い出しつつ、娘もこれから恋愛で良い思いも悪い思いも経験していくんだなと思うと、プライバシーを尊重しながら相談したい時にいつでも相談できるポジションでありたいなと親目線でも考えさせられた。
主人公が学生のラブコメは若い子に人気なイメージもあったけど、阿賀沢紅茶さんの作品は感情描写も素敵で、だから大人も考えさせられる。
今まで勝手な思い込みと偏見でスルーしていたこのジャンル。
過去の自分を殴りたい*\(^o^)/*
親が自分の若い頃は〜なんて話しても子供からすると興味ないだろうし、もうこれ全人類が義務教育のうちに読めるように教科書に載せてほしい!
匿名
2巻
巻が進むにつれなんかだんだん面白くなくなって来たなんてこともありますが全然この漫画では無いです。1つの漫画で2つの物語が始まるのって初めてかも…
ピュアなところがキュンキュンしてしまう
読みながらニヤニヤが止まらない!
2人ともかわいいな~こんな恋愛してみたかったと思う!
Posted by ブクログ
自分の学生時代でも経験してきた、説明できなかったあれこれの感情を各キャラたちが丁寧に表現してくれてます。
そこが刺さる!
読めば自然に感情移入できて共感できます!
正反対な君と僕、かなり好きです!
Posted by ブクログ
ほんとう、尊いってこれだよな・・・・・勢い良く言う感じじゃなく、しみじみと言ってしまう、静かなんだけど、尋常ないほどのエネルギーが、この『正反対な君と僕』にはある。何言ってんだ、と呆れる人が多いだろうが、私も自分で何を言っているのか、分からなくて、苦笑いしながら、今、この感想を書いているので問題ない。
こういう良質なラブコメを、あんまり深く考えるのは良くないなぁ、とは思うが、未読の方に、読んでください、と高圧的に言っても読んで貰えないのは、私だって理解している。
読んでもらいたいのであれば、何故、読んで欲しいのか、どの部分が自分に響いたのか、を言葉で説明できなきゃならない。小説家として世に出たいのならば、なおさら、そういうトコは蔑ろにしちゃいけない、と思わせてくれた部分で、まず、この『正反対の君と僕』に感謝だ。もちろん、これが、未読の方を動かせるモノになっていないのは百も承知だ。
この『正反対の君と僕』に、多くの漫画読みがグッと来ているのは、共感できる部分が多いからだ、と私は思う。
ちょっとした日常の中で起きる出来事に対するキャラの言動や、心の揺れ方に対し、この『正反対の君と僕』を読んでいる人間は、「あ、わかる」と自分のアオハルであった事を思い出し、頷いてしまう。
本気で「好き」になった相手と付き合っていれば、毎日、甘酸っぱい事ばかりが起こる訳じゃない。付き合い始める前にあった事が、付き合い出してからの毎日に絡んでくるのだから、時には、苦々しい空気になってしまうだろう。
この(2)では、谷くんと鈴木ちゃんの間に、傍目からしたら大したことは無いけど、当人たちからすれば大きく高い壁になるピンチが訪れている。それに対して、目を逸らさず、自分を誤魔化さず、なぁなぁで済ませず、ちゃんと自分の頭と心で考えて、好きな相手に真正面から距離を詰めていく、その若さが本当に眩い。
ドロドロしている訳じゃないにしろ、本気の恋愛物語に於ける綺麗事じゃない部分を、生真面目男子とギャル女子、そんな真反対の立ち位置に入るけど、お互いへの「好き」が純粋で揺るがない二人を主軸に据える事で、コミカルながらも、茶化さない感じで描いている阿賀沢先生は、実に脅威的だ。
また、この(2)では、元気花丸印な山田くんの青春に、恋の風が吹き始めている。150pは、正に、人が恋に落ちる瞬間を見てしまった、ってやつだ。谷くんと鈴木ちゃんと同じく、山田くんと西ちゃんも正反対なだけに、やっぱり、応援したくなる組み合わせである。
山田くんはゴチャゴチャ考えず、まず、自分が思った事を行動に移せるタイプだけど、こと恋愛に関して言えば、ニブチンな面がありそうだ。なので、意外と、スローペースかもしれない、西さんとカップルになるまでは。けど、気長に待てるだけのモノが、この作品にはある。
この台詞を引用に選んだのは、上にも書いたが、この『正反対の君と僕』の強みである、読み手が共感できる部分だからだ。
端的に言えば、これは、大抵の人が持っているであろう、しょうもない見栄だ。
けど、人付き合い、特に、恋愛において、見栄ってのは大事じゃなかろうか。
もちろん、相手を騙す事が良し、とは言わない。むしろ、騙すのは論外だ。
しかし、見せられる姿と、まだ見せたくない姿があって、後者を見せたくないが故に、必死で逃げてしまう鈴木ちゃんを誰が笑うだろうか。
この『正反対の君と僕』を読んでいる方の中にも、今、好きな人と付き合い始めたばかりの方もいるだろう。であれば、あなた方のなかにもあるんじゃないか、好きな人にだからこそ、見せられない素の面が。
そういう見栄を、私は、恥ずかしい、相手に申し訳ない、と思う必要はない、と強く言いたい。
実に人間的だ。
まぁ、鈴木ちゃんが油断をしていたってのは否定できない訳だが。
(ごめん、谷くん・・・!! ありのままの自分でいたいけど・・・! 流石に、何でもかんでも見せればいいってわけじゃないんだ・・・! 今はまだ、見られてもいい自分と、見せたくない自分がある・・・!! 曝け出し過ぎて、幻滅されるのは嫌~~~!!!)(by鈴木ちゃん)
もう一つ、私の心にぶっ刺さってきた台詞を紹介。
もう、これはグサァァァッッッ、と来ます。
これほどまでの大ダメージを喰らったのは、私が三十路を超え、アオハルが遠くなってしまったからなのか。
こんな青臭い事を言えちゃう山田くん、マヂに良い奴だ。
ますます、優しく見守りたくなる、彼の恋路を。
「なんていうか・・・違うんだよな~~~俺、別に、その人のこと、『好き』ではないと思う。ていうか、何も知らん。けど、なんか知りたくなってるから・・・なんつ~の・・・? ・・・あ、好きになりにいってるんかも、今。わかった」(by山田くん)
そんで、もう一つ、上2つに負けないくらいの破壊力を有した台詞を紹介。
読んだ人によっちゃ、自分にとって都合が良い解釈、結論の出し方だ、と感じるだろう。
けど、それもまた、青春真っ只中にいる若造らの真っ直ぐさゆえだ。
鈴木ちゃんは、学校の成績こそ揮わない子かもしれんが、決して、バカではない。
ちゃんと、失敗をしてしまった、後悔するような事をしてしまった自分との対話が出来て、自分の答えが自力で出せる、良い子だ。
谷くんが、彼女を好きになった理由が、改めて見れたような気がする。
しかし、今更だが、過去に囚われている平くんと東さんには、ほんと、幸せになって貰いたいわ。
「たとえ、見た目が良くても・・・! たとえ、仲が良くても、それが男子でも、だからといって、私にとって、それは=恋愛になるわけじゃないんだって、あの時、学ん・・・(・・・あ、何もなかったわけじゃないじゃん。ちゃんと、反省と後悔がある。というか、そもそも・・・)」
「・・・にしても、初カレ初カノとか・・・いいなぁ、ピュアって感じで。もう、私には経歴が濁り過ぎて・・・・・・」
「違う、関係ない。過去の潔白だとか・・・初めてだとか・・・過去に何も無い方が『純“ピュア”』みたいなの、変だよね? そんなことなくない?? なんのアピールをしてたんだ、私は・・・!!」
「? どした? なんか、スイッチ入った・・・?」
「たとえ、私が、過去に100人抱いた女だとしても・・・!」
「抱い・・・!?」
「今これから、目の前の人と真摯に向き合おう!って思ったなら・・・それは、もう、純愛“ピュア”じゃんね・・・!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・??!?」
「よっしゃ! 谷くんのとこ、行ってこよ。俺は『今』なんだよ!!」(by鈴木ちゃん、東ちゃん)
匿名
読み進めていくと自分も実体験しているような、昔の青春を思い出せるような、とにかく多幸感に溢れている作品です。クスッと笑えてキュンと心が温まるお話です。
Posted by ブクログ
絵もかわいいしキャラクターそれぞれの個性も豊かで会話シーンが面白い、ラブコメパートすっっごいかわいくてキュンキュンするし服とか全体的なセンスも最高と褒める所しかないですが、この漫画で特に感心している所はキャラクターそれぞれが自分の悩み事をモヤモヤで終わらせず文章に出来ている所です。
自分の考えを深掘りする事って大切なんだとこの漫画を読む度に気付かされます。
悶え
羨まし過ぎてキュンキュンがすぎる。
そしてみんないい子。
でも現実はやっぱりこの輪に入るのが奇跡なんだよな。
幸せ疑似体験。
Posted by ブクログ
前作の「氷の城壁」でもそうだったけど、登場人物の感情をキチンと言語化できる能力の高さが凄い。嘘くさい点でもあるんだけれど、描写と展開の巧さでむしろそれが「リアルな高校生感」に繋がってると思う。
Posted by ブクログ
めっちゃ好きだわー!メインの2人以外にも恋愛話が進行していて個性ある脇キャラにも魅力が光る。だからといってメインの2人が薄れることは一切なく、素晴らしい。オフのヒロインがそれを彼氏くんに見られたくないていう恥らしいがめっちゃかわいい
鈴木ちゃんは成長するねぇ
鈴木ちゃんの元カレとか出てきましたが、深い話ではなく元カレ君も中々の青春の被害者でした。元カレ君も大人だな(笑)山田はある意味ピュアだな。自分の気持ちに。まっすぐなやつだ(笑)