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Posted by ブクログ
「世界にひとつだけの花」
という歌が流行った頃、
「生きる意味」は、オンリーワンであることだと思いました。
本書も、生きる意味について書かれています。
講演、音楽、読書、どの切り口からでも、自分の生きる意味を、自分自身で掴むことが大切だと思います。
Posted by ブクログ
生きる意味を失ったのは、自分が欲しいものが自分で選んで手に入らなくなったから。バブル中の旺盛な消費欲だって、自分の価値でなく他人が買いたいものを所有することで悦に浸っていた。その価値基準が崩れたから、みんな迷いはじめたという指摘に納得。
収入だとか成績だとか他者から見て計りやすい数字で人生の勝ち負けを見定めるために、自分で自分の人生を輝かせられる意義を失っていく現代人。その癒しのためにはワークショップなどが必要と説く。
ご自身の活動の援護としての本という気がしないでもないが、読むと気は楽になるかも。しかし、現実はこうしたヒーリング自体が経済構造に組み込まれている現実がある。
経済成長よりもこころの内的成長を尊ぶ姿勢や教育が必要という趣旨には賛同。
Posted by ブクログ
『池上彰の教養のススメ』の流れで読んだ。
生きる意味が見いだせないでいるのは何故か。そこには世間の目を気にするという日本的な恥の文化、新自由主義的グローバリズムによる構造改革の中で数値と画一的な価値観が押し付けられ、異質が排除されてしまいがちな状況がある。
家庭、学校、会社、社会のいずれも画一的な理想像に沿ったイイ子を求め、受け入れる一方で、それに対する違和感や反発、そして生きる意味が見いだせない状況。
生きる意味を見出すためには、自分自身のワクワク感と苦悩(現実とワクワクとのギャップ)に向き合うこと、そうした一人ひとりの価値観を認め合い高めあうようなコミュニケーション。
貧富の格差、所得の配分の問題と貧しさによる不幸が関連付けられて語られているところには違和感を覚えたが、全体の主張には納得するし、自分の徳を高める努力をしたいと思った。
14-135
Posted by ブクログ
しばらく前のネット記事で、この本が数年前の大学入試の現代国語問題で一番多く採り上げられたというのを読んで興味を持ち、読んでみることにしました。
題名からの第一感は「説教くさくて鼻につきそう」というネガティブなもので、実際そういう要素がないわけでもないのですが、全体としては現代の日本社会の閉塞感の問題点を、社会心理学的に解き明かし、解決策を提言するというスタイルで、なかなか説得力があっておもしろかったです。文章は論理的で読みやすく、なるほどテーマから言っても入試問題向きというのがうなずけました。
経済政策をはじめとする政策提言についての見解に関しては、同意できない点も多かったのですが、社会に「新しいコミュニティ」が必要だという点には深く賛成。
子供達にも読ませたい本だと思いました。
Posted by ブクログ
生きる意味は、他人からもたらされるものではない。それば自分がっ探さなくてはならない。探すポイントは、ワクワクと苦悩
ワクワクする人にはひとが集ってきてコミュニケーションが生まれる。
苦悩は、他人に聞いてもらうことで他社とのコミュ二ケーションが生まれる。
・・・今にも自殺しそうなほど追い込まれてる人には、無理な内容だと思った。
■本
宗教クライシス/上田紀行 1995
菊と刀/ル-ス/ベネディクト 1948
アダルトチルドレンと共依存/緒方明 1996
アダルト・チルドレン完全理解 1996
レクサスとオリーブの木/トーマス・フリードマン 2000
ウィナー・テイク・オール/ロバート・フランク&フィリップ・クック/1998
長期不況論/松原隆一郎 2003
優しい経済学/高橋伸彰 2003
経済成長の終焉/佐伯啓思 2003
がんばらない/蒲田實 2000
終末期医療Ⅱ/大井玄 1993
勝者の代償/ロバート・ライシュ 2003
ザ・ワーク・オブ・ンェーションズ/ロバート・ライシュ 1991
Posted by ブクログ
生きる意味は何なのか。
かなり重たいテーマで、第一章は読んでて心にずしんときた。
他者の目線にあわせて生きることが求められていて、自分が何をしたいのかわからない。
だから、積極的に自分で生きる意味を見出していくことが必要。
そのために、どのような考え方が必要か。
こういう本を読んで、「自分から」生きる意味を考えられるようになるのが著者の願いなのだろう。
この本を指南書にしては、意味がないのだと思う。
前半の、現状の指摘・分析のところはすごく納得いったけど、後半はいまいちぴんとこなかった。難しい問題だから、簡単な答えがあるはずもない。