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生きる意味を創造する自由が奪われている現在の日本の根源的な問題を扱っている。標語や数字を追い求めるのではなく、ひとりひとりの独自の生きる意味を創造することが大切
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出版されて15年後に読んだわけですが、ここに込められているメッセージは色褪せないどころか、むしろその輝きを増している。恥知らずな不幸志向の弱肉強食の現代哲学が、さらに磨きをかけた、といえば良いか。
世界の中で愛する対象とつながること。
世界で愛とつながること。
それが大事であると。
何という力強いメッセージだろうか。
数字を追い求め続ける世界に背を向け、幸福と向き合おうと思いました。それが正しいことだと確信しました。
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文化人類学者が、多くの人々が「生きる意味」を見い出せない現代日本の現状を分析し、「生きる意味」を生み出す社会を創造するための提言を行っている。
著者は、「・・・現代日本人を象徴する言葉、それは「透明な存在」という言葉である。・・・現代日本人の空しさの核心は、自分がどこまでも交換可能であるという意識からくる、「かけがえのなさの喪失」だ・・・もし私たちが自分を透明化させず、人生に自分なりのこだわりがあったり、自分の色やにおいをもっている人間ならば、社会から少々受け入れられなくても、それでも生きていける。」と言う。
個々人がダイレクトにマーケットに対峙することを求められる「グローバリズム」と、経済成長から医療の現場にまで浸透する「数字信仰」が、「生きる意味」の喪失に拍車をかけているとも言う。
そして、「これからはモノの時代ではなく、心の時代だ。・・・自分自身の心に素直になって、自分がいま一番何を求めているのかに従って生きていこう、モノの多さ、地位の高さ、そして「他者の目」からの要求に惑わされず、自分の感じ方を尊重して生きていこうということこそが「心の時代」なのだ。・・・人生の満足度の高い人、それは「一点豪華主義」で生きている人である。・・・「釣りバカ」のハマちゃんは強い。」と語る。
壮大なテーマを、抽象的な表現に留まらずに分かりやすく説いており、人生への向き合い方、日々の過ごし方を今一度考えさせてくれる、有意義な一冊と思う。
(2005年1月了)
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源氏物語の知識がなくても問題なく読めます。今まで名前しか知らなかった登場人物のキャラクターが見えてよかったです。そして本来とはかなり違った角度から描かれているため、改めて源氏物語を読むと、まっさらな状態で読む人とは違った感想になるんだろうなあ。
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「世界にひとつだけの花」
という歌が流行った頃、
「生きる意味」は、オンリーワンであることだと思いました。
本書も、生きる意味について書かれています。
講演、音楽、読書、どの切り口からでも、自分の生きる意味を、自分自身で掴むことが大切だと思います。
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■■評価■■
★★★★☆
■■概要・感想■■
○愛する意味の著者と同じ方の書籍。出版年は2005年だが、扱われている問題はむしろ今のほうが深刻になっており共通である。
●「自分の幸せのみを喜ぶものの幸せは有限である。しかし他人の幸せを我がことのように喜べるものの幸せは無限である」。
○愛は与えると減るものではなく、増えていくものであるという著者の別の本にあるような考え方が大切なんだと思う。
○相対化されたあるべき姿を目指すのは、経済的に生きていくためには必要。だけれど、個人の、絶対的な価値観でのワクワクを感じることだったり、理想に向かってのギャップを埋めていく作業こそが、生きる意味につながると感じた。
○行間、具体例、想いを受け取って実施していくことが大事なのかと思った。
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本書に出てくる、この本が書かれた当時の「若者」というのは自分の世代のことで、合目的性、効率性の考えが染み付いていることは感じる。
誰かに提示されるものではない、オリジナリティのある生きる意味の創出に、NPOに可能性を見出している点は、最近読んだ斎藤幸平さんの「人新世の資本論」でのワーカーズコープの話と通じるものを感じた。
内的成長のために「ワクワク」と「苦悩」への感性を研ぎ澄ませることというのは参考になった。
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ダライ・ラマとの対談をしているのをきっかけにこの本を読む。
著者の主張の出発点は、いまの世の中の閉塞感の本質は「生きる意味が見えない」という生きる意味不況であると定義。
仮に経済成長を復活して果たしたとしてもこの閉塞感はかわらないだろうと。
なぜ生きる意味不況になってしまったのか?
それは高度経済成長を通じて「他者の欲しがるものを手にいれる」という人生観が主流になったからだと指摘。
その引き換えに物質的豊かさを手にいれることができたのでまだ代償として成立していた。16
しかしながら、経済的豊かさを手に入れた今、他者の欲しがるものを同じように欲しがって手に入れてもこれ以上、幸せになれないことをみなが知っている。
ゆえに閉塞感に襲われる。ではどうすればいいのか?
他者の欲しがるものを欲しがる自分ではなく、自分の欲しがるものを欲しがる価値観への転換を指摘。25
他者の欲求を自分の欲求とする生き方だとその人は交換可能な存在になる。がもしその人のやりたいことに従う価値観にかわると、その人はかけがえのない存在になる。
生きる意味は全員共通で「経済的に豊かになること」一色になってきていてそれがついに世界レベルに。グローバリズム。
グローバリズムについての批判も。
1991年にロバートライシュはワークオブネーションズを書き、知識社会&グローバリズムでニューエコノミーがうまれると提唱した。そしてそのあとインターネットが登場し実際に世界はそうなりつつあるよにおもう。
それでも生きづらさが増えてないか?
らいしゅは数年後に勝者の代償を書くことになる。
グローバリズムによって国際水平分業が進み、土地がもつ「かけがえのなさ」は消失。
グローバリズムや構造改革は、人は常に鍛錬を怠らずにグローバルに競争しそして勝ち抜く。常に市場からどう評価されてるかを意識しながら鍛錬を怠らない。それを何十年も継続しよう。自己努力が足りないと、あなたは負け組になる。負け組は自己責任。
ということだけど、俺たちはほんとにそんなことをのぞんでるのか?という素朴な問いかけ。93
なかには超人のような強い個人もいるだろうけど大多数は負け組になる。そんな社会を望んでいるのか?
それでもまだ成長を望む。
日本はすでにGDPは500兆円ありドイツ、フランス、イギリスの合計に匹敵するかそれ以上のGDPになってるのにまだ成長しようとする。これは成長という病気ではないかと。それよりもどう分配するか?を議論してもいいのではないか?と主張。
なのでここから大転換し、「生きる意味の創造者」になることを提唱。
典型例として釣りバカ日誌のハマちゃん。一点豪華主義。
経済の満足度とは別に、人生の満足度を考え直す時期ではないかと。ハマちゃんは自分の生きる意味をいきているので交換可能な人ではないが、スーさんは社長ではあるが交換可能な人というのがおもしろい。
一人一人が内的成長をすることを実現する社会をつくろうという筆者の主張。
一方で、経済成長という価値観を捨てることへの怖さを人はもっているとおもう。
それをどう克服するか?
別の書籍で筆者は仏教の可能性に言及しているが、内的成長を促す宗教と、経済成長を促す現代社会の高度な融合が必要とされてるのではとおもう。
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生きる意味を失ったのは、自分が欲しいものが自分で選んで手に入らなくなったから。バブル中の旺盛な消費欲だって、自分の価値でなく他人が買いたいものを所有することで悦に浸っていた。その価値基準が崩れたから、みんな迷いはじめたという指摘に納得。
収入だとか成績だとか他者から見て計りやすい数字で人生の勝ち負けを見定めるために、自分で自分の人生を輝かせられる意義を失っていく現代人。その癒しのためにはワークショップなどが必要と説く。
ご自身の活動の援護としての本という気がしないでもないが、読むと気は楽になるかも。しかし、現実はこうしたヒーリング自体が経済構造に組み込まれている現実がある。
経済成長よりもこころの内的成長を尊ぶ姿勢や教育が必要という趣旨には賛同。
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『池上彰の教養のススメ』の流れで読んだ。
生きる意味が見いだせないでいるのは何故か。そこには世間の目を気にするという日本的な恥の文化、新自由主義的グローバリズムによる構造改革の中で数値と画一的な価値観が押し付けられ、異質が排除されてしまいがちな状況がある。
家庭、学校、会社、社会のいずれも画一的な理想像に沿ったイイ子を求め、受け入れる一方で、それに対する違和感や反発、そして生きる意味が見いだせない状況。
生きる意味を見出すためには、自分自身のワクワク感と苦悩(現実とワクワクとのギャップ)に向き合うこと、そうした一人ひとりの価値観を認め合い高めあうようなコミュニケーション。
貧富の格差、所得の配分の問題と貧しさによる不幸が関連付けられて語られているところには違和感を覚えたが、全体の主張には納得するし、自分の徳を高める努力をしたいと思った。
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解説に…
生きる意味
経済的不況よりもはるかに深刻な「生きる意味の不況」の中で、「本当に欲しい物」がわからない「空しさ」に苦しむ私たち。時には命をも奪うほどのこの苦しみはどこから来るのか?苦悩をむしろバネとして未来へ向かうために、いま出来ることは何か?生きることへの素直な欲求を肯定し合える社会づくりへ、熱い提言の書!
と、あります。
日本人特有の習慣・思考パターンによって引き起こされる今の世の中の問題点が、明確に提示されており、なるほどと、納得できる内容でした。
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しばらく前のネット記事で、この本が数年前の大学入試の現代国語問題で一番多く採り上げられたというのを読んで興味を持ち、読んでみることにしました。
題名からの第一感は「説教くさくて鼻につきそう」というネガティブなもので、実際そういう要素がないわけでもないのですが、全体としては現代の日本社会の閉塞感の問題点を、社会心理学的に解き明かし、解決策を提言するというスタイルで、なかなか説得力があっておもしろかったです。文章は論理的で読みやすく、なるほどテーマから言っても入試問題向きというのがうなずけました。
経済政策をはじめとする政策提言についての見解に関しては、同意できない点も多かったのですが、社会に「新しいコミュニティ」が必要だという点には深く賛成。
子供達にも読ませたい本だと思いました。
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新書としては内容にボリュームがあるのに加え、著者の言葉の概念を共有するのに時間がかかり案外と読みにくかった。前半を読んで、読むのをやめてしまおうかと思ったが、中盤から興味を持って読めた。
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人の目を気にするのではなく、自分の価値観・評価軸を持って行きろ、というメッセージ。人の目を気にすると恥の文化、そうでなく、自立して自尊心を持ってプロ的に生きて行けば、法で定められたことを破らない限り罰せられない罪の文化ということ。何を求めて生きるかはとても大切なテーマ。俺には出来ているのだろうか。
しかし、マクドナルドからグローバル資本主義のくだりはその通りと思ってしまった。
これからは、哲学とかリベラルアーツとか、そういう領域のことを身につけないといけないと実感。知識ではなく、理念とか想いが大切なんだなあ。
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宗教学と文化人類学を専門とする著者が、「生きる意味」を失った現代世相を分析し、日本人が「生きる意味」を取り戻すために必要なことについて考察した本。どんなことも数値化して客観評価を行うことや、一人ひとりの個性や感情を無視してひたすら効率化に走ることが、均質化した「取り替え可能」な人間を生み出していることを指摘し、これこそが「生きる意味」を失うことの本質であると主張している。そして、この状況を打破するために、一人ひとりが自分にとっての「ワクワクすること」を見つけ、ときには「苦悩」しながら「内的成長」を遂げることで、自分自身の人生を取り戻すことを読者に促している。
本書で提案されている内容は、現代日本の「閉塞感」を打破する、という目的においては一定の説得力が認められる。しかし、「生きる意味」という大きなテーマに対峙するための議論としては、あまり機能しているような気がしない。
私は、長い間戦争から遠ざかり、食糧が潤沢に提供され、医療も飛躍的に発展し、ほとんどの若者にとって「生きる」ことが当たり前になっている現代日本において、「生きる」ことに対する主体的な情熱が失われつつある、ということが、本書のテーマの正確な表現だと考えている。そして、本書のタイトルとして掲げられている「生きる意味」は、そもそも初めから存在していない、というのが私の立場。こう書いてしまうと、身も蓋もなくなるのは分かっているけど…。
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「何故生きているのかが分からない。そういった若者がむしろ標準になりつつあるのだ」と筆者は言う。
なぜ生きる意味が見えないのか。数値化と効率化による表面的成長の重視により見放された「内面成長」、構造改革の弊害、失われた「中間社会」などからその原因を指摘してゆく。
他人が何を欲しているのかばかりを考える教育では、自分の欲求や感性を見失い、生きる意味を探求する力の弱体化が進行すると言う。
『かけがえのない人間』(講談社現代新書)にも筆者の一貫した考えが見て取れる。
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P128~
多様性を肯定する時代へ
「数字信仰」からの解放が求められている。数字は私たちが使いこなすものだ。私たちが数字に使われるようになっては、私たちの「生命の輝き」は死んでしまう。
いまこそその数字への執着を手放すこと。そして真の豊かさ「生きる意味」の豊かさへとシフトすること。そのプロセスこそが、21世紀初頭の私たちの文明的課題なのである。
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もう20年近く前の本。新自由主義とか「構造改革」とかが台頭しつつある頃にあって、警鐘を鳴らしているような内容。それから20年近くがたち、まあ、まさに著者が危惧しているようなことが現実として落ち着いてしまっているように思う。
この本で書かれているべき論がそのとおりになれば、それはそれでよいのだろうけど、ちょっとアオいようにも感じてしまう。何を求めてこの本を読み始めたのかいまやおぼろだけど、この本を読んだところでやはり生きる意味はわからない。ただ、生きるって何があろうとひとまずは生きて(しまって)いるから生きているのだと思う。この本に生きる意味が書いてあるんじゃなくて、結局は自分なりの生きる意味を探すってことなんだろう。
でもそれって、あてのない自分探しと同じようなものだと思うので、心の片隅で生きる意味を問いながら、まずは日々を重ねていくということなのかと。
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大学時代にゼミで課題図書となっていた本。
社会人3年目も終わりに近づき、自分のやりたいことに立ち返る、もしくは再構築すべく、改めて読もうと思い立つ。
バブル期、終身雇用社会など、皆が目指す豊かさの理想像を追っていれば幸せだった時代から、
個人自立型社会となり、個人の幸せを追う(追わないといけない)時代になった。
与えられることに慣れている人間が、自らレールを作っていくって難しいなという原体験がある自分にとっても刺さる内容が多い。
特に第5章の内容がおすすめ。
誰の人生なのか。何を大切にしたいのか(人生における濃淡をつけること)。
生きる意味は、自分が置かれた状況によって進化していくものなので、節目節目での定義づけが必要だなと。
そのために、ワクワクすることと苦悩することに日々目を向け、それを発信することで自身の生きる意味を構築し、そこに共感いただけるコミュニティを大切にしていきたい。
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私達が直面しているのは「生きる意味の不況」
一人ひとりが生きる意味を構築していく、「生きる意味」のオーダーメイドの時代の到来
社会の中に信頼出来るもの、私を絶対に見捨てることがないもの をどれだけ持つことができるか、そのことが内的成長を深く支える基板となる
内的成長を援助する学びの場が必要
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生きる意味は、他人からもたらされるものではない。それば自分がっ探さなくてはならない。探すポイントは、ワクワクと苦悩
ワクワクする人にはひとが集ってきてコミュニケーションが生まれる。
苦悩は、他人に聞いてもらうことで他社とのコミュ二ケーションが生まれる。
・・・今にも自殺しそうなほど追い込まれてる人には、無理な内容だと思った。
■本
宗教クライシス/上田紀行 1995
菊と刀/ル-ス/ベネディクト 1948
アダルトチルドレンと共依存/緒方明 1996
アダルト・チルドレン完全理解 1996
レクサスとオリーブの木/トーマス・フリードマン 2000
ウィナー・テイク・オール/ロバート・フランク&フィリップ・クック/1998
長期不況論/松原隆一郎 2003
優しい経済学/高橋伸彰 2003
経済成長の終焉/佐伯啓思 2003
がんばらない/蒲田實 2000
終末期医療Ⅱ/大井玄 1993
勝者の代償/ロバート・ライシュ 2003
ザ・ワーク・オブ・ンェーションズ/ロバート・ライシュ 1991
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刊行から少し時間が経ってしまっているゆえに、いろいろなことを考えさせられた。
筆者が指摘する職場、学校のみならず、経済、そして戦争の中でも個人の「かけがえのなさ」が蹂躙される状況は、むしろ現在の方が強まっているのだけれど・・・
ここで筆者が新しい動きとして期待しているNPOなどの活動、もっと言えばそこに参画することで新しい絆を獲得するという議論は、その後震災を経てずいぶん流布したと思う。
ただ・・・社会は本当に変わったのか。
最近、むしろ逆行する動きの方が目立つような気がしてならない。
なんだか絶望感を感じてしまう。
ところで、著者は「癒しブーム」の仕掛け人の一人だということ。本書で初めて知った。
どちらかというと癒しブームに嫌悪を感じてきた方なので、あまり本書の内容にも乗れないのかも。
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「生きる意味」を過去と現在の社会における変化の点から比較し、現代社会における「生きる意味」を模索する試み。
高度経済成長期=バブルの時代は、株や土地など皆が欲しがるのを手に入れればよかった。
しかし、バブルが崩壊し、人々は生きる意味を喪失してしまい、
これからは、皆が欲しがるものを手に入れるのではなく、生きる意味のオーダーメイドの時代がくるという。
それは、世界の何と愛で繋がるか(どの価値観に重きを置くか)が重要な要素となり、そのつながるものを見つけた人は、一点豪華主義になる。
つまり、他のことがダメでも、それとさえつながっていれば幸せだと感じる何かを見つけるということになる。
このスタイルがワガママではなく、「我がまま」に生きる姿だという。
前半のバブルの考察は面白いが、後半の説得力や例がイマイチ。
オレは今からは個人の時代になってくるから、自分という個人をブランド化していき、あなただから一緒に組んで仕事がしたいとか、あなたのメッセージによって心を動かされるとか、「あなたじゃないとダメ」という人たちを作ることが、自分の存在価値、必要性であり、それが「生きる意味」に繋がってくると思う。
これからの時代を生きるにあたって大事なのは、工場労働者のような代替可能な人間から、クリエイティブな代替不可能な人間になることだ。
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ブックカバーなしにこの本を読んでいたら
友人が半分真面目に心配してくれました(笑)
大丈夫、特に深刻に悩んでるわけじゃないですよ。
久々に更新したFBでお薦め本を募ったところ、
ある先輩がこれを挙げてくださったので手にしてみました。
タイトルほど重くはありませんよ。
終始問題提起の内容です。
現代社会が経済的に豊かになった代償として
生きる意味は失われているのではないかということ。
生きる意味がなくなるとは、
自分らしさの喪失であると述べています。
明確な結論は出していません。
みなが自問自答し、自分自身でそれを見出していくべきで
そのために広く世界を見て、意味づけをしていきましょう、と。
目新しいものはありませんが、改めて警鐘を鳴らしてもらって、
日々目的を持ち、自らをモチベートしていくことが大事だと
再確認できました。
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生きる意味は何なのか。
かなり重たいテーマで、第一章は読んでて心にずしんときた。
他者の目線にあわせて生きることが求められていて、自分が何をしたいのかわからない。
だから、積極的に自分で生きる意味を見出していくことが必要。
そのために、どのような考え方が必要か。
こういう本を読んで、「自分から」生きる意味を考えられるようになるのが著者の願いなのだろう。
この本を指南書にしては、意味がないのだと思う。
前半の、現状の指摘・分析のところはすごく納得いったけど、後半はいまいちぴんとこなかった。難しい問題だから、簡単な答えがあるはずもない。
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「生きる意味」……産まれてから死ぬまでの時間をどう過ごすか。そりゃ自分の心にだけしたがって生きればいい。まあ、簡単ではないけれど。
2017/09/11
なぜ登録したのか覚えてない。まあ、悩んでたんだろうな。
他者の欲求を生きるむなしさについて。
誰にでも通用する意味を求めると、その意味は誰の意味にもならなくなってしまう。
つまるところ、人生の意味など無い。
ルース・ベネディクトの菊と刀を読みたくなった。
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[ 内容 ]
経済的不況よりもはるかに深刻な「生きる意味の不況」の中で、「本当に欲しいもの」がわからない「空しさ」に苦しむ私たち。
時には命をも奪うほどのこの苦しみはどこから来るのか?
苦悩をむしろバネとして未来へ向かうために、いま出来ることは何か?
生きることへの素直な欲求を肯定し合える社会づくりへ、熱い提言の書。
[ 目次 ]
1 「苦悩」の正体(「生きる意味」の病;「かけがえのなさ」の喪失)
2 数値化と効率化の果てに(グローバリズムと私たちの「喪失」;「数字信仰」から「人生の質」へ)
3 「生きる意味」を創る社会へ(「苦悩」がきりひらく「内的成長」;「内的成長」社会へ;かけがえのない「私」たち)
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